沢尻エリカが過激な女たちの世界でのし上がっていく主人公を演じたドラマ「ファースト・クラス」
2024.1.1(月)
2024年2月に上演されるテネシー・ウィリアムズの舞台「欲望という名の電車」で、芸能活動を再開させることが広く報じられている女優・沢尻エリカ。舞台のチケットは一般発売と同時に秒速でソールドアウト。およそ4年のブランクがありながらも、その注目度の高さはいまだ衰えていないようだ。
©フジテレビ/FCC
観る者の涙を誘うような清純派の役柄から、背筋を凍らせるような稀代の悪女まで、天使と悪魔のような二面性を兼ね備え、演じ分けできるのが俳優・沢尻エリカ。そんな彼女の魅力がいかんなく発揮されたドラマが、2014年にフジテレビ系で2シーズンにわたって放送された「ファースト・クラス」である。"命がけで仕事をすることの尊さ"をテーマに描かれた本作は、クランクアップの際に沢尻が涙ながらに「この作品が大好き」と語るほどに、思い入れの強い作品となった。
©フジテレビ/FCC
今回cs放送される第1シーズンで彼女が演じるのは、ファッション業界で働くことを夢見ながら、下町の衣料材料店で日々地味にボタンや生地を売っていた吉成ちなみ。ひょんなことからあこがれのファッション雑誌「ファースト・クラス」の編集部にインターンとして働くことになった彼女は、見たことのないキラキラした世界に胸を踊らせ、新たな扉を開いたが、そこに待ち受けていたのは、女性同士が互いを捕食し合う"マウンティング"地獄だった...。
©フジテレビ/FCC
"出てくるのは全員悪女"と言いたくなるほどに強烈なキャラクターたち。彼女たちはツッコミどころ満載の心の声で毒舌を吐きまくり、主人公を陥れるために、あ然としてしまうような数々の妨害工作を繰り広げる。ただし、この女性同士が格付けしあい、のし上がろうとする強烈な"マウンティング"バトルは本作の大きな見どころのひとつではあるが、そんなドロドロとしたイメージとは裏腹に、ドラマとしては非常に爽快感あふれる印象が残る。それはきっと本作が、幾多の壁にぶち当たりながらも、信念を曲げずに自分の夢を追い求めるサクセスストーリーであることも大きいだろう。
主人公のちなみにとっては、いい仕事を成し遂げることが大きな目標であり、目先の小さなことのために相手の足を引っ張り合うことなどまるで興味がない。彼女が体現する"昨日の敵は今日の友"という哲学も非常に心地よい。最初は純朴で業界に染まりきれなかったちなみも、その根っこの純粋さは失わずに、次第にしたたかさを手に入れながら、仲間たちと一緒にファッション雑誌業界、そしてファッション業界をのし上がっていく。そうした芯の強さと、ひたむきさを持つちなみを沢尻が好演している。
文=壬生智裕
-

「俺たちバッドバーバーズ」も期待大!超特急・草川拓弥の"寄り添う芝居"も心地いい、男性同士の"晩活"に癒される深夜ドラマ「晩餐ブルース」
提供元:HOMINIS10/8(水) -

鈴木愛理「推しとの恋愛は恐縮しちゃいます(笑)」、社長秘書役で社長になった「推し」とのラブコメに挑む『推しが上司になりまして フルスロットル』
提供元:HOMINIS10/8(水) -

佐野勇斗、桜田ひよりのアドバイスで役作りが固まる「10年役者をやってきて、初めて見せる僕の姿」と語る、ドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」
提供元:HOMINIS10/8(水) -

高橋海人、"やりたいこと"を仕事にする幸せ噛み締める「すべてを120%の炎でやってる感覚」――映画『おーい、応為』
提供元:HOMINIS10/7(火) -

「猟罪図鑑」シリーズのタン・ジェンツー(檀健次)、"2024年を代表するブレイク女優"ジョウ・イーラン(周依然)の一筋縄ではいかないラブ時代劇「四方館」
提供元:HOMINIS10/7(火)

