「社内お見合い」で注目度が高まるキム・セジョンのハマリ役!韓国でドラマ化された「重版出来!」の体育会系なヒロイン像
2023.6.13(火)
"顔の天才"と呼ばれるCEOをアン・ヒョソプが演じ、一風変わったオフィスロマンスが話題を呼んだ「社内お見合い」(2022年)。ヒョソプのゴージャスなCEOぶりはもとより、偽の交際からやがて本物の恋へと発展していく女性社員をコミカルに体現したキム・セジョンのコメディエンヌぶりも好評で、2人の"ケミ"が支持を集めた。
そんなセジョンが「社内お見合い」の次に選んだ主演ドラマも、元気がもらえるオフィスドラマ。日本でもドラマ化された人気コミック「重版出来!」を原作に、新人編集者・マウムが持ち前の根性と明るさで周囲を巻き込みながら成長していくお仕事ドラマ「今日のウェブトゥーン」(2022年)だ。
原作/松田奈緒子「重版出来!」(小学館刊) (C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan
週刊コミック誌の編集部を舞台にした原作に対し、6月18日(日)よりKNTVで放送される「今日のウェブトゥーン」で描かれるのは、縦読みのデジタルコミック"ウェブトゥーン"の編集部。昨今の韓国では社会現象を巻き起こすほど流行しているウェブトゥーン業界の裏側がリアルに描かれていることでも話題を集めた作品だ。
柔道の韓国代表選手だったオン・マウム(セジョン)は、試合時の事故により選手の道を断念し、大好きな漫画の世界に入ろうと、ウェブトゥーンの編集部に1年契約の契約社員として採用される。編集のイロハはもとより、オフィスワークもおぼつかないマウムが誇れるのは、体力と根性、そして"毎日を笑顔で過ごしたい"という強い思いだけ。失敗してもくじけずトラブルに立ち向かい、業績不振で廃止寸前だった編集部に奇跡を起こしていく。
マウムは、原作の主人公・黒沢心(こころ)に忠実に再現したキャラクター。"マウム"という言葉も、"心"や"精神"を意味する韓国語だ。原作同様に体育大学出身で、面接で「徹夜できる体力があります!」と腕立て伏せを始めるなど性格も体育会系。
15年の柔道経験から、頭よりも先に体が反応するタイプ。敬わなければならない相手をとっさに投げ飛ばしてしまったりと失敗も多いが、先輩編集部員から厳しい言葉を掛けられても笑顔を絶やさない前向きな姿は、見ていて気持ちがいい。セジョンが、そんなスカッと明るいキャラクターを好演している。
原作/松田奈緒子「重版出来!」(小学館刊) (C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan
マウムの体育会キャラをひとめで気に入る編集長チャン・マンチョル(パク・ホサン)をはじめ、編集部の面々も個性的。中でも副編集長でマウムの教育係ソク・ジヒョン(チェ・ダニエル)は、社会人経験の少ないマウムに「編集長はきみを評価しているが、僕には全然わからないな」とクールに接し、簡単には認めない。
だが、そんなジヒョンもマウムの人柄を知り、頑なだった態度を軟化。ジヒョンは迷った時コインをはじいて"表"と"裏"で未来を占うのだが、その場でマウムが選ぶのはいつも前向きな"表"の選択肢。もし裏が出ても、ジヒョンの手の平ごとくるりとコインをひっくり返し、「じゃーん!」とにっこり。そんなマウムのポジティブパワーを目の当たりにしたジヒョンは、良き理解者として彼女を徐々に受け入れていく。
原作/松田奈緒子「重版出来!」(小学館刊) (C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan
ド根性キャラのマウムと性格も経歴も正反対なのが、マウムの同期の新入社員、ク・ジュニョン(ナム・ユンス)。IQが高く常にエリートコースを歩んできた彼は、業績が低迷するウェブトゥーン部に配属され"貧乏くじ"とばかり投げやりな態度を見せてばかり。だが、ジュニョンもまた、マウムの真っすぐな心に触れ、少しずつ気持ちに変化が現れる。徐々に近づいていく2人の関係性も見どころだ。
大ヒットドラマ「梨泰院クラス」(2020年)や「女神降臨」(2020年)に代表されるように、韓国発のウェブトゥーンは次々とドラマ化され、その人気が世界中に波及している一大ムーブメントは周知の通り。その興味深い内幕にも注目しながら、大好きな仕事に奔走するキャラクターたちの"熱量"に触れることで、元気になれること間違いなしの快作だ。
文=酒寄美智子
放送情報
今日のウェブトゥーン
放送日時:2023年6月18日(日)20:00~
※毎週(日)20:00~(2話連続放送)
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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