杏がフィンランドの国民的俳優とW主演!手書きノートとボイスメモで挑んだ国際プロジェクトの舞台裏「フィンランド語、英語、日本語が飛び交う現場でした」
2026.3.28(土)
2026年4月5日(日)よりWOWOWプライムで放送がスタートする、日本とフィンランドが共同製作したWOWOW『連続ドラマW BLOOD & SWEAT』。日本とフィンランドを舞台に、2人の刑事が国を越えて連続猟奇殺人事件の真相に迫る衝撃のクライムサスペンスだ。本作で日本の警視庁捜査一課の刑事・涼宮亜希を演じる杏は、ロケのために一家でフィンランドに約3ヵ月間滞在。俳優として、そして一人の人間として新たな視点を得たという。
フィンランドの国民的俳優ヤスペル・ペーコネンとの共演、異文化の中での生活、外国語のセリフとの格闘...。極寒の地で待っていた彼女の新たな挑戦やエピソードを伺った!
──本作は、日本とフィンランドを舞台に、国境を越えて発生した連続猟奇殺人事件の真相を追うオリジナルドラマです。企画を聞いた際、どんな点が出演する決め手となりましたか?
「以前から海外作品に参加したいという思いはありましたが、長期の拘束期間が子供を育てる上での高いハードルでした。ですが今回は、家族を連れてフィンランドに行けるよう手筈を整えていただき、『懐に飛び込んでいいよ』と言ってもらえたような安心感がありました。2つの国を結ぶミステリーという物語の面白さはもちろん、状況としても非常に恵まれていたことが大きかったです」
──杏さん演じる亜希は、公安の元トップである父を持ちながらその影響力にすがらないたくましさを持つ女性刑事。セリフの半分以上が英語ということですが、お芝居はいかがでしたか?
「捜査の専門用語は日常会話にはない言葉ばかりで、発音もそうですが、特に"感情を乗せるための区切り方"に苦労しました。セリフ指導の方から、どこを強調するかでニュアンスが変わるというお話を伺って。日本語なら無意識にできることが、英語だとこんなに分からなくなってしまうのかという不安もありましたが、一生懸命取り組んだ分、大きな学びとなりました」
──以前インタビューをさせていただいた際、「セリフをノートに書いて覚える」という習慣をお聞きしました。今回もそうだったのですか?
「はい。全く一緒で、英語なので横書きに変わったくらいです(笑)。自分の手で一回書くと読み飛ばしがなくなるので、どの言語でもやっぱり必要だなと思いました。ただ、英語だと日本語で言う"てにをは"のような細かな抜けに気づきにくくて。ボイスメモに吹き込んで何度も聞き直すなど、ツールを駆使して反復しました」
──国際共同製作ということで、台本なども普段とは違ったのでしょうか。
「まず、英語も日本語もすべて併記されたバイリンガル仕様なんです。日本の台本は大体が縦書きですが、今回は横書き。しかも開きも逆なので、最初は慣れるまでに時間がかかりました。海外では製本する文化もあまりないようで、データか、その日に撮影する分だけを印刷したペラの紙だけでやるそうです」
──杏さんとともにW主演を務める、フィンランド国家捜査局・FNBIの刑事ヨン役を演じたヤスペル・ペーコネンさんの印象はいかがでしたか?
「役としての彼は寡黙で過去に傷を持つキャラクターですが、実際のヤスペルさんはすごくお茶目で話しやすい方でした。驚いたのは、フィンランドではどこへ行っても彼のポスターを見かけるほどの国民的存在だということ。日本で偶然会ったフィンランド出身の方に彼の名前を出したら『みんな知ってるよ』と言われるほどで。俳優業だけでなく、実業家や環境活動家としても多忙を極める中、子供連れでも行けるレストランやサウナを紹介してくれるなど、本当に細やかにケアしてくれました」
──気さくで優しい方なんですね。現場でのコミュニケーションはどうされていたのですか?
