2nd EP「Get Up」のカムバックにも熱視線！NewJeansのパフォーマンスを支えるHANNI(ハニ)の歌声が心に響く理由

2023.7.13(木)

日本でも大きな話題となった「OMG」のリリースから約半年、7月21日(金)にカムバックする2nd EP「Get Up」の動向が熱い注目を集めているNewJeans(ニュージーンズ)。

先だっては、昨年のグラミー賞で5冠に輝いたジョン・バティステの「Be Who You Are」に、J.I.D、カミーロら名だたる世界的アーティストと共に参加を果たし、新譜でも人気キャラクターのパワーパフガールズとのコラボが実現。日本でも、「SUMMER SONIC 2023」(8月19日(土)開催の東京公演のみ)への初出演が間近に控えるなど、彼女たちを取り巻く話題は尽きない。

間もなくデビュー1周年を迎える彼女たちへの注目は高まる一方だが、中でも愛くるしいビジュアルと透明感あふれる歌声で存在感を放っているのが、ベトナム出身(オーストラリア育ち)のHANNNI(ハニ)。2023年1月25日に韓国で放送された「ライブショー リムジンサービス」にソロで出演した際にも、「OMG」を含むバリエーション豊かな楽曲で美声を響かせた。

「リムジンサービス」とは、KBSバラエティ番組のデジタル専門スタジオ「スタジオK」で配信されたコンテンツ。シンガーソングライターのイ・ムジンがMCを務め、ゲストとして出演するアイドルたちが、自分の楽曲やカバー、ムジンとのセッションなど生歌を披露するトークライブ番組だ。

番組が始まると、いきなり「OMG」の一節をピアノアレンジに乗せて歌唱。透き通るような、それでいて、いつもよりしっとりとした歌声の美しさに、ムジンもうっとりとした表情を浮かべる。

トークでは、これまでに番組内でNewJeansの「Cookie」(ソヌ・ジョンア)、「Hype boy」(OH MY GIRLのユア)、「Hurt」(ASTROのサナ)という3曲がカバーされたことについてムジンが切り出すと、「見ました！とても光栄です」と、嬉しそうに顔をほころばせるHANNI。

その中でも、一番記憶に残っているカバーとして、「ソヌ・ジョンア先輩の『Cookie』がすごく不思議でした。手で出したクリック音をずっとリプレイしていて...」と、ループステーションを使用した遊び心あふれるジョンアのパフォーマンスに心奪われたことを明かした。

さらにS.E.S.の「Just A Feeling」では絞り出すような歌声を披露。心に響くエモーショナルなパフォーマンスに、「2002年の曲なんだけど、今どきのハイティーン音楽みたい」とムジンもベタ褒め。さらに韓国のR＆Bシンガーソングライター、Coldeの「WA-R-R」といった男性の曲も見事にカバーし、「R＆Bシンガー独特のディテールをちゃんと掴んでる。だから"チル"な雰囲気になるんじゃないかな」というムジンの分析に、真剣に聞き入っている姿も印象的だった。

そして極め付けに、IUの「Through the Night」をギター弾き語りで初公開。「ギターはあまり上手くなくて...。ピアノを習っていたけど、どうしてもギターが習いたくて1人で練習しました」と語り、一生懸命で素朴なギターの音色と、まさに透き通るような繊細な歌声が見事にマッチした感動的なパフォーマンスを披露。実は弾き語りできるのは、この「Through the Night」だけだそうで「母がこの曲が本当に好きで、母のために習って歌いました」とその理由を明かした。

ベトナム語と英語と韓国語が話せるトリリンガルとして知られるHANNIだが、この日は1人での番組出演に緊張した様子で、言葉を言い間違え、「今日はほんとうに韓国語がうまく話せないなあ」と恥ずかしがる様子も。それでも歌う度に徐々に緊張がほぐれていき、最後にムジンと一緒に歌ったJason Mrazの「Lucky」では、笑顔を浮かべながらデュエットを楽しんでいた。

普段のステージとは一味異なる歌声から、レコーディングの際にボーカルガイドを使用しないというNewJeans楽曲の制作秘話も飛び出した「リムジンサービス」。貴重なパフォーマンスやトークに触れることで、アーティストをより身近に、そして深く理解することができるはずだ。

文＝HOMINIS編集部

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