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星街すいせい「SuperNova: REBOOT」開催!武道館を超えた、驚きのセットリストと圧巻の演出を振り返る。

2026.3.3(火)

VTuberグループ「ホロライブ」に所属する星街すいせいが、2/21にHoshimachi Suisei Live "SuperNova: REBOOT"をKアリーナ横浜にて開催した。本稿では、熱狂に包まれたそのライブレポートをお届けする。会場には、彼女のイメージカラーである青を基調としたファッションに身を包んだ多くのファンが詰めかけた。その光景は約1年ぶりとなるソロライブを心待ちにしていたファンたちの心情を反映しており、開演前から自然とファン同士が期待感を共有するかのように、幕が上がる前の会場を温めていた。

星街すいせいのイメージカラーの青で染まるKアリーナ横浜
再演ライブ「SuperNova: REBOOT」開催した星街すいせい

「革命のその先へ」という力強いフレーズを宿したオープニング映像が流れた後、星街が馬車に乗って華麗に登場。「すいちゃんはここだよ〜!」と客席の隅々まで声をかけながら会場を回っていく。そうして幕を開けたのは「ビビデバ」だ。VTuberの垣根を越えてバイラルに流行したこの曲で、一気に会場の空気を掌握していく。続く「夜に咲く」では、バーチャルならではの演出により一瞬で馬車からメインステージへと移動。メロディの間でキレのあるダンスを踊りながらも、息一つ切らさない圧巻のパフォーマンスを披露した。そのまま流れるように「Newton」へと繋げ、美しいファルセットを会場全体に高らかに響かせた。

MCでは「すいちゃんは〜?」「今日も可愛い〜!」というお決まりの挨拶をコール&レスポンスで楽しみながら、ライブの紹介を行っていく。今回は2025年の日本武道館公演の再演となっているが、「既に2曲目から違いましたね〜?」といたずらっ子のように笑い、ファンたちの期待を煽ってみせた。

4曲目の「もうどうなってもいいや」は、人気作品「ガンダム」の挿入歌にもなった人気の高いチューンで、会場を深いグルーヴに巻き込んでいく。続いて、自身が作詞作曲を手がけた「綺麗事」では、作文のように表示されていく歌詞を一つひとつ味わうように鳴らした。ここでポニーテールに衣装チェンジをすると、三日月に腰掛けながら「ムーンライト」をしっとりと歌い上げる。さらに、川谷絵音が楽曲提供した「ビーナスバグ」では、自身が作り出した夜の街を駆け抜けるかのように、星街の鋭い歌声が会場を錯綜した。

ジャジーな空間は続き、「Caramel Pain」へ。「ですっ」という怪しげな台詞回しで会場を魅了すると、「AWAKE」ではダンサーと共に軽快なラップを繰り出し、その表現力の多彩さを見せつける。一転して、メガホンを携えて歌った「先駆者」では、曲名通りにファンを先導して突き進み、「ザイオン」ではメガホンから旗へとチェンジ。先導した先で旗を打ち立てたような様は、さながらジャンヌダルクのような勇ましさであり、ミュージカルのようなドラマチックなテイストを感じさせた。

旗を立てた少女が進化したかのように、ここで再び衣装チェンジ。異国の王妃のような気品溢れる姿になると、低音豊かな「繭と心」をファンたちの心に深く刺していく。この曲のダンスパートは、バーチャルとは思えないほど滑らかな動きをダンサーと連動して見せており、星街が積み重ねてきた練習の成果が確かに感じられる瞬間であった。

ここで会場には、星街のこれまでの軌跡を辿るような映像が流れる。2018年から彼女が紡いできた歌声が、この大きな会場に結実していく。エモーショナルな映像から始まった「comet -TAKU INOUE Remix-」は、星街が深い気持ちを込めた、ファンにとっても思い出深い1曲だ。降り注ぐスターライトのような演出が、ファンの心を打つ。休む間もなく「Stellar Stellar」のイントロが流れると、会場からは今日一番の歓声が沸き上がった。その歓声に応えるかのような歌声は、今日一番の伸びやかさを見せ、その圧倒的な歌唱力の高さに思わずため息が漏れるほどであった。

バンド陣による彩り豊かな演奏パートを挟むと、歌姫は再び馬車へと戻り、「NEXT COLOR PLANET」を歌い踊る。「みえてるよ〜!」という声に、ファンのサイリウムが嬉しそうに激しく揺れた。曲の終わりには撮影タイムも設けられ、ファンたちは思い思いのうちわやグッズと共に、大切な「推し活」の時間を記録に収めていた。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、いよいよ最後の曲へ。ラストソングとなる「Orbital Period」は、彼女にとっても特別な1曲だ。「武道館公演でお披露目したこの曲は、まだ一度も(再演で)披露していません。今日までとっておいたまである!」と高らかに告げると、「自身の気持ちを奮い立たせてくれたファンたちへの感謝も綴ったこの曲は、ファンがいて完成するんです」と呼びかけ、魂を絞り出すように言葉を紡いだ。

アンコールでは、無数の風船と共にアニメタイアップ曲「月に向かって撃て」を披露。タイトル通り、バズーカから発射されたアイテムの中には、36個のサイン入りアイテムが封入されていた。多くの観客の中から、ラッキーな人たちが誕生した瞬間だった。

ここまでほぼMCなしのストイックな構成で進んできた本公演だったが、アンコールではファンとの交流をたっぷりと楽しむ。「最近ホロライブで肉声で伝えるのが流行っているからやろう!」と提案すると、マイクを通さず「ありがとう〜!」と力強い声を直接届け、ファンもまた「ありがとう!」と大声で返事をするという、極めて温かな空間が生まれた。

ラスト2曲は「Bluerose」と「ソワレ」。どちらもファンの熱量を限界まで引き上げる楽曲であり、最後まで会場のボルテージが途切れることはなかった。特に「ソワレ」ではお馴染みの衣装にチェンジし、最後とは思えないほどの安定感ある歌声で、ファンと共に最高潮の盛り上がりの中でライブは幕を閉じた。

Hoshimachi Suisei Live "SuperNova: REBOOT"の公式サイトはこちら

文=田中諒
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ライブ情報

Hoshimachi Suisei Live “SuperNova: REBOOT”
アーカイブ視聴期間
2026年3月21日(土) 23:59まで