前田敦子「その先に何があるのか、自分に賭けてみたい」 写真集『Beste』を経て語る、20周年のその先
2026.2.13(金)
芸能活動20周年を迎えた前田敦子が、14年ぶりとなる写真集『Beste』(講談社)を2026年2月13日(金)に発売した。
舞台はオーストリア・ウィーン。「大人の恋」をテーマに、街の光や空気感の中で揺れる切なさ、そして年齢を重ねた今だからこそ滲む色香を丁寧に写し取った一冊だ。本作で前田は、写真のセレクトはもちろん、色校の調整に至るまで何度も打ち合わせを重ね、「これが最後の写真集」と覚悟を込めて作り上げていったという。撮影に向けては体作りにも時間をかけ、出産を経た身体と向き合いながら、"見せる"ための準備を一つひとつ積み上げた。
ウィーンで出会った景色や人々、郊外のワイナリーで過ごした時間、そして旅先ならではの感覚が、ページの隅々にどう刻まれているのか。写真集『Beste』の舞台裏を起点に、20周年を経た今の心境、21年目に向けて自分の可能性をどう広げていきたいのか――前田敦子の"これから"を聞いた。
――今回、芸能活動20周年を迎えたタイミングで写真集『Beste』を発売しました。前田さんご自身、20周年という節目に対して特別な思いはありましたか?
「今年からは21年目に入ったんですけど、とはいえ、写真集自体はその節目のタイミングで作ったものなので、昨年は"20周年だから、いろいろ挑戦してみよう"という気持ちがありました。実際、年末まで本当に全力で20周年を駆け抜けた感覚です」
――振り返ってみても、盛りだくさんの1年でしたよね
「ありがたいことに、そうですね。"誰それの何十周年"って、本人にとっては大切な節目でも、他の人にとっては必ずしもそうではないじゃないですか。人生の中で、節目が訪れるのは自然なことだとも思っています。それでも、たくさんの方に盛り上げてもらえたことが、すごく嬉しかったです」
――改めてお聞きしたいのですが、前田さんがここまで長く第一線で続けてこられた理由は、何だと思いますか?
「やっぱり、早い時期から始めていることが大きいと思います。14歳からこの世界にいるので、気づいたら20年経っていたという感覚もあるんですよね。最初の10年くらいは分からないことだらけで、ちゃんとできていたかと言われると、まだまだ手探りだった部分も多かったので......。そう考えると、自分の感覚としてはまだ10年目くらいという気持ちもあります(笑)」
――そのスタンス自体が、長く活躍されている理由にもつながっているんでしょうね
「ありがとうございます。そうかもしれないですね。早くから始めたからこそ、良いこともあれば大変なこともある、そんな20周年だった気がします」
――14年ぶりとなる写真集の仕上がりや手応えはどう感じていますか?
「正直、同じ写真を見続けているので、客観的に判断するのが難しくて(笑)。ただ、採用しなかった写真も本当にたくさんあって、かなり厳選していただいていると思います。撮影も1週間ほどじっくり時間をかけて、ウィーンでオールロケをさせてもらいました。こんなに贅沢な形で撮影できる機会は、もうなかなかないかもしれないと思うほどで。限られた写真が一冊にまとまっているからこそ、チーム全員で丁寧に作った実感があります」
――14年前と比べて、写真集との向き合い方は変わりましたか?
「変わりました。14年前は自分で企画に関わっていなくて、基本的には出そうと言われて出す、という流れだったんです。今振り返ると、当時はすごく恵まれた環境で、いろいろなことを経験させてもらっていたんだなと思います。最後の頃は、ニューヨークや東京など、複数の場所で撮っていたはずなんですけど、その時は深く考える余裕がなくて。今回はしっかりと考えて、丁寧に作りました」
――今回は企画段階から、前田さんも深く関わられている、と
「自分が演出した、というよりは、決めていくプロセスに最初から参加させてもらった、という感覚ですね。打ち合わせも重ねていますし、色の調整だけでも、みんなで何時間もかけて話し合います。打ち合わせは10回以上はしていると思います(笑)。ここまで丁寧に作った写真集は初めてです。それは、20代の自分だったらできなかったと思うので、今このタイミングで最後の写真集としてしっかり取り組めたことは、いろいろな条件が噛み合った結果だと思います」
――今回の撮影地はウィーンでした。実際に行って感じた魅力はありますか?
