佐藤健演じる平凡な高校生がロボット少女の前田敦子に恋をする!?初々しく切ない愛を体現したドラマ「Q10」
2023.3.24(金)
青春学園ドラマ「Q10」(2010年)が4月3日(月)から日テレプラスで放送される。本作は、冴えない青年と転校生のロボットを軸に愛と友情と生き方を描く、涙と笑いの物語。平凡な高校生活を送る深井平太(佐藤健)は、誰もいない理科準備室で眠っている女の子(前田敦子)を見つける。実は彼女は、校長が繁華街のゴミ箱から拾ってきたロボットだった。Q10と名付けられた彼女は転校生として平太のクラスに通い、平太がロボットの面倒を見ることになる。平凡で臆病な青年が彼女に恋をして人生が変わっていく、というストーリーだ。
主人公の平太には佐藤健が起用された。代表作となった映画「るろうに剣心」シリーズはもちろん、昨年はNetflixオリジナルシリーズ「First Love 初恋」も話題を集めた。 本格アクションもこなす実力派俳優となった佐藤だが、2006年の俳優デビューからわずか数年の当時すでに若手注目株だった。
本作では、幼い頃に病気を経験し夢も持たず人生を諦めかけた青年を演じている。どこか達観しているような雰囲気を纏い、時に理不尽で冷たい世界に対し希望を抱きたいと思いながらも臆病でいる。ロボットのQ10に恋をしたことで、少しずつ変化していく心を繊細に表現した。型破りな彼女に振り回される様子も微笑ましく、思いを募らせていく姿や真っ直ぐな涙に胸を締めつけられる。初々しく切ない愛を体現した。
⒞NTV
ヒロインのQ10は、AKB48の絶対的エースとしてグループを牽引していた前田敦子が務めた。今年4月から放送を予定している主演ドラマ「かしましめし」やドラマ10「育休刑事」など、今や女優として幅広く活躍している前田。本作ではアイドルらしい正しくキュートなビジュアルで、可愛さを惜しみなく披露した。ロボットゆえの片言な口調やぎこちない仕草が妙にマッチしていて、人間というものを少しずつ学んでいく姿が健気で愛らしい。無知だからこそ純粋で核心をつく彼女が、周囲に気付きを与え変化させていく。瞬きもせずに真っ直ぐに見つめる瞳が眩しく光っていた。
また、彼らの他にも、今となっては主役級の豪華キャストが個性豊かなクラスメイト役で多数出演している。オタク男子・中尾に細田よしひこ、コンプレックスだらけの優等生・河合に高畑充希、孤独な貧乏学生・藤丘に柄本時生、映画監督を夢見るお調子者・影山に賀来賢人、赤髪のバンド少女・民子に蓮佛美沙子、病気を抱え留年している久保に池松壮亮と、実力派がずらりと並ぶ。まだあどけなさの残る彼らが、それぞれ問題や葛藤を抱え、模索しながらも必死に生きる高校生を自然体で演じた。「すいか」(2003年)などで知られる木皿泉による脚本も素晴らしく、平太のモノローグや何気ない台詞が胸に刺さる。佐藤や前田をはじめとするキャストらの好演で、生きることや人間が愛おしくなるような物語となった。今もこの世界のどこかに、こんな愛があると信じたい。
文=中川菜都美
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