永瀬廉×吉川愛が『鬼の花嫁』で挑んだ"運命の恋" お互いの共通点は「せっかちです(笑)」
2026.3.9(月)
3月27日(金)に公開される映画『鬼の花嫁』で、永瀬廉と吉川愛がW主演を務める。本作は、あやかしと人間が共存する世界を舞台に、あやかしの頂点に立つ"鬼"・鬼龍院玲夜と、愛を知らない平凡な女子大生・東雲柚子が、運命に導かれて惹かれ合っていくラブストーリーだ。
徹底した衣装・メイクの作り込みに加え、息を合わせるほど難易度が増す社交ダンスシーンなど、二人で作り上げる場面が多い現場で永瀬と吉川は、何を支えに役へ踏み込んでいったのか。玲夜と柚子の距離が変わっていく過程をどう演じたのか、そして世界観の中で掴んだ手応えを聞いた。
――まず、映画出演が決まった時のお気持ちから聞かせてください
永瀬「映画で本格的なラブストーリーに挑戦するのが初めてだったんです。さらに『鬼の花嫁』はファンタジーの要素もあって、あやかしという存在も出てきて、いろいろな要素が詰まっている作品なので、この世界観をどう表現するんだろうという不安も少しありました。でも、それ以上にいい作品にしたいという気持ちが強くて。決まったときは素直に嬉しかったです」
――永瀬さんは恋愛作品への出演も多いですが、今回はまた違ったキャラクターですよね。鬼龍院玲夜という役について、演じてみての印象はいかがですか?
永瀬「まさか鬼になるとは思ってなかったです(笑)。でも玲夜って、冷たそうに見える部分がありつつ、柚子と出会うことで自分の知らなかった感情に出会って、少しずつ人間味が出てきたり、不器用さが垣間見えたりする。そういうところがすごく愛しいキャラクターだなと思いながら演じていました」
(C)2026「鬼の花嫁」製作委員会
――吉川さんはいかがでしたか?
吉川「あやかしと人間が共存する世界の中で、周りの皆さんはあやかしという設定で、私だけが人間だと聞いた時は、まずそこをどのように表現すればいいんだろうと思いました。不思議な世界観だなと思いつつ、演じるのがとても楽しみでもありました」
――周りの方のメイクもすごかったですよね
吉川「とても驚きました。私だけどんどんシンプルに見えて、私も派手なメイクをしてみたかったなと思ったりしました(笑)」
――吉川さんがいじめられるシーンが印象的でした。演じるときはどんな気持ちで挑んだのでしょうか?
吉川「演じているときはその気持ちになっているので、撮影中はそれで精一杯です。終わったら切り替えて。あまり引きずらないタイプなので、全然大丈夫でした(笑)」
――衣装やセットも、この作品の世界観を表現するうえで大きかったと思います。印象に残ったことはありますか?
永瀬「歴史のある場所で撮影させていただいたのも感動でしたけど、やっぱりあやかしのエキストラの皆さんの衣装とメイクのこだわりがすごかったです。一人ひとり細部まで作り込まれていて、それを見てほしいなと思いました。最初のパーティーのシーンも人数が多くて、メイクさんが20~30人いたと思うんですけど、あの規模で、熱を持って作ってくださったのが嬉しくて、印象に残っています」
吉川「私は打掛(うちかけ)を初めて着たので、重さも体験するもの初めてでした。とても重くて、こんなに普通に歩くことが難しいんだと思いました。最初は本当に歩けなくて、二人に支えてもらいながら歩いていました(笑)。でも映像で見るたびに頑張ってよかったなって思います。ダンスのときも、着物が大きくて重い中で踊っていたので大変でしたが、幸せな時間でしたし、とても貴重な経験でした」
永瀬「とても似合うんですよね。吉川さんの和装や、日舞っぽい動きがすごく綺麗で。僕は一番近くで見ていたので、余計に感じていました」
――永瀬さんは能力的なものがある役でしたが、お二人がもしあやかしの力を手に入れられるなら、どんな力が欲しいですか?
