十味&まるぴが映画「放課後アングラーライフ」の撮影中に互いに「釣られた」瞬間を告白
2023.4.28(金)

十味、まるぴが、4月29日(土)より公開される映画「放課後アングラーライフ」に出演する。
同作品は、第26回スニーカー大賞優秀賞を受賞した井上かえるの小説「女子高生の放課後アングラーライフ」を映画化したもので、釣りを通して友情を育む女子高校生たちの日々を綴った"釣り女子"青春ムービー。本作がスクリーンデビューとなるアイドルグループ・#2i2の十味が主人公の追川めざしを演じ、まるぴがめざしのクラスメート・白木須椎羅を演じる。
クラスメートからいじめの標的にされていためざし(十味)は、父親の転勤で関西地方の港町の女子高に転校することに。今度はいじめの標的にならないようクラスメートとは距離を置き、目立たず、友達は作らないことを決心していためざしだったが、"めざし"という名前に運命を感じたクラスメートの椎羅(まるぴ)から屋上に呼び出され、彼女が会長を務める海釣り同好会「アングラ女子会」に半ば強引に入会させられてしまう。
今回、本作で本格的な演技初挑戦となる十味とまるぴにインタビューを行い、出演が決まった時の感想や演じる上で意識したこと、互いに"釣られた"瞬間などについて語ってもらった。

――出演を聞いた時の感想は?
十味「今まで出演させていただいたドラマとか演技レッスンでは1シーンとか1場面を演じるというのが多かったので、長い時間を役として生きられることが嬉しかったですし、映画の主演なんて誰もが経験できないことをやらせてもらえるというのが本当に嬉しかったです。もちろんプレッシャーも感じましたが、『やるからには全力で頑張る』という思いで撮影に臨みました」
まるぴ「長編作品のお芝居が初めてだったので『大丈夫かな』という不安もあったのですが、演技はずっとやってみたいお仕事でもあったので、主人公の親友役で出演できることがすごく嬉しかったです。また、関西弁の女子高校生という個性の立ったキャラクターだったのでチャレンジングではあったのですが、『これをうまく演じ切れればカッコいいぞ!』と思いました(笑)」
――最初に台本を読んだ時の感想は?
十味「めざしの境遇や性格が自分と近しいものがあって『すごく気持ちが分かるな』と思った反面、(近いが故に)自分自身の心に触れることにもなるので不安も感じました。私の高校時代はパッとした明るい感じではなかったので、めざしが友情を育んでいくストーリーが私にとって救いになりましたし、『こういう青春を過ごせたらいいな』とすごく心に響くものがあって感動しました」
まるぴ「『観終わった後に幸せな気持ちになる作品だな』と思いましたし、『観る人によって感じ方が変わるだろうな』とも。そんな中で私は、椎羅役でもありましたし椎羅とすごく似ている性格でもあったので椎羅の気持ちになって読み進めたのですが、『私もこんなふうに見えているんだろうな。他人事ではないな...』って、対自分の物語のように感じました(笑)。同時に、そんなキャラクターを演じられることを嬉しく思いました」

