【MAZZEL(マーゼル)インタビュー前編】SKY-HIが「8人」のストーリーを反映させたプレデビュー曲「MISSION」への熱い想い

2023.4.11(火)

SKY-HIがCEOを務めるBMSGから誕生した8人組ボーイズグループ・MAZZEL(マーゼル)。デビューから快進撃を続けるBE:FIRSTに続き、BMSG発の2組目のグループとなる彼らは、18歳から24歳までの様々なキャリアやルーツを持つ"個性"の集合体。3月30日に最終話が配信されたドキュメンタリー番組「MISSIONx2」では、それぞれの心情に迫るインタビューやオーディションの貴重映像などでMAZZEL誕生までのヒストリーを辿ることができる。

3月31日には、同オーディションの課題楽曲であり、映画「ダンジョンズ＆ドラゴンズ／アウトローたちの誇り」日本語版主題歌となっているプレデビュー曲「MISSION」を先行配信リリース。同日にはMVも公開され、僅か2日間で100万回再生を達成したことも話題を呼んだばかりだ。

5月17日(水)には、BMSGとユニバーサルミュージックがタッグを組んだ新レーベル・BE-Uよりメジャーデビューを控える彼らだが、4月からはMUSIC ON! TV（エムオン!）にてオリジナル番組「M-ON! SPECIAL 「MAZZEL」 ～MISSIONx2～」が3ヶ月連続で放送される。

本格的なデビューに向けて注目度がますます高まる彼らに単独取材を敢行。メンバーを2組に分けた前・後編のインタビューで、グループの魅力や個々のキャラクターを深掘りしていく。前編では、BMSGトレーニー出身のKAIRYU、SEITOに加え、一般公募から選出されたEIKI、RYUKIが登場し、エネルギッシュなパワーに溢れた言葉で、熱い想いを語ってくれた。

■KAIRYU、SEITO、EIKI、RYUKIが、MAZZELと「MISSION」を全力でアピール！

――群雄割拠を極める昨今のボーイズグループ界。そんな中で"際立っている"と感じるMAZZELのストロングポイントは？

EIKI「音楽が鳴ったらみんな人格が変わるところ。もちろん良い意味で...なんですけど、普段は物腰の柔らかいメンバーたちがその瞬間に一気にスイッチが入って体が動き出すので、本当に歌やダンスが好きな人たちの集まりなんだなと思います」

RYUKI「ズバリ、個性です。歌に秀でたメンバー、ダンスに自信のあるメンバー、さらには写真を撮られるのが得意なメンバーもいたりして。しかもそれぞれの得意分野が中途半端なものじゃなく全員がその道のトップクラスだと僕は思う。これからも、みんなの光る部分をどんどん伸ばしていけたらなと思います」

KAIRYU「さっきEIKIも言ったように、普段とパフォーマンスのときのギャップがすごい。あと一人一人を見ていくと個性が強すぎて、見方によっては同じグループとは思えない部分もあるのかなって。でもそんな8人が集まって1つのパフォーマンスをしたときの一体感や爆発力のすごさ。ここは強みだと思います」

SEITO「シンプルにMAZZELに懸ける気持ち。一人一人にいろんなストーリーがあって、それぞれ苦労もしてきてここまで来たと思うんです。だからみんな本当に熱い想いを持っているし、グループに対する情熱はどこにも負けない。そこも注目してほしいポイントですね」

――「MISSIONx2」の最終話では、合宿を通してダンス、ボーカル、社会性、知性など様々な審査を実施。最強のメンバーが厳選されたわけだが、特に印象に残っているシーンは？

EIKI「ステージで歌ったときに、後ろにBMSGの大きなロゴがあったんです。僕はその文字を背負ってパフォーマンスすることが初めてで、すごく感慨深かったし、同時に楽しかった。BMSGという会社の一員になるためにオーディションを受けているんだっていう実感が強く芽生えました」

SEITO「僕は、合宿に参加する15人が初めて揃った瞬間。まず一歩を踏み出したんだって感じが今も強く印象に残っています」

KAIRYU「僕もSEITOと同じで合宿に臨む全員が集合したとき。個人的には『THE FIRST』(BE:FIRSTを輩出した2021年のオーディション)にも参加していて、そこでデビューできなかったところからの『MISSIONx2』だったので、いよいよまた戦いの火蓋が切られるんだって思いました」

RYUKI「僕はちょっとほっこりする話なんですけど、最終合宿のときにみんなで入ったお風呂。疲れを癒しつつ、裸の付き合いというか、そういう場所だから本音で言えるようなこともあって。熱くなりましたね」

――1度聴いたらクセになる最強にクールで熱いプレデビュー曲「MISSION」。皆さんがこの楽曲に込めた想いは？

KAIRYU「分かりやすいメッセージが込められたストレートな楽曲だと思います。自分たち次第、僕らの力でどこまでも行ける...という想いを全力で届けたいです」

SEITO「歌詞の一つ一つにSKY-HIさんが僕らのいろんな過去やストーリーを込めて下さっていて。それこそオーディションを受けた全員のことが描かれているんじゃないかってくらい当てはまる部分が多いので、そこも感じ取ってもらえたらうれしいです」

