パク・ソジュンやパク・ヒョンシクとのケミが話題に！「国民の妹」と称されたパク・ボヨンが今も愛され続けるワケ

2023.10.22(日)

Netflixシリーズ「今日もあなたに太陽を ～精神科ナースのダイアリー～」や、パク・ソジュンと夫婦を演じる映画「コンクリート・ユートピア」など、新たな話題作が続々と発表されているパク・ボヨン。

大地震により廃墟と化したソウルのマンションが舞台となった「コンクリート・ユートピア」は、国際映画祭でも話題を呼び、本国・韓国では一足早く8月に公開。記録的な観客動員数を叩き出しているエンタテインメント大作とあって、2024年1月5日(金)より封切られる日本公開にも大きな期待が寄せられている。

かつては"国民の妹"と呼ばれたボヨンは、33歳となった今もチャーミングな魅力を放っているが、その人気と知名度を飛躍的に高めた代表作が、共演したパク・ヒョンシクとの"ケミ"が絶大な支持を集めた大ヒットドラマ「力の強い女 ト・ボンスン」(2017年)。

約6年ぶりに復活し、韓国で10月より放送を開始した"力の強い女"シリーズ最新作「力の強い女カン・ナムスン」が早くも高視聴率を叩き出しており、同作にヒョンシクと共に特別出演したことでも話題となったばかり。6年が経った今も、いかに韓国で愛され続けている作品かが窺えるだろう。

「力の強い女 ト・ボンスン」は、先祖代々続く、とんでもない怪力の持ち主である主人公・ボンスン(パク・ボヨン)が、全くタイプの異なる2人の男性と繰り広げるラブコメディ。

ボヨンの身長は、韓国女優の中ではやや小柄な158cmということもあり、小動物のようなキュートなビジュアルと"怪力"とのギャップにまず心を掴まれる。周囲が唖然とするほど強いパワーを発揮するボンスンの特殊なキャラクターを、時にクールに、時にチャーミングに演じるボヨンに第1話から引き込まれる。

自らの怪力を隠して生きてきたボンスンの夢は、RPGを作って自分のキャラクターで思う存分戦うこと。幼なじみの刑事・グクドゥ(ジス)に密かに想いを寄せながらも、夢に向かって就活に励む日々を送っていた。

だがある日、ゲーム会社のCEOで大企業オソングループの御曹司・ミンヒョク(パク・ヒョンシク)が、ボンスンの怪力ぶりを目撃。何者かに脅迫されているミンヒョクからボディーガードを依頼されたことから、彼らの関係性が思いもよらぬ方向へと発展していく。

ドラマが初放送された2017年当時、ヒョンシクは「花郎＜ファラン＞」(2016年)、ジスは「麗＜レイ＞～花萌ゆる8人の皇子たち～」(2016年)と、同時期に出演したロマンス時代劇で人気が爆発。抜群のビジュアルとスタイルでも高い注目を集める中、小柄なボンスンを挟んで対立するその2ショットには見惚れてしまう。

異なる魅力を持つ男性2人に囲まれ、感情が揺さぶられるヒロイン像も、優れた演技力を持つボヨンだからこその説得力にあふれ、彼らの三角関係は"キュン"が加速していく。

どこか親しみやすい雰囲気を放ち、甘えたり、怒ったりとメリハリたっぷりに魅せるボヨンの演技は、コメディエンヌとしての素質もたっぷり。さらに、180cm超えのヒョンシク、ジスとの身長差も韓国での放送時は話題に。上目遣いや、彼らの腕にすっぽりと包み込まれるボヨンの姿には、胸がときめいてしまうはずだ。

童顔のキュートな笑顔がいくつになっても魅力的で、子役時代から培った芝居の実力も高く評価されているボヨン。特別な華を持つマルチな女優として、今後もますます重宝されていくに違いない。

文＝川倉由起子

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