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井上真央、佐藤健、松山ケンイチが共演し、三者三様の演技を見せたドラマ「100万回 言えばよかった」

2023.12.18(月)

井上真央、佐藤健、松山ケンイチが出演する連続ドラマ「100万回 言えばよかった」。運命の相手を突然失い、その死を受け入れられない主人公を井上、彼女への愛を伝えてこなかった"思い残し"から現世をさまよう幽霊となった男を佐藤、そんな2人により寄っていく刑事を松山が演じる。脚本を手掛けるのは、「大切なことはすべて君が教えてくれた」「きのう何食べた?」「連続テレビ小説 おかえりモネ」などを担当した安達奈緒子で、心に刺さるセリフからコミカルなシーンまで幅広く描ける彼女の手腕をいかんなく発揮した、切なくて温かいファンタジーラブストーリーだ。

直木(佐藤健)に協力する刑事・魚住(松山ケンイチ)
直木(佐藤健)に協力する刑事・魚住(松山ケンイチ)

(C)TBSスパークル/TBS

2023年1月13日、その日は悠依(井上)の誕生日だった。プロポーズされるかも?と期待に胸を膨らませながら恋人・直木(佐藤)を待っていたが、一向に彼は帰ってこない。一方、直木が目を覚ますとプンプン怒りながら悠依が部屋の掃除をしていた。声をかけても無視され、部屋を出ていった彼女を追いかけていくと、悠依だけでなく、ほかの人にも自分の存在が見えていないようだった。

(C)TBSスパークル/TBS

それから数日後、いまだ直木との連絡が取れない悠依は警察署に捜索願を出すことに。その際、通りがかりに直木の写真を見ていた刑事・魚住(松山)は、殺人事件の捜査中に偶然、直木を見かけて声をかける。ようやく自分を認識できる人がいたことに喜ぶ直木。なぜ自分がこんな状態になってしまったのか、記憶がないことを話し、魚住へ協力を願い出る。まずは悠依に事情を説明したい直木だったが、魚住がいくら「直木さんは幽霊になってここにいます」と言ったところで彼女が信じるはずもなく、逆に怒らせてしまう。前途多難な3人...悠依は彼の死を受け止められるのか、直木は彼女に思いを伝えられるのか、そもそもなぜ直木は死んでしまったのか...魚住が捜査している殺人事件も絡みながら、物語はジェットコースターのように驚がくの事実へとつながっていく。

(C)TBSスパークル/TBS

見えないが確実にいると感じる恋人の存在。それは彼が幽霊となってしまったことを意味し、簡単にはその死を受け入れられない...大きく揺れる感情を大粒の涙と共に表現する井上真央。悲しみに暮れる彼女を見つめることしかできないもどかしさを、目で、全身で体現する佐藤健。そして、彼の言葉を代弁しながら何とか2人の力になろうと奮闘する刑事を熱演する松山ケンイチ。実力派俳優3人の共演が涙無くしては見られないラブストーリーの基盤となり、悲しい現実が突きつけられる物語と時折出てくるコミカルなシーンとのギャップを生む。直木の死の真相というサスペンス要素も相まって、引き込まれること間違いなしの珠玉のドラマ。愛する人に「愛している」と言葉にすることの大切さを、井上真央、佐藤健、松山ケンイチが三者三様の演技で感じさせてくれる作品だ。

文=石塚ともか

放送情報【スカパー!】

100万回 言えばよかった
放送日時:1月7日(日)9:00~
放送チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合があります