当時15才の観月ありさが難役に挑んだ、映画デビュー作「超少女REIKO」
2024.1.29(月)
幼少期から子役モデルとして活躍し、現在も女優として活躍している観月ありさ。1991年には「伝説の少女」で歌手デビューも飾り、日本レコード大賞新人賞を獲得した観月は、デビュー曲のタイトルでもある"伝説の少女"という言葉がその美しさと透明感にマッチし、歌手、女優として瞬く間に脚光を浴びた。後に主演作「ナースのお仕事」が大ヒットし、人気シリーズとなったのは多くの人が知るところだろう。
(C)1991 東宝
当時まだ15才の少女だった観月の存在が広く知られることになったのが、1991年に公開された映画デビュー作「超少女REIKO」。本作は、当時の最先端技術だった「SFX」を駆使して撮影された学園サイキックホラー。監督を務めたのは「平成"VS"ゴジラシリーズ」などでも知られる大河原孝夫で、観月は霊媒師の祖母(菅井きん)の血を継いで特殊な能力を生まれ持つ高校生・九藤玲子を演じている。
■怪奇現象に毅然と立ち向かう少女を演じる観月の凛とした美しさ
(C)1991 東宝
誰もいない音楽室からピアノの音が聴こえてきたり、図書室で突然、風が吹いてノートが散乱したりと、怪奇現象がたびたび起こる中、生徒会長の緒方(大沢健)と副会長の内藤(島崎和歌子)が発起人となり、その正体を突き止めるために「ESP研究会」を立ち上げるところから物語はスタートする。教諭の山川(佐藤浩市)はこの件に対して全くの無関心だが、おさまらない事態の救世主となるのが、演劇部に所属する高校1年生の玲子(観月)だった。祖母の能力を受け継ぐ玲子は、部員たちが怖がる中、「これは心霊現象です。心霊体は闇を好みます」と冷静に話し、誰もいないはずの場所からドアが叩かれ、ガラスが割れる中、強い光に向かって目を閉じて両手を伸ばし、精神を集中させる。その姿は15才とは思えないほど神秘的で美しく、当時の観月がまとっていたミステリアスな雰囲気が映像に刻まれている。
■超能力少女同士のバトルも迫力満点!観月の熱演に注目
玲子の呼びかけで、制服を着た見知らぬ少女が目の前に現れ、やがて心霊現象を信じていなかった山川教諭も加わって、少女を成仏させるための降霊会が行われる。部員ら7人でテーブルを囲み、蝋燭の灯りの中、手を繋ぎ、信じられない景色にトリップする中、恐怖で顔が引き攣るみんなの心を静め、引っ張っていくのが玲子の役割。
(C)1991 東宝
観月は本作で映画デビュー作にして難役にチャレンジしているが、その演技には後の女優としての躍進をすでに予感させるものがある。
見知らぬ制服を着た少女が霊となって玲子たちの学校に現れた謎が徐々に明らかになり、後半では玲子以外にもう1人、超能力を持つ少女が出現。「SFX」を駆使した大迫力の戦いが繰り広げられている。霊に乗っ取られるシーンや、額から血を流しながらも敵に立ち向かっていくシーンは、本作での観月の見せどころ。役に入り込む集中力の高さに驚かされる。学校にある備品を活かした派手なホラー演出も見ものの本作を、観月ありさの熱演と共に楽しんでほしい。
文=山本弘子
放送情報【スカパー!】
超少女REIKO
放送日時:2024年2月16日(金)8:30~、2024年2月25日(日)19:45~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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