――演じる上で意識したことは?
十味「めざしは『目立たないように』とか『嫌われないように』という気持ちが強いキャラクターで、台詞も当たり障りのない『うん』とか『はい』みたいなものが多いんです。そんな中で、どう感情を表現するかということを意識して演じました」
まるぴ「椎羅ちゃんは天真爛漫で明るくパワフルな完全ポジティブ人間なのですが、私は椎羅ちゃんと似ている中でもちょっと気を使い過ぎてしまうところがあるので、そこが出ないよう純粋にポジティブで元気で明るいキャラクター作りを心掛けました」
――一番苦労したところは?
まるぴ「私は関西弁ですね。ちゃんとできるかというプレッシャーもありましたし、他のキャストの皆さんは関西弁にゆかりのある方々ばかりで、全くしゃべれないのは私だけだったんですよ。だから、一人だけ浮いてしまうんじゃないかという不安も大きかったのですが、周りの方々に助けていただきながら頑張りました!」
十味「気持ちの作り方が大変でした。撮影は(物語の)順に撮っていくわけではないので、"転校したてのめざし"の次は"クライマックス近くのめざし"といった具合に、シーンごとで気持ちを切り替えなきゃいけないことに苦労しました。あと、めっちゃ寒かったです!」
まるぴ「(作中は)夏の雰囲気が出ていると思うんですけど、(撮影は)極寒でしたよね。秋から冬くらいの時期だったので、一桁の気温でしたし海風もあって...」
十味「雑誌撮影で、よく雪の中で水着で撮影したりするんですけど、この撮影が今までで一番寒かったです(笑)」
まるぴ「『アングラ女子会』の4人で暖をとりながら撮影していました」
――ご自身の高校時代の放課後はどのように過ごしていたのですか?
十味「高校は2時間強かけて通学していたので、ほとんど本気で帰宅していましたね。一応、茶華道部に所属していたのですが、2回だけお茶をたてて、花は生けないまま幽霊部員になったんですよ(笑)。そんな中で、電車が1時間に1本とかだったので、電車を逃した時には一人でカラオケに行っていました。ドリンクバーに飲み物を取りに行くと、友達と来ている子に会ってしまうので、隠れながらひっそりと取りに行っていました」
まるぴ「私はバスケ部に所属していたので、放課後はもっぱら部活でした。しかも、夜遅くまで練習していたので、帰りは真っ暗な中を自転車で1時間かけて帰るという毎日でした。夕日の中を帰るというようないわゆる"青春"なシーンは全くなく、街灯のない真っ暗な道をただ帰るという...(笑)。だから、撮影では経験できなかった青春を味わえて楽しかったです!」
十味「私も楽しかった~!」

――"釣り"がテーマの作品ですが、撮影中に互いの"釣られて"しまった瞬間は?
十味「まるぴは明るくポジティブでパワフルなイメージがあると思うんですけど、根がめっちゃ真面目で、待機時間でも『読み合わせしましょう!』って引っ張ってくれたりして! 本当に芯がしっかりしているところに釣られました」
まるぴ「十味さんは、ばっちりメイクの"ザ・アイドル"の時もかわいいんですけど、すっぴんのオフの状態もかわいいんです!移動のロケバスでよく寝ていたのですが、もう天使!素で釣られました」
――今後、演じてみたい役は?
十味「おとなしい役だったり、あまり感情を表に出さない役が多いので、一度感情に極振りした役とかやってみたいですね。闇落ちした役とか、めちゃくちゃ能天気な役とか(笑)。そういう自分とは違うキャラクターになってみたいですね」
まるぴ「今回は自分に近しい役を演じさせていただいてすごく楽しかったので、次は違う役にも挑戦してみたいなと。十味さんが演じられているのを間近で見させていただいて、めざしのような何かを乗り越えていくようなカッコいい役を演じてみたいなって思いました。そして、いつか私も主役をやりたい!」
――最後に観賞される皆さん、ファンの方々へメッセージをお願いします。
十味「最初に出演を聞いた時は、雲を掴むような現実味のない話だなと思っていたのですが、支えてくださるキャストとスタッフの皆さんのおかげで、こうしてかたちになって上映されるというのは本当に幸せなことだなって思います。現場で支えてくださった方々もそうなのですが、映画が決まった時に『おめでとう』と言ってくれたり、撮影期間中にSNSで『頑張って』って応援して支えてくれたみんなのおかげで頑張れたので、そんな思いが詰まった映画を支えてくれたみんなにも観てほしいなって思います。ぜひ劇場で観てください!」
まるぴ「『釣り青春映画』と謳っていますが、それだけではなくて、自分の人生を振り返ったり、これからの人生にパワーをもらえるような作品になっていると思うので、老若男女問わず多くの方々に観ていただきたいと思います。初めて出演する映画を、ぜひ劇場で観ていただけたら!」

文=原田健 撮影=中川容邦
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