デビュー2年目の斉藤由貴から人気絶頂時代のチェッカーズまで!「歌のトップテン」に詰まった昭和のエンタメ要素
2023.11.17(金)

昭和のエンタメを語る上で外せないものの一つに歌番組が挙げられる。かつてはゴールデンタイムに多くの音楽番組が放送され、お茶の間を音楽で彩っていた。特に、ランキング上位の10曲をカウントダウン形式で紹介し、アーティストたちが生放送でパフォーマンスする構成の番組は人気を博し、各局において放送されていた。
そんな中、日本テレビ系の"トップテンシリーズ"の第3弾として放送された番組が「歌のトップテン」(1986年~1990年)だ。同番組は、「NTV紅白歌のベストテン」(1969年~1981年)、「ザ・トップテン」(1981年~1986年)に続き、「ザ・トップテン」をリニューアルする形でスタート。司会は当時日本テレビのアナウンサーだった徳光和夫と、女優の石野真子が1987年3月まで務めた。
「歌のトップテン」では、エンタメ要素が余すところなく詰め込まれており初回から見どころ満載。そんな記念すべき初回は、当時15歳の西村知美による「夢色のメッセージ」の歌唱で幕を開ける。まだ素人感がありながらも、圧倒的なかわいらしさを携えて一生懸命歌う姿は、時代を超えて視聴者を引き付ける映像となっている。
また、アイドル時代の斉藤由貴も登場。奇しくも同日から始まった連続テレビ小説「はね駒」(NHK総合ほか)で主演を務めていた斉藤は、静岡から中継を繋ぎ、「悲しみよこんにちは」を披露。デビュー2年目の初々しさに加え、現在の大女優の姿を感じさせる胆力の強さが、中継での徳光との掛け合いから垣間見える。

今はベテランとなった者たちの若かりし姿を改めて楽しめるのも醍醐味の一つだが、バブル時代の豪華なセットも見逃せない。中でも、河合その子は第6位の「青いスタスィオン」を、神奈川・桜木町駅前に造られた「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(1985年~1996年)で企画された「元気が出るフェア」の特設会場で歌唱。会場内を走る電車に乗りながら歌う一幕も。「歌のトップテン」のロゴを電球で造り、周囲の夜景と共に空撮した映像をふんだんに盛り込みながらの放送となった。
そのほか、伝説のバンドの貴重な姿も必見。「THE ALFEE」の「ALFEE」時代の3人の若々しいエネルギッシュなステージやダークトーンの髪色をした高見沢俊彦は、逆に新鮮さを感じられる。

さらに、人気絶頂のチェッカーズも出演。登場してから絶え間ない女性ファンの歓声に、司会の石野が「すごい声援...。一気に声が聞こえなくなっちゃって」と思わず漏らしてしまうほどで、昭和のファンの熱狂ぶりも昭和のエンタメを彩った要素の一つといえるだろう。
鍛え上げられた番組構成、ベテランの初々しい姿、バブル時代の華やかさ、昭和のファンの"熱さ"など、昭和を代表する歌番組から熱く勢いのあった"昭和のエンタメ"を感じてみてほしい。

文=原田健
放送情報【スカパー!】
歌のトップテン #1
放送日時:2023年12月8日(金)23:15~ ほか
チャンネル:歌謡ポップスチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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