俳優・田中圭が3年ぶりに出演した栗山民也の演出作の舞台を語る「一人の人間としての舞台にできればいいなと思って臨みました」
2023.2.26(日)
俳優・田中圭さんが演劇界の才人・栗山民也の演出作に3年ぶりに出演した、舞台「夏の砂の上」が3月26日(日)に衛星劇場で放送される。
「舞台『夏の砂の上』」撮影:細野晋司
「前回「CHIMERICA チャイメリカ」(2019年)以来の、"栗山さんともう一度やりたい"という思いが結構早く実現しました。栗山さんからこの台本(松田正隆による読売文賞の戯曲)だよと渡された時は、正直『地味な話?』と思いましたが、読んで稽古を重ねるごとに、本当に面白い台本だし、完成されている作品だなと印象が変わってきました。栗山さんは『俳優にお芝居をさせないのが理想』とおっしゃって、演出時にもいろいろな読み解きの可能性やヒントをくださるので、僕も俳優としての田中圭が極力ゼロになるくらいの、一人の人間としての舞台にできればいいなと思って臨みました」
職を失い妻(西田尚美)にも逃げられた男・治(田中)が、ある日姪の優子(山田杏奈)を預かり、同居することに。徐々にすべてを失っていく中年の治と、生を持て余す若き優子が対照的に描かれる。
「治と優子は、場が進むごとに距離が近づくものの、それは決して強固なものではないんです。でも一瞬、2人で互いを埋め合うような関係性が確かにある。杏奈ちゃんは初舞台なのに、本読みの段階から全部セリフを(頭に)入れてくるし、いざ幕が開いたら、いつ対峙しても彼女は優子で、そこに山田杏奈という存在が見えない。栗山さん演出の下、すてきな初舞台を経験されたなって思います」
セリフだけではなく、舞台となる長崎の土地柄や、誰もが避けようのない夏の暑さ、閉へい塞そく的な田舎の人間関係など、言外に存在する"装置"が絶妙に機能する。
「根っこの部分には、原爆の歴史や、風化させてはいけない人々の思いがあると思うのですが、物語上は、田舎町で生きる人々の日常を描いていて。だから何げないセリフが全部伏線になるような部分もあるし、一方で、言葉で語られるセリフだけが大事なわけではなくて。話す言葉の行間や裏に、本音が散りばめられている。だからテレビ放送で何度か見返していただけると、『あ、そういうことだったんだ』って気付けることもいっぱいあると思います。あとは、出演者全員がお客さまに『渇き』を感じてもらえる芝居を心がけていたので、ご覧になる時は飲み物を飲まずに見ていただけると、ありがたいです(笑)」
たなか・けい●1984年7月10日生まれ、東京都出身。ドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」(1922年)、ドラマ「リバーサルオーケストラ」(2023年)、映画「月の満ち欠け」(2022年)などに出演。
撮影=若木信吾 取材・文=magbug
-

天海祐希が体現する、強さと背中合わせの脆さ...余命わずかの母親役に挑戦した「ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏」
提供元:HOMINIS1/30(金) -

天海祐希×小栗旬が放つ圧倒的存在感!向き合うだけで絵になる名優2人の細やかな演技に注目「お家さん」
提供元:HOMINIS1/30(金) -

SEVENTEENのユニット活動が加速!CxM(S.COUPS×MINGYU)、DxS(DK×SEUNGKWAN)に先駆け、話題を呼んだ同い年の親友コンビ・HOSHI×WOOZIの絆
提供元:HOMINIS1/30(金) -

知英(KARA)、「パンチドランク・ウーマン」で共演中の篠原涼子に感激!「かっこいい方であるのと同時に、とっても可愛らしくて...」
提供元:HOMINIS1/30(金) -

広瀬すずが繊細に映し出す"心が溶けていく過程"が胸を打つ――當真あみの瑞々しい演技も光る「水は海に向かって流れる」
提供元:HOMINIS1/30(金)

