「あたりのキッチン!」主演の桜田ひよりが難役を演じた、ドラマ「神様のえこひいき」
2023.11.15(水)
男女入れ替わりといえばラブコメの中でも定番ともいえる要素の1つだが、Huluオリジナル「神様のえこひいき」は、そんな定番に異色の要素を織り込みつつ本質的な問いを投げかけてくる一作だ。本作は小村あゆみによる同名コミックを実写化したもので、藤原大祐と桜田ひよりのW主演で"好き"という気持ちにピュアに向き合う高校生たちの恋模様を描く。
(C)小村あゆみ/集英社・HJホールディングス
男子高校生の弥白(藤原大祐)は、幼なじみで親友のケンタ(窪塚愛流)に告白するもののフラれ、さらには車でひかれて命を落としてしまう。しかし、暇を持て余していた神様(古川雄輝)の"えこひいき"により、弥白はケンタ好みの女子・神楽(桜田ひより)に生まれ変わることに。今度こそケンタと恋をすると息巻くものの女子としての生活に慣れず、さらにはケンタの元彼女である鈴(新井舞良)も現れ、奇妙な三角関係に発展していく。
神様の"えこひいき"によって中身が弥白となった神楽を演じるのは、桜田ひより。10月クールでは主演ドラマ「あたりのキッチン!」(東海テレビ・フジテレビ系)に加え、人気作「家政夫のミタゾノ」(テレビ朝日系)の第6シーズンでもレギュラーメンバーと2本掛け持ちで出演中だ。「あたりのキッチン」では地味で人と接するのが苦手な大学生役、「ミタゾノ」では20歳ながら人生経験豊富そうな新人家政婦役と、まったくキャラクターの異なる2役に扮する演技力には舌を巻く。
(C)小村あゆみ/集英社・HJホールディングス
子役時代から活躍し、すでに芸歴15年。そんな桜田の卓越した演技力は、「神様のえこひいき」でも存分に発揮されている。桜田の演じる神楽(中身は弥白)は、見た目は女子で中身は男子というある意味分かりやすい難役だが、そこに男子として男子を好きになるという一ひねりがある。さらにコミカルとシリアスが頻繁に切り替わるという展開で、その絶妙なバランスも求められる。
桜田はいまどきの女子高校生らしいキュートなビジュアルを活かしながら、大股で走ったり女子っぽい口調に戸惑ったりと"男子"な中身を象徴するベタな展開は難なくクリア。驚く場面では文字通り目をまんまるく見開くなど、漫画っぽいオーバーな演技もお手の物だ。
(C)小村あゆみ/集英社・HJホールディングス
その上で、想い人であるケンタと狭い密室で2人きりになるシーンでは弥白としてドキドキしたり、友人の鈴に化粧をしてもらう場面では男子としてデレデレしたりと、まるで彼女の姿に年頃の男子高校生である弥白の姿が重なって見えるような演技を見せている。
桜田だけでなく、W主演である藤原大祐にも注目したいところ。特に物語の重要なポイントとなるケンタへの告白シーンでは、まっすぐに気持ちを伝える弥白を透明感のある演技で表現。ほぼ5分にわたって2人の顔だけが交互に映し出されるシーンで、弥白の戸惑いからためらい、決意からまっすぐな気持ちへと花開いていく心の変遷を繊細な表情で演じきっている。
レギュラーメンバーとして出演する窪塚愛流や新井舞良も好演を見せており、フレッシュな面々の今後の活躍が気になるところ。よくある青春恋愛ものと思いきや新鮮な形で本質的な問いを考えさせてくれる、良い意味で裏切られる一本だ。
文=本永真里奈
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