全米オープンゴルフ選手権の見どころを、ゴルフ解説者・タケ小山が語る
2023.5.30(火)

6月15(木)~18(日)、全米オープンゴルフ選手権が、米国・カリフォルニア州にあるロサンゼルスカントリークラブで開催される。メジャー大会でも特に必見の大会である全米オープンの特徴と見どころを、ゴルフ解説者のタケ小山さんに語ってもらった。
■松山英樹の初優勝なるかトップが集うメジャー大会
今年で123回を迎える全米オープンゴルフ選手権は、いわゆる四大メジャー大会の中で全英オープンに次いで2番目に古い歴史を誇る。プロはもちろん、アマにも門戸が開かれていて参加者が最も多い大会でもある。
「一次予選は全米109会場で行われ、最終予選13会場は日本、英国、カナダなど世界中に及びます。メジャーでも最大規模で、コース難度に関しては世界一ともいわれています。主催者の全米ゴルフ協会(USGA)の方針で、ゴルフ人口を増やすために以前ほど厳しいコース設定ではなくなってきています。ただ、それでも難しいコースであることは確か。過去大会でもアンダーパーが出ることが少なく、いつも"我慢大会"になります。誰かが飛び出して大差で逃げるような展開にはなりません。最終日の最終ホールまでもつれるのが常で、プレーオフで決まることも非常に多い。『史上最高の戦い』と称された2008年大会は、タイガー・ウッズとロッコ・メディエイトが18ホールのプレーオフでも決着がつかず、サドンデスでウッズがようやく優勝を決めました。後にプレーオフは当日2ホールまでに改正され、あんな死闘は見られませんが、見る者にとっては最後まで目が離せず、面白い大会であることは間違いないです」

会場のロサンゼルスCCは、全米オープンでは初開催となる。
「ここはビバリーヒルズに近い立地で、2028年の五輪会場を想定してコース改造が行われました。飛距離はトータル7,200ヤード。場所柄、ハリウッドスターたちもプレーするような超名門のコースです。ほとんどの選手にとって未知のコースですから、チャンスは平等。そういう意味では、松山英樹選手にもチャンスがあるかもしれません。四大メジャーで最も苦戦しているのが全米オープンです。今回は初見のコースで、アップダウンが多いという点では、松山選手が得意とするオーガスタとの共通点があることは見逃せません。ほかに、今季絶好調のジョン・ラーム選手やキャメロン・スミス選手も優勝候補。ブルックス・ケプカ選手、ブライソン・デシャンボー選手、ダスティン・ジョンソン選手といったLIVゴルフ勢 (※PGAに対抗する新団体にも注目です。彼らとの対決はメジャー大会でしか見られませんからね」
タケ・コヤマ●1964年生まれ、東京都出身。1989年にゴルフプロとして渡米。米国を中心に数々の試合に参戦する。帰国後はゴルフ解説者となるも、2007年に日本でツアープロ復帰を果たす。現在はTV・ラジオ・コラムなど多数メディアで活躍している。
取材・文=渡辺敏樹 ※取材は4月末に実施
放送情報
全米オープンゴルフ選手権1日
放送日時:2023年6月15日(木)0:00~
RBCカナディアンオープン 1日目
放送日時:2023年6月9日(金)4:00~
チャンネル:ゴルフネットワーク
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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