松雪泰子と蒼井優の名演が光る実録ドラマ!李相日監督が2006年に手掛けた映画「フラガール」
2026.2.28(土)
2月よりついに放送・配信がスタートした連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」。原作は北方謙三による大河小説「水滸伝」で、中国の四大奇書の「水滸伝」をベースに独自の解釈と創作を加えたことから"北方水滸"とも呼ばれている。壮大なスケールの物語の中で描かれる緻密な人間描写は読者を魅了し、シリーズ累計発行部数は1160万部を誇る。
そんな歴史小説の実写化するにあたって、撮影期間は約8ヶ月にも及び、ロケ地は17都府県で50ヶ所以上、総移動距離は地球半周分以上となる約2万5000kmだと言う。圧倒的な熱量で制作され、前代未聞のスペクタクルを実現した。そんな話題作の中で、織田裕二演じる主人公・宋江に仕え尽くす間者(=スパイ)の馬桂を演じているのが松雪泰子だ。
松雪と言えば、1993年に主演したドラマ「白鳥麗子でございます!」で演じた強烈なキャラクターと透明感溢れる美貌で注目を集め、女優としての地位を確かなものに。以降、「Mother」(2010年)を始め、数々の作品で存在感を放ってきた。
(C)2006 BLACK DIAMONDS
そんな松雪が2006年に主演を務め、第30回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞を受賞したのが映画「フラガール」だ。福島県いわき市の常磐ハワイアンセンター創設にまつわる実話を基にした同作。後に「悪人」や、2025年に社会現象級の大ヒットを巻き起こした「国宝」を手掛けた李相日が監督した。映画のタイトルにもなっている、フラダンスに挑む"フラガール"たちを蒼井優、徳永えり、山崎静代らが演じた。
舞台は昭和40年、福島県いわき市。かつて本州最大の炭鉱を誇った町は時代の波が押し寄せて閉山が相次ぎ、寂れつつあった。そんな状況の中、町に豊富にある温泉資源を利用してレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」を作る案が持ち上がる。住人たちの中では反対する者が多数派だったが、一方で目玉となるフラダンスショーのダンサーたちを、地元の女性たちから募集されることが決まる。それを知った紀美子(蒼井)や早苗(徳永)、小百合(山崎)ら、少女たちはダンサーに募集する。ダンスの素人ばかりが集まり、講師として元プロダンサー・まどか(松雪)が東京から招かれてやって来るが...。
■ダンス講師・まどかの多面性を表現した松雪泰子と、フラダンスに心奪われていく少女を純に演じた蒼井優
(C)2006 BLACK DIAMONDS
松雪が演じるのは、東京から東北の町にやって来たダンス講師のまどか。おしゃれな洋服を身に纏い、都会的な洗練された女性のまどかを、凛とした佇まいで演じている。一見怒りっぽく、フラガールの活動を反対する町の人々とも対立ばかり。気の強い女性という印象を受けるが、実はまどかにも母親の借金を返すために金が必要なので講師を引き受けた背景があったり、「SKD」のトップダンサーの座から転落して田舎町に来た自分を内心は惨めに思っていたりと、町の人たちには隠している事情があった。そんなまどかの人知れぬ孤独や強がりを、松雪が映し出している。
慣れない田舎町で、デリカシーのない住人たちの言動や、ダンス経験のない少女たちばかり集まった状況に当初はうんざりした顔を見せる。しかし、ダンスへの熱意は確かなもので、厳しさもそこから来るもの。そんなまどかも少女たちの真っすぐで純な気持ちに触れ、いつしか手を取り合うようになるのだが、そんな変化を松雪がナチュラルに描き出す。厳しさの裏に確かな優しさを持つまどかを、松雪が好演している。劇中で見せた情熱的なダンスシーンも見どころだ。
そんなまどかのもとに集まった"フラガール"の一員・紀美子を演じているのが蒼井。方言の強いセリフ回しで、炭鉱町の純朴な少女を熱演している。当初は友人の早苗からの誘いでフラガールに応募したものの、まどかがレッスン場で1人踊っている姿に目を奪われ、親の反対も押し切って練習に励むように。ただの少女だった紀美子がダンスに出会い、内に秘めた情熱が徐々に溢れ出す過程を蒼井が真っすぐに表現している。ダンスが上達するにつれてきらきらと瞳が輝いていく姿は美しく、魅力的だ。
昭和40年という時代背景もあり、移り変わる時代における町の人々の悲喜こもごもを描いた同作。炭鉱への想いゆえに変化を拒む者、女性も活躍できる時代に心を躍らせる者...。それぞれの想いが織りなす人間ドラマに仕上がっている。フラガールたちのダンスシーンも見どころの本作を、松雪や蒼井の演技に注目しながら楽しんでいただきたい。
文=HOMINIS編集部
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