生田斗真演じるニートは、憎たらしいのになぜ憎めない?姪っ子との掛け合いも楽しい「俺の話は長い」シリーズ
2026.1.30(金)
2019年に生田斗真の主演で放送されたドラマ「俺の話は長い」。共演には原田美枝子、安田顕、小池栄子、清原果耶らが名を連ね、生田演じる31歳でニートの主人公・岸辺満とその家族の会話劇を中心に描かれるホームドラマだ。連ドラ版が人気を博し、2025年には「俺の話は長い~2025・春~」も放送された。
大学中退後にコーヒーにハマって起業したものの失敗し、無職となった満。ニートのまま気付けば31歳になり、亡き父が遺した喫茶店を営む母・房枝(原田)と同居して"寄生"しながら生活している。そんな満にも現状を何とかしたいという気持ちはあるが、人より何枚も口が達者ゆえに、屁理屈ばかり言って自分のダメさを誤魔化しながら、ここまでやって来てしまった。そんな満の日常に、ある日、些細な変化が訪れる。それは、姉の綾子(小池)が、マイホームの建て替えのために夫・光司(安田)と娘の春海(清原)を連れて、実家で一時的に暮らすことになったこと。満に就職させようと何かと突っかかってくる綾子を始め、不登校の春海を学校に行かせたり、光司の人知れぬ悩みを聞いたり...と、ニートながらも忙しい満の日常が動き出していく。
■憎たらしいのに、なぜか憎めない...ニートの満を演じた生田斗真
生田が演じている満は無職なのに態度がでかく、実に堂々としたニートっぷりな上に、とにかく口が達者で屁理屈ばかり並べている。自分を正当化し、相手を否定し...と、まさに口から先に生まれてきたような男なのだが、どうしても憎めないところが生田の演技の妙だ。用事を言いつけられても金でしか動かず、たまに親切なことをしているかと思えば小遣い稼ぎのアルバイト。それなのに、たまに芯を食うようなことを言うからハッとさせられるし、そんな満の言葉に救われる人も少なくはない。また、時折かつての夢だった"コーヒー"への未練をチラつかせたり、満なりに変わろうとする姿勢を見せたり、そして何より家族への想いをきちんと持っていることを感じられる瞬間があったりするので、見守りたくなる。屁理屈ばかりに見えて、たまには良いところもあると絶妙な塩梅で感じさせてくれる満を、生田がナチュラルな演技で飄々と演じている。
■清原果耶が姪っ子・春海の成長した姿を映し出す
清原が演じた満の姪・春海は、連ドラ版では中学3年生。普段は満の屁理屈に負けじと言い返し、冷静なトーンで切れ味の良いツッコミを入れるなど、妙に大人びている。一方で恋愛に頭を悩ませたり、受験を間近に控えて母の綾子と口喧嘩になったりと、時には等身大の中学生らしい一面が垣間見えるところが微笑ましい。クールに振舞い、大人より達観しているのでは...と思いきや、ふとした瞬間に笑みをこぼしたり、焦りを見せたり。春海の子供らしい感情のほころびを丁寧に表現している清原の演技が見事だ。
そして2025年に放送された「俺の話は長い~2025・春~」では、春海も大学2年生に。連ドラ版で話していた「ラジオパーソナリティになりたい」という夢のために、放送学科のある大阪の大学に通っている。成長した春海が心なしか、満に負けず劣らずの口達者になっており、生田と清原のテンポの良い掛け合いがパワーアップしているのも見どころだ。
「俺の話は長い~2025・春~」は、房枝が実家と、併設する喫茶店「ポラリス」を売りに出すと言い始めたことから展開。36歳になっても相変わらずニートをしている満も、ついに大きな決断をすることとなった。
生田が演じたどこか憎めないニートが家族とともに織りなすホームドラマ。屁理屈と言い訳ばかりのダメ男かと思いきや、彼なりの葛藤や成長もあり、家族の絆が深まっていくところが温かい。そんな家族の何気ない日常の物語を、ぜひ楽しんでいただきたい。
文=HOMINIS編集部
放送情報
俺の話は長い
放送日時:2026年1月31日(土)12:05~、3月15日(日)18:05~
俺の話は長い~2025・春~
放送日時:2026年1月31日(土)20:40~、3月15日(日)26:40~
チャンネル:ファミリー劇場(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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