鈴木亮平の圧倒的な肉体とビジュアル!現在の活躍につながる異色のヒーロー映画「HK/変態仮面」
2024.1.28(日)
連続テレビ小説「花子とアン」(2014年)ではヒロインの夫役、大河ドラマ「西郷どん」(2018年)では主人公・西郷隆盛を演じるなど、屈指の演技派として活躍する鈴木亮平。演技力はもちろん、ストイックな肉体改造でも知られ、ドラマ「天皇の料理番」(2015年)での減量、映画「俺物語!!」での屈強な肉体への変化は大きな話題を呼んだ。また昨年は、映画「エゴイスト」(2023年)、劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2023年)と主演作が立て続けに公開。ジャンルの異なる作品、キャラクターを演じ、多数の映画賞で高く評価された。
そんな恵まれた肉体と才気溢れる頭脳を駆使して作品に臨む鈴木が、自ら代表作の一つと公言する異色作が「HK/変態仮面」(2013年)だ。本作は、「週刊少年ジャンプ」連載当時から異彩を放っていた、あんど慶周による伝説のギャグ漫画「究極!!変態仮面」の実写映画。コメディの奇才・福田雄一を監督に、「勇者ヨシヒコ」シリーズや「アオイホノオ」(2014年)のスタッフ陣が参加し、原作の大ファンである小栗旬も脚本協力を手掛けた。ムロツヨシや佐藤二朗ら福田組の常連キャストも集結し、奇跡の実写化が実現している。
(C)あんど慶周/集英社・2013「HENTAI KAMEN」製作委員会
殉職した刑事を父に持つ高校生・色丞狂介は、正義感こそ人一倍だが実力が伴わず、不良に立ち向かっては返り討ちに遭っていた。ある日、彼が想いを寄せる同級生の愛子が銀行強盗の人質にされる。彼女を救い出そうと拾った覆面で変装する狂介だったが、それは覆面ではなくパンティーだった。しかし、その瞬間に経験したことのないエクスタシーを感じ、ドMの父とSMの女王の母から受け継いだ変態の血が覚醒。彼は人間の潜在能力を極限まで引き出した超人・変態仮面に変身する。
(C)あんど慶周/集英社・2013「HENTAI KAMEN」製作委員会
主人公の狂介にキャスティングされた鈴木は1年以上を掛けて役作りし、変態仮面役を激演。学生服姿では正義感だけは人一倍強い内気な青年だが、ひとたび女性用下着を身につければスーパーヒーローへと変身する。個性的なウォーキングに際どいポージングと、変態じゃないと自身を否定しながらも完全に変態になりきった。
スレスレとギリギリを攻める秘技の数々にも気づけば魅了されてしまう。女性用下着の覆面に白ブリーフ、網タイツと運動靴という衣装の下に、ギリシャ彫刻のように美しく鍛え上げられた筋骨隆々の肉体をのぞかせる。次々と襲いかかる刺客や偽者と熱い戦いを繰り広げていくが、その姿は変態なのにカッコいい。こだわり抜いたビジュアルで、原作以上にインパクトのある変態仮面を体現した。
(C)あんど慶周/集英社・2016「HK2」製作委員会
(C)あんど慶周/集英社・2016「HK2」製作委員会
コメディと思わせて熱いヒーロー映画でもあった本作は、国内のみならず台湾・香港などのアジア各国でもヒットを記録し、カナダやNYの映画祭でも好評を博した。高評価を受けて、続編となる「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス」(2016年)も製作。鈴木は全身全霊でバカバカしさに向き合う振り切った演技で、最高の変態仮面を作り上げた。
代表作と呼ぶにふさわしい熱量とプライドが、本作には込められている。当時から変わらぬ役者魂が、鈴木の現在の活躍にも繋がっているに違いない。
文=中川菜都美
放送情報【スカパー!】
HK/変態仮面
放送日時:2024年2月18日(日)14:05~
HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス
放送日時:2024年2月18日(日)15:55~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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