「テプン商事」「CASHERO」と話題作が続くジュノ(2PM)、映画デビュー作「監視者たち」から際立っていた俳優としての高いポテンシャル
2025.12.25(木)
アーティスト活動と並行し、俳優としても目覚ましい活躍を見せる2PMのジュノが、2026年1月に36歳を迎える。JYPエンターテインメントから独立後も活動は盤石で、2025年はNetflixシリーズの話題作に相次いで主演。IMF危機が吹き荒れる中で奮闘する新米社長役が好評だったドラマ「テプン商事」に続き、12月26日(金)からは、風変わりなヒーローに扮する「CASHERO ~ヒーローは現金を持つ~」が配信されるなど、ジャンルを超えた幅広い演技が"俳優・ジュノ"の魅力を輝かせている。
(C) 2013 OPUS PICTURES & ZIP CINEMA, All Rights Reserved.
そんなジュノの俳優としてのキャリアを振り返る上で欠かせないのが、2013年のスクリーンデビュー作「監視者たち」だ。香港ノワールの名手ジョニー・トーが製作に加わった香港映画「天使の眼、野獣の街」(2007年)を、韓国を舞台に大胆にリメイクした本作は、警察内の特殊な監視専門チーム"監視班"と、その追跡をかわす凶悪組織の攻防を描いたサスペンスアクションだ。
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主要キャストに名を連ねるのは、韓国映画界きっての実力派俳優たちだ。監視班の班長でベテラン刑事ファン・サンジュンを、強烈な個性と存在感を放つソル・ギョングが演じ、天才的な記憶力と観察力を持つ新人女性刑事ハ・ユンジュを、Netflixシリーズ「匿名の恋人たち」が話題のハン・ヒョジュが務める。
さらに、冷徹な犯罪組織のリーダー・ジェームズ役には、12月24日より配信中の最新ドラマ「メイド・イン・コリア」が注目を集めるチョン・ウソンを配置。豪華キャストが織り成す緊迫感ある演技合戦だけでも見応え十分だが、韓国版は、オリジナルの香港版を凌駕するスケール感とアクション要素が盛り込まれた点も話題に。韓国で観客動員数500万人超えという記録を叩き出すなど、興行的な成功を収めている。
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その中でジュノが演じたのは、監視班のメンバーとして活躍する"通称リス"だ。フレッシュさと軽やかさを兼ね備えたキャラクターで、チームの空気を"マンネ"の立ち位置で和ませるムードメーカー的な役割を担う。ノリがよく、愛嬌と親しみやすい笑顔を見せる一方、"変装"や"尾行"などスリリングな監視のシーンでは、若さゆえの機敏さを生かした動きが印象的だ。
班長の"ハヤブサ"ことサンジュンら、チームからの信頼も厚く、軽快かつ懸命に任務を遂行しようとするリスの姿は、後の円熟した演技とは一線を画している。中でも、逃走中のジェームズと対峙する瞬間は、記憶に刻まれる"衝撃のシーン"であり、ごく短時間で繊細に変化する若さゆえの危うい表情が見逃せない。
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作品全体での出演シーンはさほど多くないが、俳優としてベテランの域に入ってきた現在の姿とはまた異なる、ハツラツとした魅力に溢れている。それほどに鮮烈な印象を残すこのリス役は、俳優・ジュノの進化を再認識させてくれる貴重な記録と言えそうだ。
文=川倉由起子
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