島崎遥香が演じるちょっと天然な先生がかわいい!新津ちせ主演のドラマ「凪の島」
2024.1.7(日)
瀬戸内の小さな島を舞台に少年、少女のひと夏の成長と冒険を描いた映画が新津ちせ主演の「凪の島」だ。ハートウォーミングであり、切なくもある物語の脚本、監督を手がけたのは「夜のピクニック」や山口県を舞台にした「恋」「くだまつの三姉妹」などを発表してきた長澤雅彦。
(C)2022『凪の島』製作委員会
NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演し、話題となった新津が演じているのは両親が離婚し、母(加藤ローサ)の故郷である山口県の瀬戸内で暮らすことになった小学校4年生の凪。祖母(木野花)は島で唯一の診療所の先生で、母は診療所から船で病院に通う看護士。子供たちのみならず、キャストの大人たちも温かくてなんともいい味わいを出している作品だ。そして主人公の凪が通う小学校(全学年が同じクラス)の先生を演じているのが、島崎遥香。凪を始め、子供も大人も心に傷を負っている中、島崎演じる瑞樹先生は唯一、陰りのない存在といっていいかもしれない。
太陽の光がキラキラと海に反射する美しい自然や、吹き抜ける風が感じられる映像とともに描かれるヒューマンドラマで島崎が演じたちょっと天然な先生にフォーカスを当ててみたい。
■子供たちの前でダンスの見本を迫られ、慌てる島崎の踊りに注目
(C)2022『凪の島』製作委員会
いつもつるんでいるクラスの男子2人から「凪男」と呼ばれている凪は、海が大好きなやんちゃな少女。笑っているのを見たことがない用務員の山村(嶋田久作)に"わらじい"というあだ名をつけて、なんとか笑わせようと企んでいる。明るく元気な反面、アルコール依存症が原因で離婚した父親(徳井義実)との記憶がトラウマとなって、時折、過呼吸になってしまう凪や、祖父と2人で暮らす母親にずっと会えないでいることに心を痛めている雷太(佐藤蒼希)など悩みを心にしまい、学校では無邪気な子供たちを優しく見守り、時に翻弄されているのが瑞樹先生だ。授業中にダンスのビデオを見せて踊ってみるように提案するものの「ビデオじゃわかりにくいけん、先生やって見せて」と言われ、躊躇いながら不器用に踊って見せるところは島崎が演じているからこそ、なおさら笑えるシーン。映画の公開直前イベントでは新津が「ダンスも歌も上手なのに、ぎこちない感じを出せていてすごいなと思いました」と島崎の演技にコメントした。
■凪たちの夏休みの冒険と島の自然の中で育まれた先生の恋
海にいる時だけは解放されるシャイな漁師・浩平(結木滉星)が、瑞樹先生に想いを寄せていることを知った雷太は夏休みに2人がデートができるように画策。浩平は船の上で先生に釣りを教えることになる。学校ではメガネをかけている先生の白いワンピース姿に浩平はドキドキ。一方、雷太は凪に母親を探しに行く旅に付き合ってほしいと凪に相談を持ちかける。浩平には貸しを作っておいたから大丈夫と胸を張る雷太に凪もまた家族のことで悩んでいるからこそ、先生と浩平に嘘をついて夏休みの冒険に付き合うことを決意する。怪しまれているのを察知して、「先生、そのワンピかわいい」とおだてる策士の子供たちに危うく騙されそうになる島崎のテレた顔もキュートだ。時に大人よりも大人な優しさを見せる子供たち、医者の祖母がわらじいに語る深い人生観などホロッとさせる人間ドラマを豊かな自然が見守ってくれているよう。そんな引きの視点があるからこそ、じわっとくる作品に仕上がっている。
文=山本弘子
放送情報
凪の島
放送日時:1月17日(水)06:00~
放送チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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