小坂菜緒×藤嶌果歩が語る、『転スラ』愛と声優初挑戦の覚悟 劇場版『蒼海の涙編』で見つけた手応え
2026.3.4(水)
伏瀬によるライトノベルを原作に、TVアニメ化を経て多彩なメディア展開を続けてきた『転生したらスライムだった件』シリーズ。その劇場版第2作となる『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』は、シリーズ初となる"海"を舞台に、オリジナルストーリーならではの新キャラクターや壮大なバトルアクション、そして笑いと涙が交錯するドラマを描く。
本作で声優に初挑戦したのが、日向坂46の小坂菜緒(ミオ役)と藤嶌果歩(ヨリ役)だ。大ファンとして「夢みたい」と語る小坂と、初めての個人演技仕事に不安を抱えながらも挑戦した藤嶌。アフレコに向けた準備、声1本で表現する難しさ、互いの"声"に感じた魅力、そして作品の見どころと『転スラ』が愛され続ける理由まで、二人に話を聞いた。
――今回、お二人にとって声優初挑戦となります。オファーを受けた瞬間はどんなお気持ちでしたか?
小坂「私は『転スラ』の大ファンだったので、今回このお話を聞いたときは、もう夢なんじゃないかって思うくらい本当に嬉しかったです」
藤嶌「私は個人で演技のお仕事をいただくのも初めてだったので、その初めての挑戦が声優さんの世界っていうのも、自分の中ですごく嬉しいポイントでした。でも、やっぱり不安もあって......。ただ先輩の小坂さんと一緒にできるっていうことで、安心感もありました」
――お二人ともアニメがお好きとのことですが、そもそも、お二人がアニメにハマったきっかけは何でしたか?
小坂「ジャンル問わず結構なんでも見るタイプで、小学生どころか、幼稚園くらいの頃からアニメと向き合ってきた人生でした。本格的にアニメを見始めたり、声優さんにハマったきっかけは、声優好きの友達がいたことです。小学生くらいのときに『ONE PIECE』と『NARUTO』を見ていて、そこからラブコメも少年ものも少女ものも、いろいろ見るようになりました。声優のお仕事は、実はずっと憧れの一つでもあって......アイドルを始める前ですけど、友達とアニメを見ながら、恥ずかしい話、アフレコの真似みたいな練習をしてた時期もあったんです。そういう積み重ねがあったからこそ、今回の劇場版でもこの場面はこういう声で届けたいというイメージを、少し形にできた気がします」
藤嶌「私は少女漫画が好きなので、そういう作品のアニメ化はよく見ていました。今回の現場でも、私が『これ好きなんです』って小坂さんに話したら、コアなものも最新のものも全部知っていらして......何でも知ってるなってびっくりした思い出があります(笑)」
――アフレコに参加するにあたって、小坂さんから藤嶌さんへアドバイスもあったんですか?
藤嶌「決まってすぐ、小坂さんから『転スラ』のおすすめが届きました。マネージャーさん経由で『ここから見るといいよ』って連絡をいただいて、『なるほど、じゃあこれを見よう』と思って。おすすめされたものを最初に見させていただきました」
小坂「藤嶌が『転スラ』を見たことがないって言っていて。劇場版から入るのももちろんいいんですけど、過去に出てきたキャラクターが今回も出てくるので、関係性を知っていた方がより楽しめると思って、『アニメを1期から(最新まで)見ておいた方がいいよ』って話しました(笑)」
――初めてのアフレコを終えて、難しかったことや手応えも含めていかがでしたか?
小坂「アフレコは、二人とも本当にド緊張の中でスタートしました。私もアフレコ自体が初めてで、マイクの前に立って用意してきたものを出して、ディレクションをいただいて......というのを繰り返しながら進めていく形だったんです。だからこそ、一人じゃなくて藤嶌がいて本当によかったなって。心の支えにもなりました」
藤嶌「普段アイドル活動で表現するときって、歌やダンス、表情とかいろんな要素があるじゃないですか。でも声優さんは、声1本で表現する。それが本当に難しいんだなって感じました。でも、新しい挑戦ができたことで、表現の幅が少しでも広がっていたら嬉しいなと思います」
――映画に出演が決まってからアフレコに挑むまで、事前に準備したことはありますか?
