泥臭い魅力を放つ山崎賢人、鶴見中尉の恐ろしき狂気を完全再現する玉木宏ら「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」の随所に溢れる原作へのリスペクト
2026.3.13(金)
明治時代末期の北海道を舞台にしたサバイバルバトルを描く野田サトルの人気コミックを映像化した「ゴールデンカムイ」シリーズ。
3月13日(金)から公開となる映画第2弾「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」の完成披露舞台挨拶(2月25日開催)には、主演の山崎賢人(※「崎」は正しくは「立さき」)をはじめとする錚々たるキャストが集結。全員が続投して挑んだ今作への気迫が感じられる壮観の集合ショットからもその期待は高まるばかりだ。
(C)野田サトル/集英社 (C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
「"網走監獄襲撃編"にたどり着くために、これまでの『ゴールデンカムイ』はあったと言っても過言ではない」という松橋真三プロデューサーの言葉にもあるように、物語は大きな盛り上がりに向けて、着実に積み重ねられてきた。
2024年の映画第1弾では、集団脱獄をした囚人たちの刺青に埋蔵金の在り処が示されていることを知った帰還兵の杉元佐一(山崎)が、アイヌの少女・アシリパ(山田杏奈 ※「アシリパ」の「リ」は小文字が正式表記)を相棒に、帝国陸軍最強の第七師団を率いる鶴見篤四郎(玉木宏)や刺青の持ち主である元新撰組副長・土方歳三(舘ひろし)らとのお宝争奪戦に乗り出していく"幕開け"を活写した。
(C)野田サトル/集英社 (C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
さらにWOWOWで放送された「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」(2024年)では、北の大地を突き進む中、次から次へとクセ者が現れ、敵味方の関係が複雑に入り乱れながらの"刺青人皮"を巡る戦いが激しさを増した。
■「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」山田杏奈のインタビューはこちら
そして連続ドラマ第3話と第5〜8話を手掛けた片桐健滋監督(※「片」は正しくは旧漢字)がメガホンを握った「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」では700人の凶悪犯を相手にしたシリーズ史上最大の戦いへと突入。アイヌの金塊を奪い、囚人たちに刺青を入れた"のっぺら坊"の正体が、アシリパの父・ウイルク(井浦新)だと聞いた杉元は、その真相を突き止めるため網走監獄へと足を運ぶ。
(C)野田サトル/集英社 (C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
過酷な氷点下での撮影をはじめ、迫力のあるアクション、緻密なアイヌ文化描写などを通じ、長らく実写化不能と言われてきた原作の世界観を見事に映像化。この再現度の高さこそ本作がファンの心を掴んだ大きな要因であり、キャラクターになりきった俳優たちの熱演は目を奪う。
鬼神のような戦いぶりから"不死身の杉元"と呼ばれる主人公を演じる山崎は、傷だらけのワイルドなビジュアルから放たれる精悍な眼差しをはじめ、凄みに満ちた表情でタフなキャラクター像を表現。網走監獄での戦いでも、長い廊下で敵を薙ぎ倒していく荒々しい肉弾戦に挑み、痛みや熱量が伝わるような人間味のあるアクションで役に説得力をもたらしている。
(C)野田サトル/集英社 (C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
一方で、純粋さと神秘性、凛々しさなどの多彩なエッセンスを山田が見事に体現するアシリパや脱獄王・白石(矢本悠馬)といった仲間とのやりとりで飛び出すコミカルな演技まで、原作の漫画ならではの魅力もしっかりと落とし込んでいる。
(C)野田サトル/集英社 (C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
(C)野田サトル/集英社 (C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
漫画的という点では、主人公に立ち塞がる鶴見中尉を演じる玉木の怪演も目を見張る。日露戦争によって脳を負傷した鶴見は、軍事政権樹立のため次第にタガが外れていく狂人であり、痛々しいやけど痕越しのまとわりつくような目つき、機関銃をぶっ放す際の不気味な笑顔、ケレン味のある台詞回しなど、刺激的な演技が作品のスパイスとなっている。
(C)野田サトル/集英社 (C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
さらに、そこに食い入るのが、自らの野望のため金塊を狙う土方歳三役の舘の存在感。肩まで伸びた白髪をなびかせる貫禄に満ちた佇まいや威厳ある口調といった渋すぎる演技に加え、網走監獄の典獄・犬童四郎助(北村一輝)との鎖を使った一騎打ちでの強者感に溢れる静謐な剣術アクションまで、作品に重厚感をもたらす迫力はさすがの一言だ。
このほかにも、ミステリアスな雰囲気を醸し出す凄腕スナイパーの尾形に扮する眞栄田郷敦や、奇声を発しながら戦うエリート少尉の鯉登を生き生きと演じる中川大志、疑惑を集めるウイルク役の井浦...と、挙げればキリがないほどの豪華な俳優たちが、抜群の再現度でキャラクターの魅力をスクリーンに浮かび上がらせる。
(C)野田サトル/集英社 (C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
(C)野田サトル/集英社 (C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
約1ヶ月かけてリアルに再現された網走監獄のオープンセットなど、細部までこだわり抜いて作り込まれ、原作者の野田も気に入るようなリスペクトが随所に感じられる作品に仕上がっている「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」。魅力的なキャラクターたちが織りなす濃密な人間ドラマはどこへ向かうのか。原作前半のクライマックスにふさわしい物語を見届けたい。
(C)野田サトル/集英社 (C)2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
文=HOMINIS編集部
映画情報
ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編
2026年3月13日(金)より劇場公開
出演:山崎賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦、矢本悠馬、玉木宏、舘ひろし ほか
配給:東宝
-

鈴木亮平主演「リブート」怒涛の第1章が終幕――戸田恵梨香演じる一香と対峙、復讐劇は新章へ
提供元:HOMINIS3/7(土) -

志尊淳×岸井ゆきの「恋は闇」――連続殺人事件と恋が交差する物語で鮮烈に描かれた"男女の危うい均衡"
提供元:HOMINIS3/6(金) -

ワン・ズーチー(王子奇)の"反則級"の愛情表現も...疑似兄妹の切ない恋模様に引き込まれる「めぐり逢いの花婿」
提供元:HOMINIS3/6(金) -

吉永小百合&三浦友和の繊細な感情表現に思わず涙を誘われる...10日間の恋を描いた日曜劇場「小ぬか雨」
提供元:HOMINIS3/6(金) -

BLACKPINK・ジスの華麗な七変化ぶりも目を惹く!ソ・イングク、イ・ジェウク、キム・ヨンデら人気俳優たちと恋模様を繰り広げる「マンスリー彼氏」で見せたチャーミングな引力
提供元:HOMINIS3/6(金)

