Sexy Zone・佐藤勝利とKing & Prince・髙橋海人が共演し、俳優としての姿を見せた映画「ブラック校則」
2023.2.22(水)

髪色は黒でツーブロック禁止、スカートの丈は膝より下、コートNG...理不尽に生徒を縛り付ける校則の数々が社会問題となり、マスコミを賑わせている昨今。そんな校則に立ち向かう高校生たちの闘いを描いた映画「ブラック校則」が、3月14日(火)に日本映画専門チャンネルで放送される。Sexy Zoneの佐藤勝利が主役を務め、映画初出演となるKing & Princeの髙橋海人が主人公の親友役を演じる。

冴えない高校生の創楽(佐藤勝利)は、生徒を縛り付ける理不尽な"ブラック校則"がある学校で地味な毎日を送っていた。そんなある日、彼は美しい栗色の髪を持つ希央(モトーラ世理奈)に心を奪われる。しかし彼女は生まれつき茶色の髪を黒に染めるよう教師から強要され続けており、それに反発して不登校を重ね、退学寸前の状態に陥っていた。希央の退学をなんとか食い止めたい創楽は親友の中弥(髙橋海人)と共に、彼女や他の生徒たちのためにブラック校則を打破しようと立ち上がる。
本作は社会問題に挑んだ意欲作であると同時に、佐藤勝利という俳優の新たな可能性を知らしめた作品であるとも言えよう。佐藤はドラマ「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」(2018年、TBS系)で心を閉ざした容疑者役を好演し、視聴者から高い評価を得た。その直後、ドラマ「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」(2018年、日本テレビ系)では物語の中核を担う新入社員役を担当。そして、2019年公開の本作では満を持して、初の映画単独主演を務めることになった。
本作で佐藤が演じるのは、理不尽な校則に対する怒りを抱えつつ何もできずにいる高校生・創楽。彼は内向的で自信がなく、規則や教師に逆らえない性格ながら、現状を変えなければという願いを胸の奥でたぎらせている。そんな少年が抱えるもどかしさが、常に何かをかみ殺しているかのような佐藤のまなざしや表情、動きのひとつひとつにまで巧みに表現されている。何度も抑えつけ目をそむけ続けた創楽の思いが爆発するクライマックスの瞬間、観客は俳優・佐藤勝利の成長を目の当たりにすることになるだろう。

創楽の親友・中弥を演じた髙橋海人も、佐藤に負けず劣らず俳優としての可能性を見せている。中弥は基本的に明るく気さくな一方で、空気が読めず能天気なキャラクター。いきなり教壇に立ってクラスメイトたちの前で演説を始めるなど、突飛な行動を取ることもある。しかし空気が読めない中弥になぜか好感を持ててしまうのは、髙橋の絶妙に力の抜けた演技のおかげだろう。髙橋はドラマ「ボーイフレンド降臨!」(2022年、テレビ朝日系)で初のドラマ単独主演を演じており、俳優としての歩みも注目される。
直接的に教師に楯突くのではなく、それでも閉ざされた不条理を変えようともがく生徒たちの闘いを巧みに描きだし、現実の学校に疑問を突きつける本作。理不尽なルールに不満を抱える全ての学生、そしてそんな青春時代を過ごした全ての大人たちに捧げたい秀作だ。
文=本永真里奈
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