デビュー初期のNCT 127やTWICEのビジュアルが新鮮！韓国の国民的音楽ショー「開かれた音楽会」での初々しくもハイレベルなパフォーマンス

2023.12.7(木)

約8ヶ月ぶりのカムバックとなった5thアルバム「Fact Check」を10月にリリースし、韓国の主要アルバムチャートで大きな反響を集めたNCT 127。年明け1月からは2度目の日本ドームツアー「NCT 127 3RD TOUR 'NEO CITY : JAPAN-THE UNITY'」の開催を控えるなど、デビュー8年目を迎え、ますます勢いを加速させている。

名実ともにグローバルなスターに成長し、今では洗練された貫禄を漂わせるNCT 127。そんな彼らが2016年7月のデビュー直後に出演した音楽番組「開かれた音楽会」では、今となっては貴重な7人での初々しい姿を確認できる。

1993年に放送がスタートした「開かれた音楽会」は、今をときめくK-POPアイドルからベテラン歌手まで多様なジャンルの歌手が出演する格調高い長寿番組。若者から大人まで家族で楽しめるプログラムとして高い人気を誇っている。

「開かれた音楽会 セレクト」として過去の貴重なアーカイブの中からピックアップされた今回の放送回(韓国放送日：2016年8月28日)では、デビューアルバム「NCT #127」の収録曲「Once Again」とタイトル曲「Fire Truck」の2曲をパフォーマンス。

約7年以上前のステージとあって、今とは全く雰囲気の異なる7人のビジュアルが何とも新鮮だ。まさに今から世界に飛び出していこうとするアグレッシブな勢いを感じさせる一方で、SM ENTERTAINMENT期待のアーティストとしてのオーラや貫禄も既に漂わせているあたりはさすがだ。

爽やかで清涼感のあるナンバー「Once Again」は、曲調にマッチしたキレのあるダンスとアップで抜かれる際の柔らかい笑顔のギャップが印象的。両手の人差し指をくるくると回し、全員で"NCT"の"N"ポーズをカメラに向けてフィニッシュする姿は、フレッシュな魅力に溢れている。

一方、短いMCを挟んで披露された中毒性のあるビートが強烈な「Fire Truck」は、デビュー間もない新人とは思えないほどのカリスマ性と甘美なダンスが圧巻。リーダーのTAEYONG(テヨン)や日本出身メンバーのYUTA(ユウタ)らのクールなラップ、アクロバティックな振り付けにも目を奪われてしまうはずだ。

NCT 127がハイレベルなパフォーマンスを見せたこの放送回の終盤には、デビュー2年目のTWICEも登場。現在の洗練されたビジュアルとはまた違った、イノセントな愛らしさで観客を釘付けにしている。

国民的ヒット曲となった「CHEER UP」では、ポップなカラーで統一されたチア衣装でチャーミングなステージを展開。オーディエンスから飛び出す掛け声も臨場感抜群で、デビュー2年目にしてトップアイドルとなったTWICEの抜群の人気ぶりが窺える。

また「Like OOH-AHH」ではTWICEらしい軽やかなフォーメーションダンスが鮮烈で、今見返しても胸が高鳴ってしまうほど。愛嬌のある手振りで会場を湧かせるシーンなど、瑞々しい魅力を存分に振りまいている。

日本でも抜群の人気と知名度を誇り、今や説明不要のグローバルグループとなったNCT 127とTWICE。初々しさの漂うフレッシュなパフォーマンスはもちろん、2016年当時の時代性を反映したビジュアルにも注目しながら、デビュー初期ならではの煌めきを堪能したい。

文＝川倉由起子

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