女優・趣里が主演を務める作品に対する思いを語る「成長していくところを見せられたらと思い演じました」
2023.10.26(木)

「ひとつの役を演じ通すためには、ちょっとは無理しないとできない。だから、撮影中は限界に挑戦しますが、同時にオンとオフの区別はしっかりつけなければ...。もっと自分を知って、自分の機嫌を取ることができるようになりたいです」

と話すのは、俳優歴12年の趣里さん。連続ドラマW‐30「東京貧困女子。‐貧困なんて他人事だと思ってた‐」(WOWOWプライム)で主演を務める。編集者である主人公・雁矢摩子(趣里)が貧困女性の現実を取材しながら、社会の矛盾や貧困問題の仕組みを浮き彫りにしていく。
「摩子は視聴者の皆さんと同じ視点からこの現実を知っていく立場。『貧困なんて他人事だと思ってた』というサブタイトルのとおり、最初はあくまで仕事として困窮している女性たちの話を聞くことになるわけです。そして、こういう現実があるんだということを初めて知ります」
11月17(金)放送の第1話で「女性の貧困」のWEB連載担当になった摩子は風俗ライターの﨑田祐二(三浦貴大)を紹介されるが、取材時の女性への態度にいら立ち衝突。国立大医学部に通うため風俗で働く広田優花(田辺桃子)のインタビュー記事を掲載するも、大炎上してしまう。

「摩子は﨑田さんと出会い、当事者と出会っていくことで変化します。そして、シングルマザーとして働く自分も、貧困の予備軍であることに気付きます。前半は、その過程で摩子が成長していくところを見せられたらと思い演じました」
﨑田は一見ぶっきらぼうで、言葉遣いや態度も乱暴だが、困窮者の思いを決して否定しない。逆に摩子の考えの甘いところには厳しい。そんな﨑田を演じる三浦とは何度も共演したことがある仲だ。
「三浦さんとは、いつも役柄の関係性があまり良くないんですけど、今回も引き続きぶつかっていますね(笑)。でも、ここまでしっかりと共演したのは初めて。実際には普段から仲良くさせてもらっているので、三浦さんのおかげで、現場でもすごく安心して楽しくいられました」
本編はシリアスだが、撮影の合間には、三浦とハマっている飲み物やグルメの話題で、和やかに談笑していたという。
「WOWOWドラマは骨太で、なかなか地上波では難しい題材もありますよね。この作品はまさにそうですし、WOWOWドラマの主演は役者にとって目標の1つだったので、タイミングが合って出られたのは、すごくうれしかったです」
劇中の摩子はボブスタイル、現在は少し髪を伸ばしてNHK連続テレビ小説「ブギウギ」でヒロインを務め、俳優として飛躍の時を迎えている。

「歌と踊りがあって体を使う役。忙しい状況も楽しめてはいるんですが、人間ですから、疲れたときは自分に正直でいることを忘れないようにしようと思います」
しゅり●1990年9月21日生まれ、東京都出身。2011年にデビュー。映画「生きてるだけで、愛。」(2018年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。10/27(金)に映画「愛にイナズマ」、11/25(土)に主演映画「ほかげ」が公開される。また、NHK連続テレビ小説
「ブギウギ」に出演中。
撮影=大川晋児 取材・文=小田慶子 スタイリスト=中井綾子(crêpe) ヘアメーク=カワムラノゾミ
放送情報【スカパー!】
東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-
放送日時:11月17日(金)23:00~
放送チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります
-
イ・ビョンホンの尽力も...2PMやTWICEに加え、PSY、RAIN(ピ)らレジェンド同士の交流も反響を呼んだJ.Y. Parkの計り知れない影響力
提供元:HOMINIS12/21(土) -
谷原章介が山間の村で謎の事件に巻き込まれる新聞記者を好演!矢田亜希子、上川隆也も共演の「松本清張サスペンス 影の地帯」
提供元:HOMINIS12/20(金) -
aespa(エスパ)の意外な一面が続出!KARINA(カリナ)が歴代級のヒット曲「Supernova」への複雑な心境も明かした貴重な音楽談義も...
提供元:HOMINIS12/20(金) -
阿部サダヲ、芦田愛菜から絶賛の声に「太字で書いておいてください」映画『はたらく細胞』インタビュー
提供元:HOMINIS12/20(金) -
BIGBANG時代の孤独も...電撃カムバックの裏にある葛藤を明かしたG-DRAGON、12年ぶりのトークショー出演に至った背景とは?
提供元:HOMINIS12/20(金)