永山瑛太が体現する狂気と絶叫...過去の秘密から暴かれる人間の本性をサスペンスフルに描く愛憎劇
2023.6.1(木)
セックスレスをテーマにした現在放送中のドラマ「あなたがしてくれなくても」では、人付き合いが苦手な内向的な男を演じ、本音を押さえ込みながら複雑になっていく人間模様を体現している永山瑛太。生徒思いの小学校教師を演じた是枝裕和監督の「怪物」では、第76回カンヌ国際映画祭でスタンディングオベーションを浴びるなど称賛を集めており、公開に向けて期待が高まっている。
これらの作品にも通じるように、時にダークな表情を覗かせながら、繊細な演技で人間ドラマに深みを与えてきた永山。6月22日(木)にWOWOWシネマにて放送される映画「光」は、そんな高い演技力が存分に発揮された1作だ。
(C)三浦しをん/集英社・(C)2017 映画「光」製作委員会
三浦しをんの同名小説を原作に、大森立嗣監督がメガホンを握る形で映画化した本作。とある離島で育った幼馴染みの男女3人が25年ぶりに再会を果たしたことから、封印したはずの過去の罪が徐々に浮き彫りになる様子をスリリングに描いた愛憎サスペンスだ。永山に加え、井浦新、長谷川京子といった豪華キャストが、運命に翻弄されてこんがらがっていく人間模様を表現している。
永山が演じたのは、幼少期に父親から虐待を受けており、そのことを気に掛ける信之(井浦)を兄のように慕っていた輔。妻子と共に平穏な暮らしを送る信之の前に突如現れると、信之の妻と不倫をしたり、過去に犯した罪の秘密をネタにゆすったりとじわじわと信之の幸せな生活を追い詰めていく。
(C)三浦しをん/集英社・(C)2017 映画「光」製作委員会
肉体労働でやつれた顔、輝きを失った瞳が存在するだけの虚ろな表情で淡々と脅しをかけたかと思えば、いきなり大声で笑い出したり、さらに父との再会で過去がフラッシュバックして顔から血の気が引いたり...と、永山はテンションが乱高下する演技によって、幼い頃の経験から歪んでしまった輔の人間性と孕んだ狂気を表現した。
封印していた過去の扉を開いたことから本能を剥き出しにしていく怪物のような姿を見せており、どこか薄ら笑いを浮かべながら絶叫する壊れた姿には戦慄を覚えてしまうことだろう。
また永山が尊敬すると語る役者であり、親友でもある井浦との重厚な演技合戦も見応え抜群。二人の関係性が徐々に入れ替わっていく様子を見事に表現しており、いつの間にか輔に対する印象が変わっていってしまうほどだ。
(C)2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会
同じく永山瑛太、大森立嗣、三浦しをんの組み合わせによる映画「まほろ駅前多田便利軒」も6月20日(火)にWOWOWシネマで放送される。本作は、東京の郊外の架空の街を舞台に、便利屋を営む青年とそこに転がり込んできたかつての同級生が、風変わりな仕事をこなしつつ成長していくという、ユーモラスかつハートウォーミングな人間ドラマだ。
永山は便利屋を営んでいたところ、突如現れた風来坊な同級生・行天に振り回されていく多田に扮しており、松田龍平演じる行天の奔放さにうんざりしつつも、徐々にほだされていく奇妙な友情をユルい掛け合いでナチュラルに表現。また窮地を必死に切り抜けようとする正義感の強い真面目な一面やバツイチ男の哀愁、忘れられない過去と対峙した際のシリアスな表情まで、キャラクターに多彩な感情を与えており、また会いたくなるような魅力的な人物に昇華して見せている。
(C)2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会
(C)2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会
シリアスなトーンからまったりとしたものまで、どんな作品にも溶け込む存在こそが永山瑛太の魅力。今回放送される2作は、振り幅が大きいだけに、彼の演技力の高さが確認できることだろう。
文=HOMINIS編集部
放送情報
まほろ駅前多田便利軒
放送日時:2023年6月20日(火)22:45~
光
放送日時:2023年6月22日(木)22:45~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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