永瀬「念力みたいな力ですかね。劇中でも、(相手を)飛ばすシーンがあったじゃないですか。ああいうの、護身用にいいなって(笑)」
吉川「傷を治す力です。よくぶつけたりして痣ができてしまうので、それを治せたらいいなって思います」
(C)2026「鬼の花嫁」製作委員会
――本格ラブストーリーということで、お互いが演じた役について「ここがキュンとした」というシーンを教えてください
永瀬「僕は、やっぱり出会いのシーンですね。玲夜として初めて感情が芽生えて、近くで顔を見て、柚子の言葉を聞いて......。あそこが吉川さんとの最初のシーンだったんですけど、物理的にも心の距離も近づこうとした瞬間だったので、キュンとしたシーンでした」
――吉川さんは、クランクインがそのシーンだったそうですが、そう聞いてどうでした?
吉川「一旦、絶望しました(笑)。柚子ちゃんはその時点で心が精神的にも一番落ちていなければならず。クランクインがまさかそのシーンだと思っていなかったので、本読みを重ねて、監督と話し合って、台本も何回も読み直しました。まだ家族とのシーンも撮っていない状態だったので、想像しながら挑みました」
永瀬「初めてのシーンって、やっぱり印象に残りますよね」
吉川「私は、玲夜と柚子がお互いに笑っているところが好きです。玲夜が柚子にプレゼントをするシーンは、柚子的にも気持ちが救われましたし、絵としてもとても素敵だったので、演じながらほっこりできたシーンでした。柚子ちゃんは心の底から笑うシーンが少なくて、感情が激しい場面が多いので。あのシーンの日の光とか、部屋の雰囲気とか、二人の空気感がとてもキュンときました」
――出会うまでの誕生日を一気に祝ってもらうシーンもありましたが、吉川さんとしてはいかがですか?
吉川「映画としては素敵なのですが......私は『今の分だけで大丈夫です』って思いました(笑)」
永瀬「玲夜としては、柚子と出会っていなかった時間も祝いたいんですよね。0歳から祝おうっていう。玲夜の愛の重さというか......僕にもその発想はなかったです(笑)」
――もし自分がやられる側だったら?
永瀬「僕も今だけでって言います(笑)。でも玲夜は、柚子とのシーンは基本キュンとしてたんですよ。初めて笑顔を見られたタイミングとか、顔に出ちゃったりするタイプなので」
――プレゼントのシーンでも、ロマンチストですよね
永瀬「そうなんですよ(笑)。0歳、1歳、2歳......って、どこかで書くことがなくなってくるじゃないですか。すごいなと思いました。僕は3〜4歳が印象に残っていて、柚子の紡ぐ言葉を大事にしていきたい、っていうのも上手いこと言うなって感動していました。玲夜のそういうところ、好きです」
――キャラクターとご本人で、重なる部分や似ている部分はありましたか?
永瀬「子どもと絡むシーンがあったんですけど、吉川さんが子どもと接している姿を見て、こんな感じなんだろうなって思うぐらい自然で。子どもと同じ目線で楽しんでいて、子どもが好きなんだろうなって伝わってきました。そこがすごく印象に残っていますね」
吉川「普通に楽しみながら遊んでいました(笑)。あと、現場にピアノがあって。プレゼントのシーンのときに、永瀬さんが急に自分の曲(『シンデレラガール』)を弾き始めて、それを見て監督が『この絵、撮りたい』っとなりカメラを回し始めたことがありました」
永瀬「あったね。最初に吉川さんが弾いていて、少し間が空いたから僕も弾こうと思って。『二人で弾ける?』みたいな感じで声をかけたら、監督が今だと思ったのか、すぐ回し始めたんです。そういう瞬間、何回かありましたね」
吉川「パッとできてしまうところが永瀬さんにも玲夜にもつながるところかなと思いました」
――お二人の相性がすごくいいなと感じたのですが、実際いかがでしたか?
永瀬「とても似てるんですよ。家での過ごし方とか、外の菌やホコリに対する考え方とか(笑)。あと猫舌で、ラーメンの食べ方まで一緒で。共通点が多くてびっくりしました。だから自然と話しやすくなりましたし、こういうタイプ、なかなかいないと思っていたので、身近にいて嬉しかったです」
吉川「私も、まさか一緒だと思ってなかったので驚きました。とてもお話しやすくて嬉しかったです」
――池田監督が三人の共通点はせっかちとおっしゃっていました。どんなところで感じますか?