小坂「自分の声に聞き慣れようと思って、ボイスレコーダーで自分のセリフを録って、それを聞いては繰り返して......をやっていました。もう少し優しく言ってみようかなとか、もう少し力強く言ってみようかなとか、何度も何度も試しましたね」
――普段、テレビやラジオなどでご自身の声を聞く機会はあると思いますが、改めて自分の声と向き合ったんですね
小坂「そうですね。ラジオもやらせていただいているので、自分の声を聞く機会はあるんですけど、役の中で"声を作る"ところから始めたのは初めてだったので。まずはそこに自分が聞き慣れなきゃ、と思ってやっていました」
――過去の『転スラ』シリーズを見返したり、参考にされた方はいらっしゃいましたか?
小坂「今回お仕事をいただいて、『転スラ』をもう一度見返そうと思いました。いつもは作品を楽しむために見返していたんですけど、今回は"声"に注目して見返したんです。みなさんがどんな雰囲気で演じているのか、日常の声と緊迫した場面の声の違いとか、いろいろ聞きながら、自分の中で声優のお仕事への気持ちも作っていきました」
藤嶌「声だけの演技になるんですけど、鏡の前で練習して、表情も込みで声色を変えられるように意識しました。普段のレコーディングでも『ライブみたいな表情で歌って』ってご指導いただいたりするので、それは声優さんのお仕事でも活かせるかも、と思って。表情込みで鏡の前で練習していました」
――普段のアイドル活動と繋がった部分もあったんですね
藤嶌「そうですね。普段のアイドル活動から応用できたところなのかなと思います」
――今回アフレコをご一緒されて、改めてお互いの声の好きなポイントを教えてください
小坂「私はもともと藤嶌の声がすごく好きで。歌っている声も、喋っている声ももちろん好きなんですけど、二人でアフレコの現場に行って役に入っている藤嶌の声を聞いたのは今回が初めてだったんです。『こんなにも声の幅があるんだ』っていう新発見もありましたし、藤嶌は抑揚をつけるのが得意な子なので、私も刺激を受けました。本番の中で『藤嶌みたいにやってみよう』って思った瞬間もあって。藤嶌の唯一無二のところは、声だと思っています。今回それをしっかり聞けてよかったです」
藤嶌「私も小坂さんが出演されているドラマや映画を見ていたので、もともと映像作品の中でも声が綺麗だなって思っていました。それが今回アニメの世界に登場されていて、すごいなって。私が特に好きなのは、子どもに話しかける小坂さんの声です。普段から優しいお声ではあるんですけど、それがさらに一層優しい話し方になっていて......私的にはキュンとくるポイントなので、ぜひ皆さんにもキュンとしていただけたら嬉しいです」
――今回"声優"という仕事で共演して、お互いに気づいた新たな一面はありましたか?
小坂「アフレコ当日、お互いすごく緊張していたんですけど、藤嶌って緊張すると行動が多くなる子なんだなって初めて知りました(笑)。座りなよって言ってもなかなか座らなかったり、落ち着かない雰囲気だったり。ライブとかいろんな現場を一緒に経験してきましたけど、ここまでの藤嶌は初めて見たので、可愛らしいなって思いました」
――ライブの緊張とはまた違いますか?
藤嶌「違いましたね。より一層そわそわしてしまって、立ったり座ったりがすごく多くなって......何の用もないのに水を取りに行ったり(笑)。逆に私も、小坂さんが緊張されているところってあまり見たことがなくて。話しかけたら『私も緊張してるよ』って言ってくださって、確かに言われてみればずっと固まってるなって(笑)。普段から緊張しているってお話は聞いていましたけど、目に見えない部分だったので、今回体験できたのがなんだか嬉しかったです」
――二人とも対照的ですね(笑)
藤嶌「逆なタイプでした(笑)」
――ご自身が演じたキャラクターの魅力と、自分とキャラクターで似ている部分があれば教えてください
小坂「私はミオという役を演じさせていただいたんですけど、見た目も少し大人っぽいというか、穏やかな雰囲気のキャラクターなんです。なんとなく落ち着いた雰囲気は、自分と少し似ている部分があるのかなと思って、声をどう出そうかというイメージは掴みやすかったです。ミオは、お仕えする立場として芯があるところも魅力ですし、子どもと対話するシーンでは、会話の中で優しさが見えてくるキャラクターだと思います」
