永野芽郁の胸キュンシーンにも説得力抜群!北川悦吏子のオリジナル脚本で生まれたハマり役
2023.3.31(金)
3月21日に最終回を迎えたドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」。脚本家・北川悦吏子による"完全オリジナル"青春ラブストーリーの集大成として話題を呼んだ。数々の恋愛ドラマを生み出し、"恋愛の神様"とも呼ばれる北川だが、近年話題を集めたオリジナル作品としては、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(2018年)が挙げられるだろう。
(C)NHK
平均視聴率21.1%、最高視聴率24.5%と高い注目を集めた本作。故郷である岐阜と東京を舞台に失敗を恐れないヒロインの、高度成長期の終わりから現代までを描く物語だ。永野芽郁がオーディションでヒロイン・楡野鈴愛(すずめ)の座を射止めた。
田舎町で生まれた鈴愛は、毎日野山を駆け回り、元気いっぱいで天真爛漫な少女に成長。小学生の時に左耳の聴力を失うというハンディキャップを抱えながらも、失敗を恐れず前向きに生きていく。漫画家に憧れて上京しデビューするも挫折、結婚して娘を出産したが後に離婚...と、激しく浮き沈みする人生をいつだって全力で駆け抜ける。失敗だらけでも、困難やハンディキャップさえも跳ね返していく強さと明るさを持つ新しいヒロイン像が描き出された。
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2009年に女優デビューし子役から活動していたとはいえ、当時まだ18歳だった永野にとっては相当な重圧があったことは想像に難くない。それでも鈴愛として笑って泣いて、ひたむきに演じ抜いた。永野のキラキラと輝く真っ直ぐな瞳が鈴愛と重なって見えるが、本作での意欲的で瑞々しい演技が評価され、エランドール賞新人賞を受賞した。
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同賞の受賞式には、鈴愛を支えた幼馴染の萩尾律を演じた佐藤健が駆けつけた。同じ日に同じ病院で生まれ、鈴愛と運命的な絆で結ばれている律は、理知的で賢く心優しいが傷つきやすい一面も持っている。お互いを誰よりも理解しながら、恋愛という面では何度もすれ違ってしまう。その中で数々の胸キュンシーンを生み出した。永野との息の合った演技は、歴史を重ねてきた幼馴染という役柄に強い説得力を持たせている。
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彼らを取り巻く人々にも豪華キャストが出演している。鈴愛に深い愛情を注ぐ両親に松雪泰子と滝藤賢一、律の両親には原田知世と谷原章介、鈴愛が弟子入りする人気漫画家には豊川悦司。また、若手俳優陣にも実力派が並んだ。幼馴染の気心の知れた友人役には矢本悠馬と奈緒、漫画家を目指す仲間たちには清野菜名と志尊淳が起用された。
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ゆるふわ男子として人気を博し"マアくん"ロス現象まで起こした正人を演じた中村倫也、愛すべきダメ男・涼次を演じた間宮祥太朗など、律とはタイプの異なるイケメンたちも魅力的だ。型破りなヒロインをやりきった永野をはじめキャストの真摯な演技は、朝ドラに新しい風を吹き込んだ。
文=中川菜都美
放送情報
半分、青い。
放送日時:2023年4月3日(月)23:30~
※毎週(月)~(金)23:30~
チャンネル:女性チャンネル♪LaLa TV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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