キム・ヨハン、『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』の魅力を語る「多様な登場人物の関係性に注目してほしい」
2026.12.31(水)
Prime Videoにて独占配信中の韓国ドラマ「第4次恋愛革命 〜出会いはエラー:恋はアップデート〜」。
本作は、モデル科と工学科が統合するという前代未聞のキャンパスを舞台に、論理派の理系女子チュ・ヨンサンと、人気インフルエンサー謙モデルのカン・ミンハクが、誤解と衝突を重ねながら惹かれ合っていく恋模様を描く新感覚ロマンチックコメディだ。
今回は、主演を務めるキム・ヨハンに、斬新な設定の魅力やカン・ミンハクというキャラクターへの向き合い方、そして多様な登場人物たちが織りなす関係性について語ってもらった。
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――「第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~」はどんなドラマですか?配役のカン・ミンハクというキャラクターについて教えてください
「『第4次恋愛革命〜出会いはエラー:恋はアップデート〜』は、設定が面白いです。モデル科と工学科が統合するというムチャクチャなことが起きてしまうキャンパスが舞台となります。物語では多種多様な若者が登場して、それぞれの関係性や恋愛模様が描かれる魅力的な作品です。カン・ミンハクは、恋愛番組への出演を機にインフルエンサーになった優しくて根が真面目な人物です。一方で、頭の中もピュアで単純なので環境保護をモットーにしているのですが、知識不足で大事な観点が抜けていたりしますし、ド天然な行動をとる一方でヨンサンや周囲の人たちの固定概念を壊す力も持っています。そんなギャップのある魅力に溢れた人物です」
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――本作に出演を決めた理由は?
「ストーリーが斬新でした。よくあるロマンチックコメディーの台本とはひと味違う感じがして面白かったですね。そして何より監督と会って話をしてみて、面白くなると確信しました。それが一番の決め手になったと思います。キャラクターの面では、楽しく演技ができそうな役だと思いました。モデル科と工学科が合体するような物語なんて普通に考えたらあり得ないじゃないですか。それを現実化したうえに、登場人物に多様性がある。論理派で完璧主義のヨンサンとその正反対のタイプのミンハクが恋に落ちますし、多様な背景や恋愛観を持つ人々の物語も盛り込まれている。こんなロマンチックコメディは初めて見ました」
――本作の脚本を読んだときの感想は?
「最初は"キャラクターが面白いな"、"演じたらうまくできそう"と思いました。ひとまず監督の話を聞きたかったので、お会いして話してみて確信を持てたので最終的にやろうと決めました」
――本作の注目ポイントは?
「多様な登場人物の関係性に注目して頂きたいです。ミンハクとヨンサンの関係性もその1つです。完璧で論理的なヨンサンのアルゴリズムに欠陥があるとしたら、それは恋愛感情だと思います。ミンハクは、とても自然にそこに入り込んでいくのでヨンサンの心は揺さぶられるんです。そうやって影響を及ぼし合うヨンサンとミンハクの関係を見ていただければと思います。それから、ミンハクと腹違いの兄のジェハクの関係もコメディー的要素があって面白いです。ジェハクはミンハクを利用して儲けようとしますが、実はそれにミンハクも気付いているのでコミカルな中にある緊張感にも注目して頂きたいです」
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――カン・ミンハクの魅力は?
「かなり変なことを言ったり変な行動をするけど憎めないところ。なぜなら真面目に頑張る人だからです。友達の役に立とうとするし環境保護にも熱心。でも常に何かが欠けていて本人の思いどおりにならない。だからもどかしいけど憎めない可愛い存在なのではないかと考えています。そして、後半へ行くほどミンハクの行動も変わって来ます。ネタバレになるので話せませんが、みんなの予想と異なる行動を取る姿はとても魅力的に映ります」
――キム・ヨハンさんとカン・ミンハクの似ているところ、違うところは?
「性格は、ミンハクほどじゃないけど明るいかな。特に友達といる時は明るくいたいですし、実際にそうですね。あと、意外とミンハクのように洞察力があります。ただミンハクほど変なこと(?)は言わないかと!台本を読みながら『ミンハク...、普通はこんなこと言わないよ...?』と思ったこともありましたので(笑)。その部分はミンハクと違いますね」
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――カン・ミンハクを演じながら、特に意識したり、努力した部分は?
「『僕は何も分からない』と言い聞かせながら演技をしていました。キム・ヨハンとしては状況を理解できてもミンハクには理解できていないことが多いので。そういう時は極力、ミンハクの気持ち・状況になりきるように努力していました」
――カン・ミンハクというキャラクターが、キム・ヨハンさんにとって新しい挑戦だった部分はありましたか?