「フィンランド語、英語、日本語が飛び交う現場でした。私はフィンランド語がほとんど分からないのですが、フィンランドチームは、齟齬が起きないように雑談でもなるべく英語を使ってくれていました。国としての語学力の高さに驚かされましたね。ヤスペルさんともよくお互いの言語を教え合いました。フィンランドの人たちは電話の『もしもし』という日本語の響きがツボだったようで。フィンランド語のさよならが『モイモイ』なので、あまり変わらないじゃないかと思ったのですが(笑)、日本人がそれを少し真剣に言うのが面白かったようです」
──お子さんとのフィンランド生活では、文化の違いを感じたこともありましたか?
「治安が良いせいか、日本以外では珍しく子供だけで登校する風景を見かけました。あとは給食が10時半だったり、夕飯の後、寝る前も含めて一日に4〜5回食事を摂る習慣があったり。寒さでカロリーを消費するからかもしれませんが、そうした暮らしの違いがすべて面白かったです」
──現地で気に入ったものやリピートしていた食事は?
「現地のスーパーにはしょっちゅう足を運んでいて、野菜やちょっとしたお菓子なども見ていて楽しかったです。サーモンはずっと食べていましたし、あと、ソーセージを外で焼いて食べるのも好きでした。いろんな種類のマスタードが売られていて、パッケージがまたかわいいんです。身に着けるものだと、スノーブーツがやっぱり優秀でしたね。滑らないし、とても暖かくて、靴の箱に『We know winter』と書かれていたのがカッコよかったです(笑)。雑貨など北欧のかわいらしいアイテムはもともと大好きでしたが、今回でさらに好きになりました」
──あらためて、今作のストーリーの魅力をどう感じていますか?
「文字で読んでいたときは、すごく複雑に感じていたんです。自分の役を深掘りするだけで精一杯で、これを全体的に把握しているプロデューサー陣、ディレクター陣はすごいなと。歴史的かつ文化的な要素も絡んでくるので、本当に大きなプロジェクトだと思いました。完成した映像を見たら、台本から感じた複雑さがこんなに躍動感があるものに変わるんだ!と。特に後半は、毎話終わるごとに『えー!』と声が出てしまうような展開が矢継ぎ早にやってきます。物語の記憶をなくしてもう一度見たいと思うほど、面白いプロジェクトに参加できたと実感しています」
──最後に、本作を楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。
「フィンランドの冬、日本の伝統的な景色、そして東京の都会的な風景が一つの作品に詰まっていて。映像の美しさはもちろん見ていただきたいですし、物語に関してはとにかく先が読めない。どちらの国が事件の軸になっているのかも結構ギリギリまで分かりません。放送が開始されたら、いろいろな驚きを皆さんと共有できたら嬉しいです」

文=川倉由起子 撮影=シン イシカワ(Sketch)/Shin Ishikawa(Sketch)
衣装クレジット(写真3枚目)/ジャケット \126,500円(L'UNE)、スカート \93,500円(L'UNE)
ヘアメイク:高桑さとか/satoka takakuwa
スタイリスト:中井綾子(crêpe)/Ayako Nakai(crêpe)
放送情報
日本×フィンランド共同製作ドラマ 「連続ドラマW BLOOD & SWEAT」
放送日時:2026年4月5日(日)22:00~ ※第1話無料放送・配信
放送チャンネル:WOWOWプライム(スカパー!)
出演:杏 / ヤスペル・ペーコネン / 濱田岳 / 高杉真宙 / 福士誠治 / 時任勇気 / エリアス・サロネン / マーリン・ローズ / ミッコ・ノウシアイネン / アリナ・トムニコフ / ゼファン・スミス=グナイスト / アンティ・レイニ / 古舘寛治 / 吹越満 / 岩谷健司 / 赤間麻里子 / 松角洋平 / 早乙女太一 / 國村隼ほか
※放送スケジュールは変更になる場合があります。
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