町田啓太がタトゥー姿で放つ貫禄...柳楽優弥&松村北斗扮するバディが裏社会の暗部に足を踏み入れる「九条の大罪」
2026.3.30(月)
2025年12月18日から配信された「10DANCE」が爆発的な人気となり、子どもに寄り添うフリースクールの先生を演じる主演ドラマ「タツキ先生は甘すぎる!」(4月11日(土)放送開始)の激甘ルックにも視線が注がれている町田啓太。"年男"となる2026年も、勢いそのままに活躍が続いている。
作品ごとに異なる印象を放つ町田だが、過去最大級にダークな役どころとして話題を集めているのが、4月2日(木)よりNetflixで独占配信となる「九条の大罪」だ。
「闇金ウシジマくん」で知られる真鍋昌平による同名コミックを映像化した本作。ヤクザや半グレ絡みの案件ばかりを担当する弁護士・九条と彼に興味を持ったエリート弁護士・烏丸が、厄介な依頼を通じて社会の暗部を覗き見するクライムサスペンスだ。
依頼人を貴賤や善悪で選別せず、どんな依頼も一律33万円で引き受けることから、半グレや前科者の御用達となっている九条間人(柳楽優弥)。世間から"悪徳弁護士"と叩かれる九条は、良い弁護士なのか、悪い弁護士なのか。東大法学部卒のエリート弁護士の烏丸真司(松村北斗)はその目で確かめるべく"イソ弁(居候弁護士)"として九条の事務所で働くことに。
道徳や倫理に縛られない仕事ぶりにはじめは動揺する烏丸だったが、随所に垣間見える九条の信念に触れ、徐々に親しみを感じていく。しかし、九条を組織に取り込もうとするヤクザの京極清志(ムロツヨシ)が現れるなど、不穏な影が落ち始めていく...。
法とモラルの境界へと切り込むような刺激的な題材を扱った漫画原作ものとあり、キャラクターもクセ者揃い。その筆頭はやはり「性格の悪い弁護士」を自称する九条だ。
演じる柳楽といえば「ガンニバル」シリーズでの善悪の境界が曖昧な警察官役が記憶に新しいが、本作でもどんな人も平等に弁護する肝の据わった人物像を、意思の強さを感じさせる顔立ちや丁寧だが淡々とした独特のセリフ回しで表現。「被害者は死んでいた方がいい」というショッキングなことも平気で言い放つような不穏さ漂う存在感は抜群で、いい人なのか?そうでないのか?と視聴者を翻弄する。

そんな視聴者の目線を担う存在が、共に案件に当たる烏丸。悪人ばかりを弁護する九条に苦言を呈するなど、いわゆる一般的な倫理観の持ち主として誰よりも近くから見つめ続けるキャラクターだ。法を背負う九条の覚悟を汲み取りつつも、半グレたちに飲み込まれそうな九条の身を案じるなど、物語が進むにつれて傍観者から次第にバディとして関係性を築いていく。
松村は端正な佇まいにマッチしたエリートっぽさと同時に、胸中は複雑な思いを抱えた繊細さも表現。九条への接し方や言葉に徐々に遠慮がなくなっていく変化など、絶妙な距離を保ちつつも徐々にバディとしていびつな絆が生まれていく様子を浮かび上がらせる。

そんな2人を闇の世界へと引き込むように次々と依頼人を紹介するのが、町田が演じる壬生憲剛だ。表では自動車整備工場を営むが、裏ではグレーなビジネスを展開する半グレで、みっちりとタトゥーが入った腕を組んで立つ姿は、誰からも一目置かれる貫禄がムンムン漂う。
強面なビジュアルに加えて、ドスの効いた低音ボイスから放たれる丁寧な口調が凄みに拍車をかける。その一方で、背中には愛犬のタトゥーを背負うなど人間味も透けて見えるキャラクターで、どこか信用できるアウトローを佇まい一つで作り上げる町田のハマり役となっている。
これらのキャラクターを中心に、人間たちの利権と思惑が複雑に絡み合った欲や暴力まみれの駆け引き、知られざる搾取システムなど、裏社会の目を背けたくなるような人間模様が繰り広げられていく。
そこに絡んでくるクセのあるキャラクターも実力派が演じている。九条と烏丸に容赦なく物申す元受刑者支援をするソーシャルワーカー・薬師前を池田エライザが演じ、ダークな作品に温かみやコミカルな空気感をもたらす。
さらに、表情をまったく崩さずに底知れぬ怖さを醸し続けるヤクザの京極役のムロツヨシ、九条と壬生のことを知るように追い回す刑事の嵐山役の音尾琢磨、厳格な検事として九条に軽蔑の眼差しを向ける兄・鞍馬役で冷酷さが際立つ生田斗真など、右を見ても左を見ても豪華な顔ぶれが、振り切った演技でダーティな世界観を作り上げる。

Netflixシリーズ「地面師たち」(2024年)が異例の大ヒットを記録するなど、タブー視される日常に潜む闇にスポットライトを当てたダークな作品が人気を集めている昨今。Netflixだからできるような振り切った表現によって作り出される裏社会の世界で、俳優たちの怪演に飲み込まれないようにご注意を。
文=HOMINIS編集部
配信情報
Netflixシリーズ「九条の大罪」
2026年4月2日(木)よりNetflixで独占配信
出演:柳楽優弥、松村北斗、池田エライザ、町田啓太、音尾琢真、ムロツヨシ ほか
-

高橋文哉の緻密な演じ分けが光るヤンキードラマ「伝説の頭 翔」――オタク高校生と金髪カリスマヤンキー、1人2役の魅力
提供元:HOMINIS3/30(月) -

池田エライザ×野田洋次郎共演「舟を編む ~私、辞書つくります~」――"辞書作り"のリアルと感動を紡ぐ名作
提供元:HOMINIS3/30(月) -

浅野温子×武田鉄矢「101回目のプロポーズ」はなぜ今も泣ける?江口洋介・石田ゆり子の好演も光る、色あせぬ名作
提供元:HOMINIS3/30(月) -

町田啓太がタトゥー姿で放つ貫禄...柳楽優弥&松村北斗扮するバディが裏社会の暗部に足を踏み入れる「九条の大罪」
提供元:HOMINIS3/30(月) -

薬師丸ひろ子、1984年の主演作「メイン・テーマ」の魅力――名曲とともに19歳の揺れる心を映し出す青春ロードムービー
提供元:HOMINIS3/30(月)

