佐々木大地七段が初のタイトル戦で藤井聡太棋聖と対局!20代同士のフレッシュなタイトル戦の展望はいかに!?
2023.5.19(金)

藤井聡太棋聖に佐々木大地七段が挑戦することになった第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負。佐々木は初のタイトル戦で、20代同士のフレッシュなタイトル戦となる。
今期の佐々木は、決勝トーナメント準決勝で渡辺明名人、挑戦者決定戦で永瀬拓矢王座とタイトルホルダー2人を堂々たる内容で破り、初のタイトル挑戦権を手にした。これまでは棋王戦の挑戦者決定二番勝負、新人王戦の決勝三番勝負、そして順位戦での昇級にもあと一歩届かないなど、惜しい活躍が多かったが今回は大勝負を制して、キップをつかみとった。さらに王位戦でも白組リーグを5戦全勝、挑戦者決定戦も制して藤井とはダブルタイトル戦となる。
一方の藤井は今期も盤石の強さだ。名人戦、叡王戦では白星を先行させつつ、残す王座戦でも挑戦者決定トーナメント初戦を快勝で飾り、八冠の頂に確実に迫っている。ハードスケジュールの中でもまったく調子を落とさない安定感は見事なものだ。タイトル戦番勝負での不敗記録をどこまで伸ばすか(現在は13勝)、そしてストップするのは誰になるだろうか。止める者が現れた時にはかつて29連勝を止めた佐々木勇気五段(当時)のように、一躍時の人となることだろう。

⒞囲碁・将棋チャンネル
過去の対戦成績は2勝2敗だが、最後の対局は2021年の早指しで、久しぶりの顔合わせとなる。もちろん番勝負での対戦は初だ。藤井と言えばいわゆる完勝を意味する「藤井曲線」が有名だが、佐々木戦においてはそんなことはなく、勝った将棋もかなりの苦戦を強いられている。もちろん若い藤井の完成度は年々上がっているため、今となってはまた違うとも言えるだろう。
佐々木は師匠の深浦康市九段譲りのタフな棋風。互いに居飛車党で、五番勝負は相掛かりを中心としたねじり合いとなることが予想される。ちなみに深浦九段は藤井に勝ち越している数少ない棋士で、師弟揃って藤井キラーとなることができるか。
第1局は6月5日(月)にベトナムの「ダナン三日月」にて行われる。タイトル戦の海外対局はこれまでもたびたび行われてきたが、新型コロナウイルス流行以降は当然不可能だった。もちろん流行以降にタイトル戦デビューを果たした藤井にとっては初の海外対局になる。すでにタイトル戦で多くの経験を重ねている藤井にとっても、さすがに未知な部分も多いだろう。五番勝負と短期決戦でもあり、互いに手探りの開幕戦を佐々木が勝てば面白いことになりそうだ。
文=渡部壮大
放送情報
第72期 ALSOK杯王将戦 二次予選 佐々木大地七段 vs 本田奎五段
放送日時:6月10日(土)09:00~
放送チャンネル:囲碁・将棋チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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