ミュージカル界のプリンス・山崎育三郎が超個性的な主人公を演じたドラマ「あいの結婚相談所」
2023.7.7(金)
2017年に放送された「あいの結婚相談所」は、「成婚率100%」を謳い文句にした結婚相談所を舞台に、所長の藍野真伍(山崎育三郎)が鋭い観察眼と奇想天外なアイディアで悩める男女を結婚へと導く、婚活ミステリーだ。突如始まる歌やダンスの演出も随所に見られ、ミュージカル界のプリンスとして長年活躍してきた山崎育三郎の武器をいかんなく発揮した作品である。
©テレビ朝日・MMJ
まず特筆すべきは、山崎のキャラクターそのままともいえるエレガントさ。セリフの発声から身振り手振り、指の先まで美しく、さらっと弾いてしまうピアノの旋律やのびやかな歌声にうっとりすること間違いなし!隙あらば軽くステップを踏んでいたりするから、見ているこちらも気が抜けない。大胆な柄のセットアップやトカゲのイヤーカフなどド派手な衣装もまた、奇人・藍野という男を表現しているし、部屋には世界中から集めたと思しき調度品が並び、机の上には無数の動物フィギュアが所狭しと鎮座。なんとも底知れない藍野に興味を抱かせるのだ。エレガントとミステリアスのハイブリッドで魅力満載の藍野だが、部下へは辛口で手料理を「マズイ!」とド直球のコメントも。結婚相談所の会員たちにもビシバシと言いたい放題(入会金200万円も払ってるんだけど...)、かなりの毒舌をふるっていく。最終的にはその言葉の真意が分かるのだが、失礼なことをガンガン言うので会員とのもめごとも日常茶飯事なのだ。とはいえ藍野の慧眼はすさまじく、会員のマッチングは相性完璧。どんなすったもんだがあっても、当初からの目論見通り「成婚率100%」は達成されるのである。
©テレビ朝日・MMJ
藍野に日々振り回される部下・シスター(高梨臨)とのやり取りも見逃せないポイントの1つ。おっちょこちょいで惚れっぽいという結婚相談所の職員としては致命的な弱点を持つシスターとは常に丁々発止のやり取りを繰り広げ、なんだかんだ文句を言いつつも、いいコンビでやっている。あと高梨のシスター姿はめっぽう可愛い!(シスター以外の服装のときももちろん可愛い!) ほかのスタッフも個性豊かなキャラクターぞろいで経理担当の土師野(前田美波里)をはじめ(この人も隙あらば踊っている)、会員の身辺調査のためならば企業に潜入することもいとわないデキる若手社員たち。事務所でのシーンは和やかなおしゃべりの場面が多いものの、オーナー・都築役の鹿賀丈史が登場するだけで画面がビシッと引き締まるから不思議だ。
©テレビ朝日・MMJ
「年収3000万円以下は嫌!」「自然の中で過ごせる人」など、結婚相手に求める条件は人ぞれぞれ。あらゆる問題を抱え、固定観念に縛られている会員たちに、藍野は様々な知識やうんちくを用いて説き、心を開放していく。彼の奇抜なアイディアが結婚観を変えるだけでなく、人生を豊かにしてくれるのだ。さらに、ハッピーエンドを盛り上げるミュージカル風のパフォーマンスも!そんなうれしい"おまけ"も楽しめる満足度MAXのドラマだ。
文=石塚ともか
-

「ぼすうる」ことBoss(ボス)&Noeul(ノウル)人気が過熱!「Love in The Air」に勝るとも劣らない、中毒性あふれる「The Boy Next World Series」の世界観
提供元:HOMINIS7/8(火) -

斎藤工が神秘的な存在感で記憶喪失の漂着者を演じる!白石麻衣、生瀬勝久共演のドラマ「漂着者」
提供元:HOMINIS7/8(火) -

「秘顔」のエロティシズムあふれる熱演が反響...俳優として成熟期を迎えるソン・スンホンの、当時「韓ドラ史上最高のドリームカップル」と称された王道ラブコメ
提供元:HOMINIS7/7(月) -

トリンドル玲奈、共演者・千賀健永のことは「千賀って呼んでます(笑)」 ドラマ「レプリカ 元妻の復讐」インタビュー
提供元:HOMINIS7/7(月) -

上川隆也「役で悩んだことがなく、どんな役も演じるのが楽しい」というスタンスを貫き、無表情の主人公に挑んだリーガルミステリー「能面検事」
提供元:HOMINIS7/7(月)