「モデル科の学生らしさの部分ですね。今までのドラマでは必要とされなかった『外見の部分』でいろいろと意識しました。その点については新しい挑戦かと思います」
――露出シーンのために体作りをしたんですか?
「前作でラグビー選手を演じていたのである程度基礎はできていたと思います。前作で完璧な肉体改造ができていたわけではないですが、その頃から運動して体作りをしましたので少しは良い状態だったかなと思います」
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――ユン・ソンホ監督からは、本作やカン・ミンハクについてどんなお話がありましたか?
「現場で僕もユン監督に考えをいろいろと伝えて、たくさん意見交換をしました。監督は脚本作りにも参加しているし現場の統括もする方なので、監督からの指示はもちろん全て受け入れました。ただアイデアがある時は"こうしてみるのはいかがでしょうか"と提案しましたし、意見を採用していただいたこともあります。監督は考えがはっきりしている方ですが、"いいね、そうしよう"と受け入れてくださることも多かったです」
――ファン・ボルムビョルさんとの2度目の共演をした感想は?印象的なエピソードがあれば教えてください
「とりあえず、また会えてうれしかったです。前の共演作は、2020〜2021年に撮影したんです。4年ほど経って再会したので感慨深かったです。前作で彼女が演じたソヨン役のイメージが強くてヨンサンを演じる姿が想像つきませんでしたが、撮影前に合わせてみたらヨンサンにピッタリだったんです。なので現場でスムーズに進められた気がします。また、よく笑う明るい人だと今回の撮影で知りました。彼女は笑い上戸なんです。体を使うようなコミカルなシーンでは少しオーバーに演じて、大笑いしたことがたくさんあります」
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――自分が考えるチュ・ヨンサンの魅力は?
「ヨンサンは人生のアルゴリズムを作り上げてその中で生きていて、何か対立が起きても論理的に相手を言い負かします。だから外から見ると冷たくてお堅く見えるかもしれないですが、ヨンサンが1人でいる時は実は様子が全く違うんです。ミンハクと出会ってから揺れているヨンサンを、視聴者は見られますよね。ヨンサンは<お堅くて論理的で完璧主義者の面>と<心が揺れてしまう面>を持つ可愛いキャラクターです。こういうヨンサンの両方の側面を比べながら見る楽しみもあると思います」
――大学でのカン・ミンハクとチュ・ヨンサンの出会いは最悪でしたが、次第に心を開いて相手を意識するようになりますが、どのような点が二人を近づけたのでしょうか?
「ノートパソコンではないかと思います。ネタバレになるので詳しくは話せませんが、ノートパソコンがすごい引き金となって二人の距離を縮ませ、一気に接点を増やすきっかけになります」
――カン・ミンハクは、初恋の相手だったチュ・ヨンサンと運命の再会を果たしますが、キム・ヨハンさんはこれまでの人生において、恋愛に限らず運命的な出会いはありましたか?
「前作の『TRY〜僕たちは奇跡になる〜』が、運命的に出会った作品と言えると思います。『TRY』を多くの方に見ていただけて、その次に『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』、そして映画出演も決まり、いろんな番組にもたくさん出られるようになりました」
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――様々な恋愛の形や今の若者のカルチャーについて描かれている本作品が、作品を通して視聴者へ最も伝えたいメッセージについて教えてください
「『ドキドキ』と『楽しみ』、この2つかな。この二つが、僕がロマンチックコメディーを観る理由なので。皆さんにも、僕が視聴者の時に味わったのと同じような気持ちになってほしいです」
――完成した本作を見た感想は?
「毎日びっしりの撮影スケジュールでした。僕よりスタッフの皆さんのほうが大変だったと思いますが思いますが、誰も文句を言わず自分の仕事にまい進していました。だから現場の雰囲気もよくて撮影もスムーズでした。振り返ってみると、1つのシーンやエピソードよりあの空気を思い出しますね。懸命に仕事に取り組む方々とスムーズに撮影できたことが記憶に残ってます。それに僕には『今日はみんなをどれだけ笑わせよう!』という楽しみがありました。撮影監督がごくよく笑う方で、僕がコミカルな演技をしたら監督が笑ってカメラを構えている肩が上下に揺れているのが僕の位置からもよく見えました。楽しい現場でした!」
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――撮影の待ち時間は何をして過ごしましたか?役者同士でこれをしながら時間を過ごしました!というものがあれば教えてください
「セリフを覚えてました。この作品は今までの出演作で一番セリフが多かったです。ボルムビョルさんのセリフ程ではないですが...。もちろん共演者とも現場では楽しく過ごしました。よく一緒に撮ってたのはヨンサン、ナレ、ドンウォン、そして僕の4人ですね。みんな面白くて楽しい仲間だった。あとはジェハク役のジヒョンさんとよく一緒でこの組み合わせの時は本当におかしくて笑いがこらえられなかった時もありました。作品を観ていただければ、僕が面白いと言っていた雰囲気が分かるかと思います」
――自分の人生を変えた、あるいはターニングポイントとなった経験や作品はありますか?
