浅野忠信と神木隆之介が魅力たっぷりの凸凹バディに!2人のやりとりがクセになる「刑事ゆがみ」
2026.2.26(木)
浅野忠信と神木隆之介がW主演を務めた刑事ドラマが2017年に放送された、「刑事ゆがみ」(原作は井浦秀夫による漫画)だ。当時、浅野は民放連続ドラマ初主演、神木は刑事役に初挑戦。2人は後に映画「大名倒産」でも共演するが、初タッグとは思えないほど息の合った芝居を見せ、描かれる関係性は凸凹バディものの中でも異彩を放っている。
浅野が演じているのは、違法捜査もおかまいなし、敏腕だがクセ強めの刑事、弓神適当。ドラマや映画、舞台など幅広く活躍中の神木が演じているのは強い正義感を持つが、出世欲も強く、弓神から「腹黒くん」など、様々な呼び方でいじられる刑事、羽生虎夫だ。
2人を筆頭に主要キャストが全員、素晴らしい演技を見せるのも魅力。扱いが難しい弓神と羽生を仕切り、時に罵倒する意外性も見せる係長、管能理香を演じた稲森いずみや弓神が面倒を見ている記憶障害で失語症のヒズミを演じた山本美月の存在も光っている。
世代も考え方も違うコンビが事件を解決していく本作は、言動が自由すぎる弓神に翻弄される羽生が負けず嫌いな性格だからこそ生まれる掛け合いが面白い。教師(水野美紀)が襲われそうになり、部屋にいた元教え子が意識不明の重体になる事件(第2話)では現場検証のために弓神が羽生を実験台に使うと、頭にきた羽生が倒れ方の検証だと弓神に蹴りを入れてリベンジ。が、そんな羽生も弓神に呆れたり、キレたりしながらも刑事として徐々に成長していく。
■アウトローな天才型適当刑事を浅野が絶妙のゆるさと渋さで演じる
(C)井浦秀夫/小学館(C)フジテレビジョン
犯人役を演じる方が多かったという浅野だが、弓神刑事はその魅力で視聴者の心を捉えた。羽生の隙をついて脅かしたり、エロい面をからかったり、やんちゃな小学生のようなところがあり、その人懐っこさを捜査でフルに発揮する。
髪の中にヘアピンを隠し、鍵も開けてしまう捜査では羽生を青くさせるが、事件の被害者や関係者に話を聞く時は、顔見知りのおじさんのような距離感で相手の懐にスッと入り、部屋や病室で気になったものも見逃さない。基本、ヘラヘラしていて相棒にも手の内を明かさないため、短気な羽生を苛立たせるが、その奥に優しさを感じさせる刑事役を孤独感と色気を合わせ持つ浅野は実にチャーミングに演じている。
私生活が全く見えない弓神の過去はドラマの終盤で明らかになっていくのだが、冗談ではぐらかすのが得意技のスタンスが守りたい存在によって崩れていく様、絶体絶命の時にも羽生と交わす軽口など名優の芝居に心動かされずにはいられない。
■弓神によって成長する刑事を演じる神木のエッジのある芝居が新鮮
(C)井浦秀夫/小学館(C)フジテレビジョン
当時、爽やかさを感じさせる役が多かった神木だが、怒ると弓神を「お前」呼ばわりする羽生役では上司の前で出世のために自己アピールしたり、被疑者との取り調べで「バーカ」を連発したり、目力も含めエッジのある表情が新鮮だ。
交番勤務時代から尊敬していた元巡査部長(寺脇康文)が山で頭を殴打されて発見された事件(第3話)では、まっすぐで純粋な面を見せ、大先輩が"信念がある刑事"と弓神を評価したことにより、相棒への見方も変化していく。回を重ねるごとに弓神から学び、刑事として成長していく過程を表現した神木の演技はさすがで、弓神が追い詰められる終盤ではアクションも含め浅野との演技の応酬に唸らされる。
切ない人間ドラマの要素もありつつ、ウィットに富んだ台詞は洋画の名作に通じる美意識。続編が見たくなる浅野と神木のコンビの妙とともに楽しんでほしい。
文=山本弘子
-

清原果耶の真価が光る映画「望み」――追い込まれた少女の不安と叫びを体現した圧巻の演技
提供元:HOMINIS2/18(水) -

齊藤京子が語る『教場』木村拓哉から学んだ"座長"の背中「勉強させていただきました」
提供元:HOMINIS2/17(火) -

デビュー2年目の高倉健の瑞々しい演技!勝気な空中ブランコ乗り役が刺激的な「空中サーカス 嵐を呼ぶ猛獣」
提供元:HOMINIS2/17(火) -

中村橋之助(現・中村芝翫)が演じる、人間味あふれる秀吉!家康役・内藤剛志の演技も光る「太閤記 天下を獲った男・秀吉」
提供元:HOMINIS2/17(火) -

アオ・ルイポン(敖瑞鵬)と体現した種族を超えた禁断の愛...デビュー10周年を迎えたバイ・ルー(白鹿)の仙侠ドラマ「白月の誓い(原題:白月梵星)」
提供元:HOMINIS2/17(火)