永瀬「吉川さん、だいぶせっかちなんですよ。僕も撮影が終わったら帰るのがとても早くて"世界ランカー"なんですけど、吉川さんはもっと早い。本当に着替えたらすぐ出るから、バイバイって言う暇もなく帰ってたりして。『今日、現場いたっけ?』みたいな(笑)。余韻を残さないスピードで帰る。せっかちだなって思いました」
吉川「せっかちです(笑)。多分、他の方より早いと思います」
――似た者同士だからこそ、相手役として気持ちを乗せやすかった部分もあったのでは?
永瀬「演じる上でというより、裏での過ごし方やコミュニケーションがしやすかったのが大きいです。お芝居ももちろんやりやすくやらせていただいていました」
吉川「私もです(笑)」
(C)2026「鬼の花嫁」製作委員会
――撮影を通して、お互いの姿勢や演技に刺激を受けた瞬間はありましたか?
永瀬「段取りをやっているときに、ここがやりにくいとかこのセリフが言いづらいとか、自分の意思をちゃんと明確に伝えて、そこからどうしていくか話し合う姿を結構見ていたので。僕も今回、言わせてもらうことが多かったんですけど、お互い思ったことを言うタイプだったから、そこが嬉しかったですね。一方的に言ってしまうと相手が我慢してるのかなって思ってしまうこともあるけど、ちゃんと話し合って組み立てて、一緒に作れたのがよかったです」
――そこも似ていたんですね
永瀬「確かにそうかもしれないですね。『このセリフ、ちょっと変えてもいいですか?』みたいなのも、吉川さんも言うタイプだったから、僕も『ここもうちょっとこうしてくれる?』って言えたのがよかったです」
吉川「玲夜に助けられるシーンがとても多いのですが、その姿も私のイメージ通りの玲夜でした。それ以上に支えてくださるので、安心して柚子として飛び込めると思いました。とても助けられました」
――社交ダンスのシーンについて、インスタライブでも「足を踏んだりして大変だった」とお話されていましたが、改めて撮影を振り返っていかがでしたか?
永瀬「練習中もそうなんですけど、ステップが動きに対応しているので、どっちかが右左を逆に出しちゃうと、足を踏んだりぶつかったりする。二人で動くから、進む方向を間違えると体が離れたりもして、とても難しかったです」
――吉川さんの中では「リードしてほしいな」みたいな気持ちはありましたか?
吉川「向かう方向を全部リードしなければいけないので実は男性の方が大変なんです。さらに玲夜は台詞を言いながら動かなければいけなかったので。練習量も、私より永瀬さんの方が少なく、二人で合わせる時間も限られていたので足を踏み合ったりしましたが、本番は一発で決めていました」
永瀬「カメラ位置もあるし、玲夜の顔をここで向けたい、とか。カメラに映る方向で動かなきゃいけないですし、円を描くように動いているから、向きも含めて調整が必要で。そこが難しかったですね」
――完成したシーンを見ていかがでした?
永瀬「よかったですね。あのシーンは練習の成果が全部出る"集大成"みたいな場面で、エキストラの方もたくさんいらして、物語としても重要なんです。いろいろな要素が重なっていた分、プレッシャーもあったんですけど、それを乗り越えられましたし、純粋に嬉しかったです」
吉川「良かったと思いましたが、自分としてはもっとこうすればよかったなっていう自分の中で反省もあって。首の角度とか、先生の踊りと比べると悔しい思うところもたくさんありました。でも決められた期間の中で頑張った自分は褒めてあげたいって思います。結果として本当に素敵でした」
永瀬「偉いね。演技だとこうしたらよかったなってあるけど、社交ダンスに関しては良かったしかないからね(笑)」
――社交ダンス、ハマりそうですか?
永瀬「突き詰めていくと、本番で気持ちいい瞬間があったんですよ。それをまた味わいたいですね。一人で踊るのと全然違う感覚で、ハマるってこういうことかって明確に分かる瞬間がありました」
吉川「その"ハマった瞬間"が、二人とも一緒でした。『今のよかったよね』ってお互いに言っていて。その瞬間が忘れられないです。社交ダンスを続けている皆さんがこの気持ちよさを何回も味わっていらっしゃると思うと、いいなって思いました」
(C)2026「鬼の花嫁」製作委員会
取材・文=川崎龍也
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