ヒョンビンとの再共演でも話題に!ダニエル・ヘニーの優しい愛情表現が支持を集めた「四季」シリーズ最終章
2023.10.30(月)
ハリウッドで幅広く活躍している韓国系アメリカ人俳優のダニエル・ヘニー。「クリミナル・マインド」シリーズや映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009年)といったビッグタイトルにも出演するヘニーだが、韓流ドラマ好きならその端正なルックスに見覚えのある人も多いことだろう。
彼の名前が広く知られるようになったのは、最高視聴率50.5%をマークした韓国の大ヒットドラマ「私の名前はキム・サムスン」(2005年)のヘンリー役がきっかけ。ヒョンビン演じるレストランオーナーの元恋人・ヒジンを見守る主治医で、その温厚でチャーミングな人柄に人気が急上昇。最近も、約17年ぶりにヒョンビンと再共演した映画『コンフィデンシャル:国際共助捜査』が注目を集めたばかりだ。
(C) KBS
「私の名前はキム・サムスン」で人気を爆発させたヘニーは、その翌年、ユン・ソクホ監督に見出され、韓流ブームの出発点ともいえる"四季"シリーズの最終作「春のワルツ」(2006年)に抜擢。四季シリーズで最も有名な「冬のソナタ」(2002年)が2003年の日本放送開始からちょうど20周年を迎える今年、今なお語り継がれる名作「春のワルツ」を振り返ってみたい。
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芸術の都、オーストリア・ウィーンで運命に導かれるように巡り合った男女の美しくも悲しい純愛を紡ぎ出すラブストーリー「春のワルツ」。メインとなる登場人物は、世界的ピアニストのジェハ(ソ・ドヨン)、ジェハの才能に惚れ込みマネージャーとして支える親友のフィリップ(ダニエル・ヘニー)、アクセサリー・デザイナーのウニョン(ハン・ヒョジュ)、幼なじみであるジェハに想いを寄せるイナ(イ・ソヨン)の4人だ。
優勝したデザインコンテストの賞品としてオーストリアを訪れたウニョンは、空港で偶然出会ったフィリップと親しくなり、その後ザルツブルクに向かう電車の中でジェハとも運命的な出会いを果たす。やがて舞台は韓国・ソウルに移り、それぞれが再会したことで運命の歯車が急速に動き出していく。
複雑な家族関係、病気、過去との決別など、韓流ドラマのヒットの定番をたっぷり含んだストーリーが展開される。
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ヘニーが演じたフィリップは明るく社交的な性格で、空港で偶然出会ったウニョンに亡き母の面影を感じ取り、心惹かれるようになる。その後、ウニョンが親友のジェハを愛していると知ってからも一途に彼女を思い、精神的な支えになっていく。「私の名前はキム・サムスン」のヘンリー役とも相通じる"いい人っぷり"と、ヒロインを献身的に見守るピュアな言動が、再び多くの女性視聴者を掴んだ。
(C) KBS
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ザルツブルクのコンサートでジェハ、フィリップ、ウニョンが顔を揃える第4話では、ジェハの冷たい言葉に傷ついてパーティーを飛び出し、足をケガしたウニョンをフィリップが介抱するシーンが登場。軽々とお姫様抱っこし、傷ついた心まで大切にくるむように接する彼のジェントルさが繊細に表現されており、序盤からフィリップの善良ぶりに魅了される。
主軸となるのはジェハとウニョンの恋模様なのだが、ビジュアルはもちろん、そのピュアで優しい内面でも支持を集めたフィリップ役は、ダニエル・ヘニーの誠実な役作りが導いたものといえるだろう。
(C) KBS
40代を迎え、円熟味を増した演技でますます作品の幅を広げるダニエル・ヘニー。その若き日の姿が見られる「春のワルツ」で、眩しい輝きを放つ当時の芝居を改めてじっくりと堪能したい。
文=川倉由起子
放送情報【スカパー!】
春のワルツ
放送日時:2023年11月25日(土)18:30~
※毎週(土)18:30~(3話連続放送)
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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