EIKI「ダンスパフォーマンスは、僕らのストーリーが投影されたような仕上がり。目で見ても楽しいものになっています。メンバーで扉のようなものを形作って、それを最初のパートを担当するRANが開けて歌い出す...。意味のあるシーンがとても多いと感じます」

RYUKI「『MISSION』のレコーディングは、僕は人生初の経験だったのでガチガチになりました。大事なプレデビュー曲なので、ここで失敗するわけにいかないぞと。とにかく緊張と闘いながら歌ったのを覚えています」

新たな季節に幕を開けるMAZZELのストーリー。自分たちのどんな未来を想像し、夢を見ているのか聞くと、希望に満ちた言葉が溢れ出した。

RYUKI「時代を変える、時代を動かすグループになっていきたいなって。同じ事務所のBE:FIRSTが今は日本中に衝撃を与えていると思うんですけど、僕らはその2番手ではなくあくまで"MAZZEL"として。日本はもちろん、いずれは世界の音楽シーンの時代を変えられる存在になりたいです」

SEITO「そのためにまずは一発目のワンマンライブを成功させることが目標。まだ具体的に決まっていないですが、そこが本当の意味でMAZZELが世に出る一発目のステージになると思うんです。SKY-HIさんがよく言う"人生が懸かった瞬間"ってこれからもたくさんあると思ってて。どんな反応がもらえるか分からないですが、そのときには全てを懸けて挑みたいと思っています」

■4人へのQ＆A！「自分に課している"MISSION"」や「これだけは負けない"No.1"」を教えて！

■KAIRYU(2000年10月22日生まれ・兵庫県出身)

Q：今、自分に課しているMISSIONは？

A：質の良い睡眠
「神経質かつプレッシャーを感じやすい性格なんです。意外と眠れない夜もあるので(笑)、心地良い音楽を聴いたりして、できるだけ落ち着いて寝れるように努力しています。一番いい状態でデビューを迎えられるように！」

Q：メンバーで初対面のインパクトが大きかった人は？

A：NAOYA
「ハンディ扇風機を片手に涼みながら現れて。ジェンダーレスな感じというか、今までのBMSGにはいないタイプだったので(笑)、めちゃくちゃ印象に残っています」

Q：自分は「○○がNo.1」なものといえば？

A：暇つぶしゲームのスキル
「本当にしょうもないスマホのゲームなんですけど(笑)。シンプルな動作で得点を重ねていくようなやつは僕がぶっちぎりで上手いです。メンバーと対戦しても圧勝します」

■SEITO(2001年12月26日生まれ、兵庫県出身)

Q：今、自分に課しているMISSIONは？

A：今の体重をキープ
「ずっとブレイクダンスをやっていて筋肉質だったんですけど、オーディションが終わって体重を5kg落としました。今もそれをキープできているので、デビューしてからもあまり変動がないようにしていけたらなって」

Q：メンバーで初対面のインパクトが大きかった人は？

A：KAIRYU
「初対面のKAIRYUはなんかツンツンした雰囲気があって。仲良くなれないかもしれない...って正直思いました(笑)。今はめちゃくちゃ仲がいいですけどね。お互いにボケたりツッコんだり、想いもよく伝え合っています」

Q：自分は「○○がNo.1」なものといえば？

A：鼻が利く
「匂いフェチで、メンバーの誰がどんな香水を使っているか結構覚えています。遠くからその人の香りがしただけで、あ、○○が来るって分かります」

■RYUKI(2004年10月4日生まれ、福岡県出身)

Q：今、自分に課しているMISSIONは？

A：歌をもっと突き詰める
「『MISSIONx2』で初めて歌に取り組んだんです。未経験からのスタートで、他のメンバーに比べるとまだまだだと自分では思っているので、これからもっと時間をかけて頑張っていきたいです」

Q：メンバーで初対面のインパクトが大きかった人は？

A：NAOYA
「オーディションの審査で初めて会ったとき、NAOYAが缶ジュースにストローを挿して飲みながら肩で風を切るように歩いてきたんです。そのときに"おぉ！"と思って(笑)。インパクトはかなり大きかったです」

Q：自分は「○○がNo.1」なものといえば？

A：温泉愛
「いろんな地方の温泉に行くのが好き。地元の九州の温泉にも頻繁に行っていました」

■EIKI(2001年12月6日生まれ、愛知県出身)

Q：今、自分に課しているMISSIONは？

A：長く湯船に浸かる
「健康＆体型管理のために長く湯船に浸かろうと思うんですけど、30分が限界。でも、どんなときも1時間は入るというルールを自分に課しています。夜ご飯をあまり遅い時間に食べないというのも意識しています」

Q：メンバーで初対面のインパクトが大きかった人は？

A：TAKUTO
「最初はちょっと怖そうだなと思ったんですけど、話してみたらめちゃくちゃユルくて。話し方もおっとりしているし、最年長だけどめっちゃかわいいです(笑)」

Q：自分は「○○がNo.1」なものといえば？

A：下まつ毛の量と長さ
「上まつ毛のボリュームがすごい人は結構いると思うんですけど、僕は下も自信があります(笑)」

文＝川倉由起子　撮影＝押木良輔

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