"年男"となる2026年は「九条の大罪」も...役者として躍動する町田啓太が「10DANCE」で見せたダンス以上に光る多彩な表現力
2026.1.15(木)
デビューから15周年を迎えた2025年は見事なギター演奏を披露し、劇中バンドとしてデビューも果たしたNetflixシリーズ「グラスハート」をはじめ、数々のチャレンジングな役柄に挑み、アニバーサリーイヤーにふさわしい活躍を見せた町田啓太。
その中でもNetflix週間グローバルTOP10(非英語映画)で4位にランクインするほどの世界的ヒットを記録し、12月18日の配信から1ヶ月近く経つ今もなお高い人気を誇るのが「10DANCE」だ。
竹内涼真と共に町田がW主演を果たした「10DANCE」は、社交ダンスの中でラテン5種とスタンダード5種の全10種目を1日で踊り切る競技"10ダンス"にかける男たちの情熱と惹かれ合っていく関係性を描く、井上佐藤による人気漫画の映画化だ。
名前が似ていることもあり互いに強く意識し合うラテン部門・日本王者の鈴木信也(竹内)とスタンダード(ボールルーム)部門・日本王者で世界2位の杉木信也(町田)が、得意分野を教え合いながら10ダンスへ参加することになり、トレーニングを通じて距離を縮めていく。
ヒットメーカー・大友啓史監督による手腕や、社交ダンスの聖地として知られるイギリス・ブラックプールでのロケなど、圧巻の映像美が映し出されるだけに、「映画館で公開してほしい!」という声が後を絶たない本作だが、世界中を惹きつけるのは、ダンスシーン含めキャラクターを魅力的に浮かび上がらせる主演2人の演技の賜物だろう。
竹内が大胆に表現する自由奔放で情熱的なワイルド系の鈴木に対し、町田が演じる杉木はストイックで上品に見えるが、理性で押さえつける本性にはダンスパートナーをコントロールしようとするダークな一面も持ち合わせている。複雑である種の狂気を孕んだキャラクターだ。
周囲から技術はトップだが世界王者になるために必要な"愛"が足りないと評価されるような、大切な何かが欠けている杉木は、足りないものを見つけようと10ダンスに手を広げる中、鈴木との出会いを通じて、冷え切った心が揺さぶられる。
冷たい雰囲気の顔がラテンの世界に飛び込むことで徐々に頬がゆるんでいくなど、町田は感情の動きを丁寧に表現している。
自分の"秘密"を打ち明ける際には自嘲気味な笑みを浮かべたかと思えば、鈴木への思いに抗えない切実な表情を浮かべながら、貪るように激しくキスを交わす情熱的な一面まで、メリハリが効いた演技だからこそキャラクターの感情の不安定さがダイレクトに伝わってくる。
約半年〜1年間にわたる練習を行ったダンスシーンも圧巻で、もともとGENERATIONSの候補生だった経歴を持つ町田は、優雅で美しくも随所にキレのある動きでスタンダードを踊る際のピリついた空気感まで表現。また、クライマックスでの鈴木と杉木によるエキシビションでは一変して、ふっきれたように楽しそうに踊るなど、ダンスからもしっかりと感情を読み取ることができる。
2025年の「グラスハート」、そして「10DANCE」と来て、年男となる2026年は裏の世界とつながるキャラクターを演じたNetflixシリーズ「九条の大罪」が控えるなど、まだまだ挑戦が続く町田啓太。「10DANCE」での演技を目の当たりにすれば、役者として重宝されるワケに頷けるはずだ。
文=HOMINIS編集部
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