ブレイク前のコン・ユが色気を爆発させる「妄想シーン」も!キム・ソナのコメディ演技に引き込まれる映画「恋の潜伏捜査」
2023.5.14(日)
今年7月に44歳を迎える今もなお、新作オファーが引きも切らない人気俳優コン・ユ。近年もパク・ボゴムと共演した映画「SEOBOK/ソボク」(2021年)や、ペ・ドゥナと共演したNetflixオリジナルドラマ「静かなる海」(2021年)など話題作が続いているが、気づけば人気シリーズ「学校4」(2001年)での本格的な俳優デビューから既に22周年を迎えている。
デビュー後もなかなかヒット作に恵まれずにいたコン・ユは、2007年の「コーヒープリンス1号店」を機に一躍スター俳優へと躍進。だが、その不遇とされた初期のキャリアでも多数の注目作に出演しており、多くの人気俳優と息の合ったコンビぶりを発揮している。
(C) Showbox/Mediaplex,Inc
5月18日(木)にKNTVにて放送される映画「恋の潜伏捜査」(2005年)も、そんな隠れた注目作の1つ。ほぼ同時期の2005年に韓国で大ヒットしたドラマ「私の名前はキム・サムスン」(2005年)でブレイクした女優キム・ソナや、実力派の映画俳優として知られるハ・ジョンウと共演した、ハラハラドキドキあり、ラブ要素ありのアクションコメディだ。
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主人公は、元スケバンで今は刑事のジェイン(キム・ソナ)。暴力団幹部を追う捜査のため、ジェインは幹部の娘が通う高校に生徒として潜入するも失敗ばかり。スケバンの血が騒いで校内のヤンキーたちと対立したり、正体がバレそうになったりと、大幅にサバを読んだ無茶な潜入捜査がもたらすハチャメチャな展開が、名コメディエンヌ、キム・ソナならではの豪快な演技で描かれる。
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一方、コン・ユが演じているのは、そんなジェインが潜入したクラスのイケメン男子生徒・ノヨン。ジェインは、やけにケンカが強くセクシーなノヨンに惹かれる一方で、少しずつ、ノヨンがただの高校生ではないのでは...と疑い始める。極秘任務遂行のため四苦八苦するジェインと、謎めいたノヨンとのムズキュンな関係性が本作の見どころだ。
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「恋の潜伏捜査」公開当時、ソナは実年齢で30歳前後、コン・ユも20代半ば。そんな2人の制服姿はお世辞にも高校生には見えない(!)のだが、そんなツッコミどころもキャラクターの魅力に転換させ、コミカル演技を全うする2人の存在感はさすが。さらに、コン・ユと同年代の映画俳優ハ・ジョンウが、ジェインの"天敵"ともいうべき同僚刑事・ギフン役で絡んでくる。先に手柄を立てたいギフンとジェインの出し抜きバトルも見せどころだ。
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加えて、アクション作品としても十分に見応えのあるファイトシーンが満載。スマートでキレのあるコン・ユの格闘シーンはもちろんのこと、テコンドーとボクシングで鍛えたというソナがノースタントでワイヤーアクションに挑むなど、体を張った熱演を見せている。柔道の授業でジェインとノヨンが組み合う場面も必見で、互いに投げて投げられての名対決を繰り広げている。
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特に興味深いのは、妙齢のジェインが脳内で膨らませる妄想の数々。刑事として禁欲生活を強いられる中で、ノヨンが気になるあまり妄想が暴走していく。例えば、ジェインの部屋を訪ねてきたノヨンに激しくキスされる...など欲望がエスカレート。男の野性味を爆発させたコン・ユが色気全開で激しく唇を求める姿は、妄想シーンといえども破壊力抜群だ。
"妄想"のセクシーさと、"現実"の飄々とした淡泊さ...そんなノヨンのギャップがたまらない。刑事として大人の女性として、高校生相手の"禁断の恋"に必死に抵抗するジェインの姿もコミカルに描かれ、2人の"ムズキュン"な展開に引き込まれていく。
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互いにトップスターとなったキム・ソナとコン・ユが若かりし日に見せていたセンス溢れるコメディ演技と迫力アクション、さらにロマンスまで詰め込んだ映画「恋の潜伏捜査」。この機会にぜひ押さえたいお宝作品だ。
文=酒寄美智子
放送情報
恋の潜伏捜査
放送日時:2023年5月18日(木)20:00~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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