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【MAZZEL(マーゼル)インタビュー後編】BMSGトレーニーと一般公募のメンバーを繋いだSKY-HIの言葉と互いへの「リスペクト」

2023.4.11(火)

(写真左から)MAZZELのHAYATO、RAN、TAKUTO、NAOYA
(写真左から)MAZZELのHAYATO、RAN、TAKUTO、NAOYA

SKY-HIがCEOを務めるBMSGから誕生した8人組ボーイズグループ・MAZZEL(マーゼル)。グループ誕生までを追ったドキュメンタリー番組「MISSION×2」や、3月31日にリリースされたプレデビュー曲「MISSION」が話題を呼んでいる彼らだが、5月17日(水)には、BMSGとユニバーサルミュージックがタッグを組んだ新レーベル・BE-Uよりメジャーデビューも控えている。

4月から3ヶ月連続で放送されるMUSIC ON! TV(エムオン!)のオリジナル番組「M-ON! SPECIAL 「MAZZEL」 ~MISSIONx2~」を前に、メンバーへのインタビューを敢行。後編となる今回は、「THE FIRST」(BE:FIRSTを輩出した2021年のオーディション)にも参加していたBMSGトレーニー出身のRAN、一般公募で選出されたHAYATO、NAOYA、TAKUTOの4人が登場し、デビューに懸ける強い想いを、自分なりの表現で明かしてくれた。

■RAN、HAYATO、NAOYA、TAKUTOが、MAZZELと「MISSION」を全力でアピール!

――MAZZELのストロングポイントは何でしょうか?

HAYATO「最年少(HAYATO)と最年長(TAKUTO)で6歳の差があったり、それぞれ今までやってきた歌やダンスのジャンル、声質が全然違う。だけどそれが合わさったときの"MAZZELの色"はきっと他のチームには負けない特別なものがあるなって自負しています」

NAOYA「キャラクターも本当に一人一人違うし、各々が最強としている表現のジャンルもバラバラ。今やっている曲だけでも本当に多種多様なカラーがあるのですが、今後ますますそれが広がっていくんじゃないかなって。いろんなジャンルができるのがMAZZELの強みだと思います」

RAN「2人が今言ったように、みんなバックボーンがそれぞれ違って、それを生かした"今の自分"というものをしっかり持っている。これから色んなことを経験していく中で、自分たちもまだ気付いてないようなところからも"MAZZELっぽさ"が出ていくんじゃないかと思うし、新しい僕たちだからこそ見せていけるものがあるっていう伸びしろは武器だと思います」

TAKUTO「みんながパフォーマンス面を言ってくれたので僕はそれ以外の話なんですが、"一人の人間として"という部分もオーディションの段階からすごく学ばせていただきました。○○講座みたいな座学を受けさせてもらったり、人間性や生活面においてもより良くなるように...と常にみんなが思っている。歌やダンス以外のそういうスキルも僕らの強みになっていくと思います」

RAN「SKY-HIさんがよく話される"愛と感謝とリスペクト"という言葉があるんですけど、それを全員が欠かさず持って、お互いをリスペクトし、いい意味で甘えて甘えられ...という関係を築いていけたら」

NAOYA「BMSGのアーティストとして、MAZZELとして活動を重ねるにつれて、だんだん本当の意味でメンバーへの尊敬の思いが強くなることに気付きました。これからもさらにそれを大きくしていきたいです」

撮影中も和気藹々としたMAZZELのメンバー
撮影中も和気藹々としたMAZZELのメンバー

――MAZZELのヒストリーを紐解く上で外せないのは、やはりオーディションの合宿審査。それぞれの思い出を教えてください。

HAYATO「僕は2次審査の発表がとても印象に残っています。次の合宿に進めるのが12人中10人で、僕は10番目に名前を呼ばれたんです。すごく焦りを感じたり、どうしたらいいか一番悩んだ時期でもあったので、やっぱりそのシーンになりますね」

NAOYA「僕は逆に、その結果発表で最初に名前を呼ばれたんです。有難いことなんですけど、自分の実力に納得がいってなかったから正直すごく不安になったし、このオーディションに全力を懸けている分、もっと直さないといけないことがいっぱいあるなって。そういう意味ですごく大変だったなって思います」

RAN「本当に色んなことがあって選ぶのは難しいんですけど、やっぱり最終審査の結果発表ですかね。それがあって今がある、という意味でも。名前を呼ばれたときはやっと自分の中にある壁を超えられたというか、この8人で次のステップへ進んで新たな世界に挑戦していくんだなって。僕はもともとBMSGのトレーニーで、みんなとちょっと違う立ち位置だったと思うんです。そんな中で、オーディションの参加者とどう接していこうかと悩んだり、いろんな葛藤を抱えた時期もあって。けどそういうのも超えて、いったん自分の全てが許されたじゃないですけど、どこか壁を突破した感覚がありました」

TAKUTO「僕は1次審査の結果発表でSKY-HIさんに言われた言葉が印象に残っています。自分の中では必死に取り組んで合宿に来たつもりだったけど、『本気でアーティストになりたいのか分からない』というようなことを言われたんです。どうして人に伝わっていなかったのか後々思い返したら気付く部分もあったし、そこで一つ心が切り替わったというか。とても悔しかったのもあり、強烈に覚えています」

――プレデビュー曲「MISSION」の聴きどころは?

