女社長役・天海祐希が主婦役・吉永小百合と共に人生を生き切る姿に胸打たれる!映画「最高の人生の見つけ方」
2023.9.4(月)
2007年に公開され、世界中で大ヒットを記録した映画「最高の人生の見つけ方」。ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマンという名優2人を主役に据え、全米のみならず世界を泣かせたこの映画は、タイトルもそのままに2019年に日本でリメイクされた。
リメイク版と原作との最大の違いは、2人の主人公が女性であること。1人は家庭に人生を捧げてきた主婦で、吉永小百合演じる北原幸枝。もう1人は仕事に人生を捧げてきた女社長、天海祐希演じる剛田マ子。ガンの告知を受けた2人がひょんなことから出会い、自分たちに残された時間で、12歳の女の子が書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行していくことに。
(C)2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
泣かせる物語ももちろんだが、キュートで柔らかな空気を漂わせる吉永と、男勝りで芯の強い空気を発する天海、両者の対象的な演技も本作の見どころとなっている。
マ子が最初に登場するのは、自身が経営するゴウダホテルが新たに建てたホテルのオープニングセレモニー。壇上に立ち、堂々とスピーチする姿はさすがで、しかも美しい。また、仕事をしながら煙草を吸うシーンでは多忙な様子が伺えるし、幸枝と相部屋になった時には、見舞いに来た夫の輝男(賀来賢人)との仲睦まじい姿も見せる。頭脳明晰で豪快で、肩で風を切って前進し続ける美人社長。容姿も雰囲気も、天海以外に考えられないというくらいにマ子役がピッタリとハマっている。
(C)2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
幸枝と2人で「死ぬまでにやりたいことリスト」の実行を始めてからは、マ子はその財力と行動力で幸枝を牽引する。カリフォルニアでスカイダイビングに挑戦したり、エジプトでスフィンクスを見たり。日本に戻って「ももいろクローバーZ」のライブを観に行った時には、幸枝と一緒にステージに引っ張り出され、戸惑いながらも全身でライブを堪能する。その時々で見せる弾けるような笑顔や、幸枝との絶妙なコンビネーションは、爽快と言うほかない。
(C)2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
しかし、楽しいばかりではない。2人は喧嘩もするし、涙も見せる。例えばマ子は、幸枝の手引きによって父が暮らす老人ホームを訪れるが、かつて自分をつらい目に遭わせた父と会うことを拒絶する。その時の幸枝に対する怒りようは、まさに怒髪天を衝くようだ。
その後、ふとしたことがきっかけでマ子は父に歩み寄るのだが、その時の涙もまた、観る者の心を揺さぶる。
圧巻なのはラスト手前、マ子と輝男とのやり取りの後のシーン。夫が去った部屋で、輝男への思い、決着を付けたことへの安堵、こんな形で終わることへの悲しみ、さまざまな思いが押し寄せているような、非常に印象的な表情をマ子は見せる。
肩で風を切る女社長のマ子ではなく、自分の人生を生き切ったマ子の姿がそこにある。そう言っても過言ではない名シーンだ。
(C)2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
共に過ごす時間の中で、マ子と幸枝は互いを思いやりながら、やりたいことをやり、笑い、怒り、そして泣く。2人が自分の人生を精一杯生きる姿に、きっと多くの人が胸を打たれることだろう。
本作には吉永、天海の2人の大女優の他に、天海の秘書役で、随所で笑いを取りながらも泣かせてくれるムロツヨシ、幸枝の娘・美春役に満島ひかり、ライブのシーンにはももいろクローバーZも出演し、物語を盛り上げる。マ子と幸枝が見つけた「最高の人生」とは何か、天海祐希の演技にも注目しながらじっくり味わいながら見てほしい。
文=堀慎二郎
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