明日海りおが宝塚譲りのアクションを披露した音楽劇「精霊の守り人」
2023.9.28(木)
華やかで凛々しいビジュアルと温かな歌声、そして確かな演技力で観客を魅了してきた元宝塚歌劇団花組トップスター・明日海りお。2019年の退団後も舞台をはじめ、ドラマや映画、映画の吹き替えやコンサートなど、幅広いジャンルで輝きを放ち続けている。そんな彼女が、2023年7~8月にかけて出演したのが、日生劇場開場60周年記念 音楽劇「精霊の守り人」だ。
(C)曳野若菜
これまで、ラジオドラマを皮切りに、TVアニメやドラマなど、さまざまな形で親しまれてきたファンタジー小説の初舞台化となる本作は、人の世と精霊の世が交錯する世界で、短槍使いの用心棒として生きるバルサと、恵みの雨をもたらす精霊の卵を宿した皇子・チャグムの出会いからはじまる。チャグムの母・二ノ妃から、息子を守ってほしいと依頼されたバルサは、その後、大呪術師のトロガイと、その弟子でバルサの幼なじみ・タンダから、卵が無事に孵らないと、国が大干ばつに襲われるという真実を知らされる。彼らの助けを借りながら、バルサは自らの身の危険を顧みず、卵を狙う魔物や、息子を亡き者にしようとする帝が放った刺客から、チャグムを守り、戦うことになる。
(C)曳野若菜
どこか親しみやすい、アジアンテイストな異世界を舞台に展開する音楽劇で、明日海は凛々しくもたくましい用心棒・バルサを好演。ポニーテールに結った髪と赤を基調とした衣装、そして短槍を持った堂々した出で立ちで、バルサの人としての強さを表現している。また、明日海が歌い上げるバルサの自己紹介曲では、その温かく伸びやかな歌声によって、バルサの持つ優しさや胆力に圧倒的な説得力と厚みが与えられていく。
(C)曳野若菜
偶然、川に落とされた皇子・チャグムを救ったことで、多くの人々の命を左右するできごとに巻き込まれていくバルサは、どんな過酷な運命でも真正面から受け入れ、「チャグムを守る」という使命を全うするために、命がけで短槍をふるう。二ノ妃を前にしても堂々とした態度を崩さない一方で、夜は疲れ切ったチャグムにひざを貸し、母性をみせるといった、人間的魅力がたっぷりなバルサに確かな存在感を与える明日海が、ひときわ輝きを放つのが、チャグムを追う刺客との戦闘シーンだ。鍛え上げられた肉体が支えるしなやかな動きで短槍をさばき、3人の刺客と戦う明日海。まるで踊っているかのように華麗でキレのあるアクションは、宝塚歌劇団時代にさまざまな作品で殺陣を経験し、凛々しい武器さばきを披露してきた彼女ならではと言えるだろう。
美しさとたくましさ、そして何よりも優しさを持った強い女性として描かれ、多くのファンの心をつかんできたバルサ。これまでもアニメやテレビドラマでさまざまな声優や俳優が作り上げてきたものとはまた違う、明日海ならではのバルサが魅せる輝きを、その目で確かめてほしい。
文=中村実香
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