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唐沢寿明のクセ強キャラが病みつきに!倉科カナ、犬飼貴丈の共演で刑事たちの成長を描く警察ミステリー「コーチ」

2026.3.26(木)

「コーチ」(ファミリー劇場)
「コーチ」(ファミリー劇場)

主演映画「ミステリー・アリーナ」の公開が5月に控える唐沢寿明。緻密なロジックとトリックで読者を魅了する本格ミステリー作家・深水黎一郎の同名小説を、堤幸彦の監督で映画化した同作。唐沢は物語の肝であるクレイジーな天才司会者を演じている。深水と堤、そして唐沢がタッグを組んで生み出される予測不能なミステリー・エンタテインメントに、今から期待が高まる。

近年、「プライベートバンカー」や「連続ドラマWフィクサー」などでアクの強い主人公を演じてきた唐沢。そんな唐沢が2025年に主演したドラマが、異色の警察ミステリー「コーチ」だ。本作では白髪に白髭、グレーのスーツ姿で警視庁人事二課から派遣された謎の男・向井光太郎を演じた。

唐沢寿明が白髪に白髭で、警視庁人事二課から派遣された謎の男を演じる
唐沢寿明が白髪に白髭で、警視庁人事二課から派遣された謎の男を演じる

(c)「コーチ」製作委員会

原作は元新聞記者で、リアリティーのある描写でベストセラーを多数生み出している堂場瞬一による警察小説。向井を演じる唐沢は、両手を後ろで組む仕草や大きめの眼鏡をずらしてニヤッと笑う顔などの細やかな演技で、若者たちに引かれる怪しい初老のおじさんになりきっている。

そんな向井のミッションは、自信をなくしたりプレッシャーに押し潰されそうになったりしている刑事たちを指導すること。池袋西署の係長・益山瞳(倉科カナ)や、取り調べ担当官を目指している所貴之(犬飼貴丈)、尾行してもすぐに気づかれてしまう大柄の西条猛樹(関口メンディー)、感情を抑えられない泣き虫刑事・正木敏志(阿久津仁愛)らは、向井のことを「いったい何者?」と不審がりながらも、彼のアドバイスがきっかけで、刑事として成長していく。

■悩める刑事たちを伸ばすコーチ・向井を演じる唐沢の演技のおかしみと深み

(c)「コーチ」製作委員会

ストーリーの前半、第4話までは事件とともに向井と若い刑事たちとのやりとりが描かれていく。若くして女性管理職になったことへの不安と責任を感じている瞳は、現場にヨタヨタとついてくる向井のことを陰で"くそじじい"呼ばわり。しかし、緊迫する事件の中で余裕がなくなっている心理を向井から見抜かれ、係長がやるべきことをやんわりとアドバイスされる。眉間にしわを寄せてピリピリした雰囲気を漂わせていた瞳は、後に部下を率い、前向きなムードへと導いていくリーダーとなり、別人のような表情を見せる。

そして、取り調べで緊張して相手のペースにのまれてしまう所。向井に「真面目ですねえ」とからかうように言われて悔しい思いをするが、やがて向井のやり方を容疑者の聴取に取り入れていくように。向井の自由な言動に目が泳いだり、両手を握り締めて「感じ悪っ!」と1人で呟いたりと、融通のきかない刑事・所を犬飼は時にコミカルに演じている。

そして、元・昭和の刑事でありながら、後輩を頭ごなしに否定せず、とぼけた言い方でヒントを与えたり、逆に質問して自分で考えさせたりする向井を演じる唐沢の芝居は、実に味わい深い。なぜかラグビーの審判をやっていたり、外の食堂で後輩とバッタリ会っても割り勘だったりと謎も多い向井を、さまざまな角度から楽しめるキャラクターとして作り上げている。

■"向井チルドレン"の活躍、コーチの秘められた過去も明らかに

第5話からの後半では、捜査一課に配属された瞳の下に所や西条、正木が召集される。向井の洗礼を受けたメンバーたちは協力を得ながら、事件に立ち向かっていくことになる。

所は取り調べで押し引きのある会話ができるようになっていたり、服にこだわりがある西条は捜査でもその知識を活かしたりと、すっかり頼もしくなった部下たち。主任となった瞳を演じた倉科の演技にも、SNSで「カッコいい」という声が相次いだ。

そして、第8話からは15年前の向井の過去と、人事二課長・富永由里(木村多江)との関係も明らかに。なぜ、向井の風貌や性格が今のようになったのかを想像させる唐沢の演技にも説得力があり、最終話まで見逃せない。

文=山本弘子

放送情報

コーチ
放送日時:2026年4月25日(土)12:00~
チャンネル:ファミリー劇場(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

出演:唐沢寿明 倉科カナ 犬飼貴丈 関口メンディー 阿久津仁愛 古田新太 木村多江