妻夫木聡が自然の佇まいで圧巻の演技力を見せつけた秀作!安藤サクラ、窪田正孝共演の重厚な人間ドラマ「ある男」
2025.12.23(火)
12月に最終回を迎えたドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」で主演を務めていた俳優・妻夫木聡。JRAの全面協力のもと、競馬の世界の内情を細やかに描いた本作。ひたすらに夢を追い続け、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく人間と競走馬の20年にもわたる壮大で熱い物語が、観る者の胸を打った。
ほかにも連続テレビ小説「あんぱん」で朝ドラ初出演を果たしたり、9月に公開された映画「宝島」で主演を務めたりと、2025年も確かな演技力で存在感を放った妻夫木。そんな彼の近年の出演作の中でも特に印象深いのが、第46回日本アカデミー賞で最優秀作品賞や最優秀監督賞ほか、主要8部門の最優秀賞に輝いた映画「ある男」だ。芥川賞作家・平野啓一郎の同名小説を、「愚行録」(2017年)や「蜜蜂と遠雷」(2019年)の石川慶監督が映画化した本作で、妻夫木は本作で最優秀主演男優賞に輝いた。
横浜で弁護士をしている城戸章良(妻夫木)は、かつて離婚調停を請け負った女性・里枝(安藤サクラ)から、奇妙な話を聞く。離婚後、故郷に帰っていた里枝は、そこで"谷口大祐"と名乗る男性(窪田正孝)と出会って再婚し、平穏で幸せな家庭生活を送っていたという。しかし、ある日、大祐は仕事中に不慮の事故で急死してしまう。失意の中、なんとか葬儀を執り行った里枝。生前の大祐はあまり家族のことを話したがらなかったが、法要には大祐の兄・恭一(眞島秀和)も駆け付けた。ところが、仏壇に手を合わせた恭一が「写真、置いてやらないんですね」と一言。「置いていますけど...」と里枝が大祐の遺影を差し出すが、それを見て「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げる。思いもよらぬ事態に困り果てた里枝は、再び弁護士の城戸を頼ることに。こうして城戸は、身元不明の"ある男"の正体を明らかにするべく、調査を開始する...。
■城戸の感情が沸々と混み上がり、溢れてしまうさまを繊細に描き出す...妻夫木聡の卓越した演技力
(C)2022「ある男」製作委員会
城戸が里枝から不思議な依頼を受けたことから展開する本作。城戸は"ある男"の正体と、彼がなぜ"谷口大祐"と名乗って生きていたのか、その理由を探り始めるのだが、その過程で次第に自分自身とも向き合うことになる。人権派の弁護士として名が通っており、依頼者からも深い感謝を示される優秀な弁護士で、妻と息子と何不自由なく暮らす城戸。しかし、実際には自身の出自から来る生きづらさや、妻や義両親との関係の中で息苦しさを感じていたのだ。そんな彼が、"ある男"が自身の人生を捨ててまで他人の名前を名乗って生きる選択をした理由に近付くにつれて、今まで蓋をしていた自身の生きづらさにも目を向けざるを得なくなっていき、"自分の存在意義とは"という深みにハマっていく。当初はにこやかで、何か言いたげなことがあっても言葉を飲み込んでいた城戸が、苛立ちを表に出したり声を荒げたりと、感情をあらわになっていくさまは、ひりつくような緊張感に溢れていた。小さなきっかけから城戸の心に少しずつ亀裂が入っていくさまを、グラデーションのようにナチュラルに映し出した妻夫木の演技が見事。"ある男"の正体の鍵を握る服役囚の小見浦(柄本明)と対峙する場面での、圧巻の演技合戦にも注目だ。
(C)2022「ある男」製作委員会
最愛の夫が偽名を使っており、実際にはどこの誰かもわからない人物だったという不安や虚無感を抱きつつも、時間をかけて事実と向き合っていく里枝を好演した安藤。そして、大祐と名乗っていた"ある男"の壮絶な過去と、そこから起因する自分自身のことを忌み嫌うがゆえの慟哭を表現した窪田の鮮烈な演技にも引き込まれる。
妻夫木、安藤、窪田を中心に、仲野太賀、清野菜名、河合優実ら実力派俳優陣が脇を固めた本作。"ある男"の存在を通して、観る者にもさまざまなことを問いかける重厚な人間ドラマに仕上がっている。どんな作品の中でも自然の佇まいでありながら、確固たる演技力を披露する妻夫木の役者としての魅力を、本作でも味わっていただきたい。
文=HOMINIS編集部
放送情報
ある男
放送日時:2025年12月27日(土)21:15~
チャンネル:WOWOWライブ(スカパー!)
放送日時:2025年1月11日(日)8:50~
チャンネル:WOWOWシネマ(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
出演:妻夫木聡 安藤サクラ 窪田正孝 柄本明 真木よう子 仲野太賀 清野菜名
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