藤嶌「私はヨリを演じたんですけど、結構元気で活発な印象の子で。私もメンバーと一緒にいるとワイワイする方なので、そういう部分は似ているなと思いました。ミオと一緒にいると妹感があるというか、ちょっと幼さがある感じもあって......たぶん私と小坂さんの関係性に近いのかなって。そこは通ずるところだと思います」
――本作のストーリーを見ての第一印象と、「ここは注目してほしい」というポイントを教えてください
小坂「今回は『転スラ』シリーズで初めて海を舞台にしていて、バトルアクションがすごく壮大なんです。オリジナルストーリーということもあって、新キャラクターも含めていろんなキャラクターが登場しますし、劇場版ならではの楽しみがふんだんに詰まった作品になっていると思います」
藤嶌「私も最初から最後までアクションやバトルシーンが多いなと思って、それを劇場の大スクリーンで迫力満点の状態で観ていただきたいです。あと、ゴブタのユニークさも相まって、笑いあり、涙ポイントもありで......いろんな意味で心が揺さぶられるシーンがあると思うので、楽しみにしていただけたら嬉しいです」
――もし『転スラ』の世界に入れるとしたら、どんなキャラクターになってみたいですか?
小坂「能力として魔法を使ってみたいです。回復魔法とか、みんなのために使えるような......シュナに近い感じで、最強のキャラクターになりたいなっていうのがあります」
――回復魔法を使えるなら、どういうことをしてみたいですか?
小坂「回復だけじゃなくて、水を使える魔法ってかっこいいなと思うので......ありとあらゆる水分を操れる魔法使いになってみたいです(笑)」
藤嶌「私はやっぱり、憧れとしてはミリムちゃんみたいに"魔王"っていう強い肩書きのキャラクター。強いのに見た目が可愛らしいところが好きなので、ピンク髪とかで。普段アイドル活動だと派手な髪色ができないので、ミリムちゃんみたいになってみたいです」
――今回の初挑戦を経て、今後声優のお仕事があるとしたら挑戦してみたい役はありますか?
小坂「普段からアニメが好きなのでこういうキャラをやりたいなっていうのはいっぱいあるんですけど......悪役というか、ちょっと二面性のある役を声で出してみたいなと思いました。今回アフレコに挑戦して、声優さんへのリスペクトをすごく感じたので、もっとやってみたいと思ったときに最初に思い浮かびました」
藤嶌「映画の中では"仕える立場"だったので、もし次があるなら、もっとはっちゃけるような、いたずらっ子みたいな役に挑戦してみたいです。実際、4兄弟の末っ子で妹でもあるので、妹っぽい、元気な役をやってみたいなって」
――最後に、改めてお二人が考える『転スラ』の魅力を聞かせてください
小坂「『転スラ』は転生ものの中でも、友情が見えてくるシーンが多いと思います。リムル様を中心に、仲間のため、誰かのために動く姿勢が物語の中でしっかり描かれていて......。観ていると自分自身もその世界に連れて行ってもらっているような気持ちになるんです。そこが大好きなポイントですね」
藤嶌「私はとにかく、個性豊かなキャラクターがたくさんいるところが魅力の一つだと思います。登場するキャラクターが多い分、きっとそれぞれに推しができるというか、好きって思える要素がたくさんある。私はキャラクターに感情移入しながらどんどんハマっていったので、ぜひみなさんにも観ていただきたいです!」
(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
取材・文=川崎龍也 撮影=MISUMI
ヘアメイク=遠山祐紀(SHE)・佐藤友梨
スタイリスト=米田由実
-

小坂菜緒×藤嶌果歩が語る、『転スラ』愛と声優初挑戦の覚悟 劇場版『蒼海の涙編』で見つけた手応え
提供元:HOMINIS3/4(水) -

下野紘「向き合い方が変わっていった」 アーティスト活動10年で掴んだ確かな手応え
提供元:HOMINIS3/3(火) -

伊藤美来、実写演技に本格初挑戦!"声"でつなぐ心の物語「毎日に、万一に、ワイドFM」
提供元:HOMINIS3/2(月) -

鈴村健一×太田哲治インタビュー!映画『銀魂』復活に「『終わる終わる詐欺』に引っかからない心になっていた」
提供元:HOMINIS2/21(土) -

『MFゴースト 3rd Season』加速する第4戦以降へ――内田雄馬×小野大輔が語る勝負のポイント【動画あり】
提供元:HOMINIS2/20(金)

