磯村勇斗が体当たりで振り切った演技を見せ、TAMA映画賞・最優秀新進男優賞を受賞した映画「ビリーバーズ」
2023.5.12(金)
2022年の公開作だけで7本の映画に出演、2023年にも上半期ですでに5本の出演映画が公開予定と、映画界が放っておかない俳優といっても過言ではない磯村勇斗。「ヤクザと家族 The Family」(2021年)と「劇場版『きのう何食べた?』」(2021年)の2作で日本アカデミー賞新人賞を受賞した彼が初の映画主演作として選んだのが、"職人監督"の異名を持つ城定秀夫監督がメガホンを取った「ビリーバーズ」だ。山本直樹による同名コミックを映画化した本作は、カルト宗教に身を捧げる3人の人物を軸に、人間の欲望や本性をあぶり出す作品となっている。
(C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会
宗教的な団体「ニコニコ人生センター」に所属している2人の男性と1人の女性は、とある無人島で共同生活を営んでいた。互いをオペレーター、副議長、議長と呼び合う3人は俗世の汚れを浄化するための修行として、瞑想や昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験など、団体本部からメールで送られてくる"孤島のプログラム"を行う日々を送る。食料も乏しい状況でギリギリの生活を送り、互いに励まし合って信仰を深めていく中、些細な問題を発端として彼らの本能や欲望が暴き出されていく。
磯村勇斗が演じるのは、主人公であり「オペレーター」と呼ばれる青年だ。これまで爽やかな青年から筋金入りの不良まで、まさに変幻自在ともいえる幅広い役柄を演じてきた磯村。今回は役作りのために髪とヒゲを伸ばし、厳しい生活を送るオペレーターを体現するために食事制限も行ったという。
(C)山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会
オペレーターは純粋な信仰心を持って修行に励みながら、事あるごとに抑えつけている本能が湧き上がり、その間で揺れ動いている人物だ。若干つたない感じもする話し方や、後ろめたい夢の内容も隠さずに報告する様子からは、団体の教えに従順な彼の生き方が伺える。そんな中で「副議長」と呼ばれる女性との関わりを通じて自身の隠れていた欲望を自覚し、ついにはそれをむき出しにしていくオペレーター。そんな姿を目の当たりにすると、人間というものはここまで振り切れることができるのかと感嘆させられる。磯村の体当たりの演技は、2022年度のTAMA映画賞・最優秀新進男優賞の受賞という形で結実した。
本作の原作となる漫画は1990年代のカルト宗教関連事件などにモチーフを得たというが、くしくも映画の公開と時を同じくして痛ましい事件が起こり、それを機として再びカルト宗教や宗教2世に対する関心が高まっている。そのような今こそ、磯村勇斗という気鋭の俳優を主演に20年以上の時を経て映像化された「ビリーバーズ」は、時代を見つめ直す糸口をくれるはずだ。
文=本永真里奈
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