「とても良い街でした。本当におすすめです。景色も美しくてたとえばSNSに思い出を投稿したい人にも合うと思いますし、あと、カップルで行くと特に楽しいと思います(笑)。ウィーンって夜になると街全体の雰囲気がすごく良くなるんです。夜に散歩するだけでも気持ちが高まるというか。それから治安が良いと感じました」
――それは大事ですね
「もちろん、日本と同じ感覚で油断していいわけではないと思います。日本人は無防備になりやすいと言われますし、そこは意識した方がいいとは思うんですけど、現地の方も親切で、一歩入ると危ない言われるような場所が多い印象はなかったですね。郊外にも20分ほどで行けるんです。ワイナリーでも撮影したんですけど、そこは場所が特定されるような書き方は控えてほしいと言われるくらい地元の方しかしらない穴場スポットで。地元の方が週末に集まってワインを楽しむ、大切な場所みたいで。観光スポット化してほしくないんだと思います。とても素敵でした」
――地元の方にとって大切な場所なんですね。ワインも飲まれたんですか?
「私はぶどうジュースをたくさん飲んでいました(笑)。本当は薄めて飲むのがおすすめだと教えてもらったんですけど、ついそのまま飲んでしまって。お酒があまり得意ではなくて、撮影中に顔が赤くなってしまうので、ぶどうジュースにしていました」
――他におすすめのスポットはありましたか?
「遊園地がすごく楽しかったです。写真にはあまり出てこないんですけど、夕日の観覧車に乗っているカットは、その遊園地で撮ったんです。日本ではなかなか体験できないくらいスリルのあるアトラクションが多くて、思わず声が出るようなものもありました(笑)。比較的おだやかそうなものを選んでも、想像以上に迫力があって、すごく盛り上がりました」
――そして今回は体作りにも力を入れられたと伺いました。14年前とは環境も違う中で、体作りへの向き合い方も変わりましたか?
「そうですね。これまで見せることを前提にした体作りはあまりしてこなかったので、露出が増えること自体がハードルでした。特にお腹まわりは、出産を経験した身としては、やっぱり簡単ではなかったです」
――普段以上に、気合いを入れて取り組まれた?
「専門の方々と相談しながら、いろいろな角度から整えていきました。皆さん得意分野が違うので、その力を借りながら、一緒に作っていった感じです」
――前田さんは、普段からストイックな印象がありますが、写真集を作るなら、しっかりやりたい、という思いが強かったのでしょうか?
「そうですね。作るからには、きちんと向き合いたかったので。できるかどうかは最後まで探りつつ、でも半年前くらいからは意識して準備していました。それをしていなかったら、難しかったと思います」
――実際、大変でしたか?
「大変でした(笑)。終わった瞬間、数日分まとめて食べちゃいましたね」
――ウィーン滞在中も、食事はかなり制限されていたのでしょうか?
「基本的にはホテルで過ごしていました。みんなが外に行く時も、"いってらっしゃい"って送り出していましたね(笑)。撮影期間が1週間ほどあったので、その間はかなり抑えていました。でもこの1週間は人生の一部と割り切って、その分、良いものが作れるなら、という気持ちでした。感覚としては、ウエディングドレスのために準備する方の気持ちに近いかもしれないです。エステに通ったり食事を調整したり、皆さん本当に準備されますよね。あの感じに近かったです。でも、撮影が終わった瞬間にステーキを食べました。最後の方に出てくるコテージのシーンがあるんですけど、山の中のコテージがすごく素敵で、その近くの地元のレストランでたくさん食べました。向こうは一人前の量が多いので、いろいろ頼んで、みんなでシェアしました」
――最後に20周年を経て、21年目に入った今、これから挑戦してみたいことや目標はありますか?
「自分で自分の幅を狭めたくないんです。"これがやりたい"と決めすぎたり、"これは無理"と線を引いたりする縛りを作らないでいたい。キャリアを積んできたからこそ、もう一度まっさらな状態に戻りたい気持ちもあります。その先に何があるのか、自分に賭けてみたいです。それに、どうしても限界を感じてしまう瞬間ってあるじゃないですか。それを取り払いたいので、自分のことを考えすぎるのを、一度やめてみようみたいな期間なのかもしれないですね」
(C)講談社 撮影/北岡稔章
取材・文=川崎龍也 撮影=MISUMI
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