萩原健一が純朴な少年を演じる!桃井かおりとの絡みも見どころのドラマ「前略おふくろ様」
2023.11.23(木)
倉本聰が脚本を手掛けた連続ドラマ「前略おふくろ様」は、「太陽にほえろ!」「傷だらけの天使」で絶大なる人気を誇っていた"ショーケン"こと萩原健一が山形弁を話す純朴な青年を演じ、当時、アウトローな役柄が多かったがそのイメージを一掃、役者としても飛躍した作品だ。また、萩原はナレーションも担当。タイトルにもなっているが、母親に宛てた手紙を読む形でナレーションが入り、主人公の心情や人柄もわかりやすくなっている。のちの倉本聰のヒット作「北の国から」(1981年)でも用いられたこのナレーションの形式のほか、主人公の鬱屈とした心理描写や周囲の人々との会話劇、細部にわたるまで倉本テイストがあふれている。
(C)NTV
そのほか、桃井かおりがド派手な出で立ちで登場したり、梅宮辰夫が渋い板前を演じるなど、共演者も豪華。坂口良子、小松政夫、川谷拓三ら今は亡き懐かしい面々も登場し、そんな個性豊かなキャラクターが色鮮やかに躍動する。
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舞台は1970年代の東京の下町・深川、木場に近い料亭「分田上」。山形県から上京してきた片島三郎(萩原)は、三番板前として一所懸命に働いていた。そんな三郎のもとにある日突然、はとこの岡野海(桃井)がやってくる。地元でもことあるごとに問題を起こし、家出したっきり行方不明となっていた海の過去を知る三郎は、厄介ごとに巻き込まれるのではないかと危惧するも、半ば押し切られる形で家に住まわせることに。一方、「分田上」には一人の刑事が板前・村井秀次(梅宮)を訪ねてきていた。事件を起こした逃亡中のヤクザの行方を追い、元ヤクザの秀次を探りに来たのだ。昔の仲間とは縁が切れていると言う秀次だったが、義理人情に厚い彼を女将たちは心配し、不穏な空気が流れるのだった。
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実直な青年が、下町の人々との関係を通して少しずつ成長していく姿を描いているが、劇中には麻雀に興じる面々やたばこを吸う場面など、今では見られないシーンが日常の風景として表現されている。その1つ1つのシーンで萩原を始め、俳優陣が繰り広る会話が自然で、活気ある昭和の空気を醸し出すと当時に、豊かな人間関係やゆとりある時の流れを感じさせてくれる作品だ。
文=石塚ともか
放送情報【スカパー!】
前略おふくろ様#16
放送日時:11月26日(日)00:30~
放送チャンネル:ホームドラマチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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