HAYATO「注目は何といっても歌詞。合宿中に起こったことが全て詰まっていると思います。特にグッと来たのは"去った想いのカケラ"というフレーズ。オーディション中は結果が発表されるたびに誰かとのお別れがあったので、そこはやっぱり胸に来ますね」

NAOYA「本当に、『MISSIONx2』に携わった全ての人の気持ちがこの歌詞に乗っていると思います。『MISSIONx2』があってこそのMAZZELなので、歌詞はぜひ注目していただきたいです」

TAKUTO「僕は最後のほうにある"見逃すな"という歌詞が好き。SEITOが歌っている部分なんですけど、とても力強くて、振り付けも見応えがあります」

RAN「s**t kingzのshojiさんが担当してくださった振り付けはダイナミックかつ繊細。歌詞に忠実だったり、すごく凝った構成になっています。余裕さ、一生懸命さ、儚さ...といったいろんな感情の表現が1つの作品の中に示されている気がします」

過酷なオーディションを経て、共に成長し、夢を分かち合う仲になったMAZZEL。彼らが見据える未来はどんなものなのだろうか?

RAN「ドームツアー、世界ツアーとかいろいろ叶えたい夢はあります。でもそれよりもっと根っこの部分で、何年経ってもカッコいいって思われ続ける存在でありたいなって。今だけじゃなく、何十年、何百年と先の人たちにも響くような、何かを残せるグループになれたらなと思います」

TAKUTO「身近なスタッフさんから世界中の方々まで、永遠に愛されるグループでいたいです。"カッコいい"の面はもちろん持ちつつ、それだけじゃない何か愛されるものがあるといいなって。そういうグループを目指していけたらなと思います」

■4人へのQ&A!「自分に課している"MISSION"」や「これだけは負けない"No.1"」を教えて!

■HAYATO(2005年1月1日生まれ、東京都出身)

HAYATO
HAYATO

Q:今、自分に課しているMISSIONは?

A:積極的にしゃべること
「極度の人見知りで、自分から話したり、仲良くなるまでにすごく時間がかかるんです。このお仕事をしているとたくさんの方と会う機会があるので、できるだけ進んでコミュニケーションを取ろうと心掛けています」

Q:メンバーで初対面のインパクトが大きかった人は?

A:NAOYA
「2次審査で初めて会ったとき、飲み物片手にソファーに座り、前髪はハートの形だったんです。あれは忘れられないです(笑)」

Q:自分は「○○がNo.1」なものといえば?

A:寝起きの悪さ
「二度寝はしょっちゅう。遅刻はしないけど、いつもガンダッシュして間に合っているので、もっと余裕を持って起きたいです」

HAYATO
HAYATO

■NAOYA(2003年4月28日生まれ、兵庫県出身)

NAOYA
NAOYA

Q:今、自分に課しているMISSIONは?

A:糖質オフ生活
「お菓子やタピオカ、ソフトクリームなど甘いものが本当は大好き。でも今はお肌のことや健康面を考えて、そういうものをなるべく控える生活をしています」

Q:メンバーで初対面のインパクトが大きかった人は?

A:RAN
「オーディションに来た僕らのスーツケースをバスに積む手伝いをしていたRAN。いい人だなと思って『ありがとうございます』って言ったら、なんと無視されたんです。だから最初はバリ怖い人って印象やったけど、単純に聞こえてなかっただけと後で判明しました(笑)」

Q:自分は「○○がNo.1」なものといえば?

A:動物好き
「実家にたくさん動物がいるんです。にわとりは多いときで9羽、ハムスターは今まで10匹以上。他にも犬、うさぎ、インコ、金魚など、たくさん飼ってきました」

NAOYA
NAOYA

■RAN(2002年8月23日生まれ、熊本県出身)

RAN
RAN

Q:今、自分に課しているMISSIONは?

A:自炊
「面倒くさがりな性格なんですけど、実家を出て一人暮らしを始めるとなると誰も作ってくれないので(笑)。ご飯を炊いて、おかずも作って、親の有難さが沁みますね」

Q:メンバーで初対面のインパクトが大きかった人は?

A:TAKUTO
「周りがワイワイ話してる中、めっちゃ静かで。この人は自分の世界があって周りと話す気がないのかな、じゃあ逆に仲良くなってやろうって、めっちゃ積極的に話しに行ったのを覚えています」

Q:自分は「○○がNo.1」なものといえば?

A:音を聴くこと
「ある曲に対して、どんな音を使っているんだろう?とか細部まで聴くのが好き。それを感じ取ってダンスで表現するのも楽しいです」

RAN
RAN

■TAKUTO(1998年10月28日生まれ、東京都出身)

TAKUTO
TAKUTO

Q:今、自分に課しているMISSIONは?

A:歌のトレーニング
「歌唱力をもっと伸ばしたくて、家で毎日欠かさず練習をしています。ミッションというよりも好きで歌っている感じですけど」

Q:メンバーで初対面のインパクトが大きかった人は?

A:SEITO
「合宿審査の初日、自己紹介を済ませた後に少し自由時間があったんです。ほとんどの人がカードゲームとかで交流を図る中、SEITOだけ別の場所で寝てて(笑)。単純に眠かっただけみたいなんですけど、衝撃的でした」

Q:自分は「○○がNo.1」なものといえば?

A:文字入力の早さ
「キーボードのタイピングやスマホのフリック入力が得意。友達に『なんでそんなに早いの?』って驚かれるくらいです。メンバーと競ったことはないけど、1番じゃないかな」

TAKUTO
TAKUTO

文=川倉由起子 撮影=押木良輔

放送情報

M-ON! SPECIAL 「MAZZEL」 ~MISSIONx2~
放送日時:2023年4月12日(水)23:30~
チャンネル:MUSIC ON! TV(エムオン!)
※放送スケジュールは変更になる場合があります