小泉孝太郎の厳しい表情から執念が伝わる、社会派ミステリードラマ「冤罪犯」
2024.1.10(水)
2022年にデビュー20周年を迎えた俳優・小泉孝太郎。俳優業をメインに、情報番組のMCを務めるなどバラエティでも多彩な活躍を見せる。2023年は「連続ドラマW フィクサー」や「精神分析医 氷室想介の事件簿2」、日曜劇場「下剋上球児」と話題作への起用が続き、ドラマ界に欠かせない存在となっている。そして、小泉と言えば刑事役の印象が強い。2003年の大ヒット映画「踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ!」で映画デビューを果たして以来、同シリーズをはじめ多数演じてきた。
(製作)テレビ東京・共同テレビ
1月14日(日)に映画・チャンネルNECOで放送される2時間ドラマ「冤罪犯」(2021年)もその1つ。本作は、江戸川乱歩賞受賞作家・翔田寛が手掛ける、千葉県警船橋署が舞台の警察小説「船橋署刑事課・香山亮介」シリーズ1作目を実写化した本格社会派ミステリー。千葉県船橋市のとある休耕地で、ブルーシートが掛けられた女子高生の遺体が発見される。現場に向かった船橋署の香山亮介は、過去に起きた田宮事件の状況と酷似していることに気づく。7年前、女子高生が暴行後に殺害される事件が同じ地域で立て続けに発生。犯人が田宮龍司だったことから"田宮事件"と呼ばれたが、無実を訴えたのち獄中で自殺していた。実は冤罪で真犯人が犯行に及んだかもしれないと疑念を抱いた香山は、事件の洗い直しを図る。
(製作)テレビ東京・共同テレビ
小泉が演じるのは、千葉県警船橋署の刑事課主任刑事・香山。2016年から放送している人気シリーズ「警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜」での、エリートキャリアながら空気を読めない刑事・小早川冬彦とは全く異なるキャラクター。
香山は、様々なことを犠牲にしながらも誇りを持って仕事に打ち込んできた所轄の刑事だ。小泉らしい柔和な佇まいながら、コミカルさは一切ない。鋭い目つきや眉間に寄せた深い皺がこれまでの経験を物語る。同僚にもあまり心を開かず、少し斜に構えた面もあるが、自身の正義に巻き込むかもしれない部下を思いやる優しさも持ち合わせている。事件の洗い直しをしていく中で、だんだんと捜査に真剣になっていく香山の心の機微も繊細に演じた。所轄の人間とバカにされても、心の底にしまっていた静かな執念を燃やして事件に向き合う。シリアスな雰囲気を纏う、また新しいタイプの刑事を好演した。
過去の事件は誤認逮捕の冤罪だったのか、それとも模倣犯による新たな犯行か。香山の刑事としての執念が、過去に隠された思いもよらぬ真相を暴く。本作の好評を受け、同シリーズの2作目「黙秘犯」も2022年8月に実写化されている。船橋署刑事課の香山亮介も小泉の代表作の一つとなりそうだ。
文=中川菜都美
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