「テコンドーをやめたことですね。それが一番大きい経験かと。やっていた14年間はほぼテコンドーに捧げてました。それをやめる感覚は、同じくらい選手生活をした人でないと分からないと思います。とりあえずそれだけの時間を、何かに熱中できたこと、また<やめる勇気>があったことを誇らしく思います。今の仕事を頑張れていることもうれしいです」
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――俳優として大事にしているルーティンや考え方はありますか?
「ルーティンとまでは言えないですが...鑑賞中のドラマのセリフをマネしちゃいます。先輩の演技を観てそこに出てきたセリフを同じように繰り返すんです。これがいつの間にか癖になってました。テレビをつけて偶然やっていた初めて観るドラマでも、セリフを真似して言ってしまいます。ほぼ無意識にやってしまいますね」
――最近ハマっていること(食べ物、音楽、映画...何でも)や趣味は?
「自分たちの曲にハマってます。今(取材時)はグループ活動をしている最中で、もう少ししたらコンサートのために日本に行きます。ずっと歌って練習しているので、自分たちの曲にハマらざるを得ないですね(笑)。普段の趣味なら、ひとりでお酒を飲むことですかね。ひとり酒はよくない、と言われる理由が分からないです!すごくいいのに。一人で飲むときは大体ウイスキーを飲みますが、ビールもいいですよね。日本のビール、おいしいです!」
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――本作は日韓同時配信がされます!これまでに日本のドラマや映画をご覧になられたことはありますか?
「『花束みたいな恋をした』を知ってます。本当にいい映画でした。あと『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』もよかったです。日本の恋愛ものが好きです。日本の作品には、独自の感性があって好きですね」
――過去に日本に行ったことはありますか?もしくは、行ってみたい場所はありますか?
「ほとんどの場所に行った気が...。随分前の話ですが、岡崎市という地域で食べた豚骨ラーメンが驚くほどおいしかったです。町並みもすごくきれいでした。『クレヨンしんちゃん』に出てきそうな家や道があっていい所だなと思った記憶があります。また行きたいですね」
――日本に行ったら何をしたいですか?
「今はファンの皆さんに会いたいですね。長いこと会えていないので...日本のファンの方々がよく韓国まで来てくださいます。リアクションも可愛い!みんな大好きです!だから、韓国まで来てくれたり、長く待っててくれた皆さんにコンサートやファンミーティングなど、どんな形でもいいのでお会いして恩返しをしたいです」
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――好きな日本語、または最近学んだ日本語は?
「話せる日本語は"トイレはどこですか"や"何歳ですか"などといった言葉です。昔、日本語で失敗したことがありまして、ホテルのルームサービスでステーキを2つ頼みたかったのですが"ふたつ"という言葉を知らなかったんです。それで翻訳機を使ったら出てきたのが"ずがい"で...。"ずがい下さい"と言ってしまいました...。対応してくれた店員さんは困惑されてたので英語で"ツー、プリーズ"と言ったら伝わりましたが...、『ずがい』=『頭蓋骨』ってことにずっと気付きませんでした。日本語で数字、ちゃんと覚えないとですね」
――好きな日本食は何ですか?
「牛カツや寿司が好きです!ラーメンも好きです。あとは...油そばも好きです。餃子も!日本の食べ物は美味しいですね!ほとんど制覇したかも!」
――今後、日本でドラマファンミーティングをするならばどんなことをしたいですか?
「ファンの皆さんが望むことをやりたいです。俳優として、ファンミーティングに参加したとしても僕は歌って踊ることもできるので、いろいろと楽しめる内容を準備したいです。待ってくれたファンの皆さんのために。ファンミーティングに来たことを後悔しない、楽しいイベントにしたいです!」
――最後に日本の視聴者の皆さんにメッセージをお願いします
「『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』が配信開始されました。既にご覧になった方は、このインタビューを見てからもう一度観るとより楽しめると思います。まだ観ていない方はぜひ観ていただきたいですね。1人でも多くの方に『第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~』が届くとうれしいです」
文=HOMINIS編集部
作品情報
第4次恋愛革命 ~出会いはエラー:恋はアップデート~
配信:全16話 Prime Video独占配信中(日韓同時配信作品)
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Prime Video
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