王将戦でタイトル戦の連勝記録更新がかかる藤井聡太。そんなタイトル戦の連勝・連戦の記録を紹介
2023.12.15(金)

史上初の八冠を制覇した藤井聡太竜王・名人。タイトルの獲得期数は早くも19期に到達。これは米長邦雄永世棋聖に並ぶ歴代6位タイの記録だ。もちろん21歳と若く、すべてのタイトルを保持している藤井はこれからも順調に記録を伸ばしていくことだろう。
藤井はデビューから29連勝し、それまでの記録だった28連勝を塗り替えて大きな話題となった。タイトル戦に関しても初登場から19回の番勝負をすべて勝っている。これまでのタイトル戦の連勝記録は19であり、こちらも年明けのタイトル戦で記録更新が掛かってくる。
これまでの記録は1963年から1966年に掛けて、大山康晴十五世名人が記録している。当時のタイトルは5つ(ただし棋聖戦が年2回開催)で、大山はすべてのタイトルを保持していた。直前の王将戦七番勝負で二上達也九段が4勝2敗で奪取し、五冠を崩されるものの、残りのタイトルをすべて防衛し、さらに王将戦をリターンマッチで奪取。3年にわたってすべてのタイトル戦を勝ち続けたが、1966年度前期の棋聖戦で再び二上に敗れる。この間の第22期名人戦から第25期名人戦までのタイトル戦19連勝が記録だ。なお、大山と二上のタイトル戦での成績は二上から見て2勝18敗だが、この2勝は無敵時代の大山から取った価値のあるものと分かるだろう。なお、この間のフルセットは6回あり、ギリギリの勝負も多かったようだ。ちなみに連勝が途切れた大山だが、次の期に挑戦してまたも五冠に復帰している。

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藤井は2020年の棋聖戦五番勝負を皮切りに、挑戦と防衛戦をすべて制しての19連勝中。これまでのフルセットは豊島将之叡王(当時)に挑戦した五番勝負のみであり、今のところ死角はない。次のタイトル戦は年明けの王将戦七番勝負で、菅井竜也八段を挑戦者に迎える。加えて、棋王戦五番勝負の防衛戦連続登場記録に関しても先述した時期の大山だ。タイトルを奪われても再び挑戦を繰り返しており、1957年から1967年に掛けて50回のタイトル戦番勝負にすべて登場している。ちなみに記録を止めたのは若手時代の中原誠十六世名人である。
歴代2位の記録は七冠を制覇する前後の羽生善治九段で1994年から1997年に掛けて23回のタイトル戦に連続登場している。
藤井の連続登場記録は2022年秋の竜王戦からで、現在9回。ただし、これから8つの防衛戦が確定しているため、17回まで記録が伸びることは決まっている。大山のタイトル戦50回連続登場は最も破るのが難しい記録の一つと言われていたが、藤井なら成し遂げてしまうのではないかと期待が掛かる。まだまだ先は長いが、こちらも注目していきたい記録だ。
文=渡部壮大
放送情報【スカパー!】
[開幕直前 前期一挙放送]第72期 ALSOK杯王将戦 七番勝負 第1局 藤井聡太王将 vs 羽生善治九段
放送日時:1月3日(水)18:20~
放送チャンネル:囲碁・将棋チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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