「長歌行」のウー・レイが演じる真っ直ぐな「年下彼氏」が好印象！10歳差カップルの「恋の変遷」も清々しい共感度満点のストーリー

2024.1.1(月)

今年12月に24歳を迎えた中国の若手トップスター、ウー・レイ。子役出身の彼は既に芸歴20年以上というキャリアの持ち主で、主演を務めた「蒼穹の剣」(2018年)をはじめ、ディリラバと共演した「長歌行」(2021年)や、チャオ・ルースーと共演した「銀河のような愛(星漢燦爛)」(2022年)など、多くのドラマをヒットへと導いてきた。

どちらかというと時代劇のイメージが強いが、人気女優チョウ・ユートンと共演した「愛なんて、ただそれだけのこと」(2023年)では、爽やかな現代ラブロマンスに挑戦。10歳上のキャリアウーマンに向ける一途な"年下男子"ぶりが大きな話題を集めた。

1月25日(金)よりＷＯＷＯＷプライムで放送される「愛なんて、ただそれだけのこと」は、スランプに陥ったスポーツ選手と人生に疲弊したキャリアウーマンの再起と恋模様を描くヒューマンラブストーリー。

24歳のウー・レイと、主演ドラマ「愛すべき私たちへ～beautiful days～」(2021年)で高い評価を獲得し、ファンの間ではシャオ・ジャンと親交が深いことでも知られる29歳のチョウ・ユートンがキュートな10歳差カップルを演じている。

大手スポーツメーカーの"易速スポーツ"で働く32歳の梁友安(チョウ・ユートン)は、副社長の特別補佐を務めるキャリアウーマン。選手発掘のため訪れたバトミントンチームで22歳の控え選手・宋三川(ウー・レイ)の才能に気づく。だが、メンタルの不調に悩む三川は、控えに回り結果を出せず、その挙句にライバル選手の策略で引退に追い込まれてしまう。

その後、ひょんなことからテニス部のマネージャーに就任した友安は、チーム立て直しのため、三川のテニス転向を思いつく。彼女の勧めでテニス選手として再起を図る三川は、やがて実力を開花。マネージャーと選手――立場は違えども同じ目標に向かって奮闘する中で、2人はいつしか互いに特別な感情を抱いていく。

すっかり逞しい青年に成長したウー・レイが、22歳のアスリート・三川を好演している。バドミントンからテニスへの転向という大勝負に出た三川は、チームの立て直しに懸ける友安の思いを受け止め、めきめきと実力を伸ばしていく。チームメイトに見下されても腐らず受け入れ、テニス選手として認められようと人一倍努力する姿は、清々しくて格好良い。

その真っ直ぐさは、やがて友安にも向けられる。テニス転向の懸かった大事な勝負に勝利し、その"ご褒美"として2人がデートするシーンでは、試合でのライバルを睨むような強い目つきとはガラリと変わり、2人でアイスを頬張ったりゲームセンターではしゃいだり、屈託ない笑顔で可愛い"年下ワンコ系"ぶりを発揮。友安に思いを伝えるシーンでも、堂々と真剣な思いをぶつけ、歳の差に戸惑う友安の心を大いにグラつかせる。

カップルになってからの"デレ具合"も年下男子ならでは。三川が膝のケガで入院するシーンでは、「ゆっくり休んで。先生の言うことを聞いてね」とあれこれ心配する友安の言葉をうんうんと大きく頷きながら聞き、去り際に友安からふいにキスされると、今度は目を丸くして戸惑うリアクションも。ちょっぴりオーバーな言動がいちいち可愛らしく、友安が部屋を出て行った直後に満面の笑顔を浮かべ、喜びをかみしめる姿もチャーミングだ。

"スポ根"モノという側面も持ち合わせたドラマだけに、試合のシーンにも力が入っている。痛めた膝をかばいながら大事な試合に臨むシーンでは、一進一退で競り合うリアルな試合運びが臨場感に溢れており引き込まれること必至。しっかりトレーニングして作り上げた逞しい二の腕も、子役時代のイメージを覆す新しいウー・レイ像に一役も二役も買っている。

時に衝突し合いながらも特別な関係を築いていく10歳差の"歳の差カップル"の姿は、爽快感のある成長ストーリーとも相まって清々しい充実感に溢れている。トップスターに成長したウー・レイのロマンス演技に触れるきっかけとなりそうだ。

文＝酒寄美智子

• チェウォン(LE SSERAFIM)＆チェ・イェナの「姉妹のような仲」に反響！最後には涙も見せた韓国芸能女子6人の仲睦まじい共同生活
• パク・ジェチャン(DKZ)とパク・ソハムのカップリングが最高！韓国BL「セマエラ」こと「セマンティックエラー」が熱狂を呼ぶ背景とは？
• ジェジュンと観客が一緒に作り上げる「Love Covers」ライブの一体感！一度経験したらクセになる「守ってあげる」の大合唱や撮影タイムも...