中村カンナ、SNS発話題作『教育番組』中編アニメ化と節目への思いを語る
2025.12.20(土)
SNSで話題のオリジナルアニメ「教育番組」が、中編アニメとして新たな展開を迎える。
"存在しない教育番組"という独自のコンセプトで注目を集めてきた本作は、クリエイター・ももにくすによる作品で、2026年2月に東京、3月に大阪でファンイベント「教育番組祭」が開催されることが決定した。 開催を記念した初の中編アニメやショート動画など、さまざまな特別企画が進行中だ。
今回は、ショート動画「タマへの10の質問」撮影後に、パウル役を務める声優・中村カンナにインタビューを敢行。キャラクターへの向き合い方や、中編アニメならではの見どころについて話を聞いた。
――初めに、「教育番組」でタマやパウルといったキャラクターに触れた時の最初の印象を教えてください
「私だけじゃないと思うんですけど、タマに共感できる同世代の人がたくさんいるんじゃないかなと思ったのが第一印象です。私自身も刺さるところがあるし、でもパウルの気持ちも分かるという感じで...。実は私の妹が、どちらかというとかなりタマに似ているんです。私と会話した時に、パウルとタマみたいな空気感になる時があって、パウルのように正論をぶつけて舌打ちされるとか、そんな経験を思い出しました」
――演じていく中で、その印象は変わっていきましたか?
「そうですね。パウルって一見カラッと明るいイメージなんですけど、ふと見せる影の部分がありますよね。やっぱり誰しも、一見明るく見える人でも、何かしら心でもやっとしている部分は必ずあるんだろうなっていうのを、パウルを通して感じました」
――パウルを演じる上で意識されていることはありますか?
「とにかくタマには元気に過ごしてほしいという気持ちが、きっとパウルの中では一番あると思うので、セリフを喋る時には余計な含みを持たせず、ストレートな気持ちをぶつけるという意識があります。また、落ちとなる部分がパウルは多いので、タマに刺されたりする時のリアクションのバリエーションは、パウルの面白いところの見せ所だなと思って頑張った記憶があります」
――今回の「タマに聞く10の質問」の撮影を終えての率直な感想はいかがですか?
「こういった(喋らないキャラクターたちを回す)撮影は初めてだったので、なかなか珍しい経験でした。ちょっと正解が分からないまま終わってしまったというのが、『大丈夫かな......』という率直な感想なんですけど(笑)。面白かったのは『見どころを一言で言うと?』という質問で、タマが『花火』と言っていたところですね。私も同じことを思っていて、そこは共感できました。あれは本当に面白い部分だったので、『そうだよね』と思いながら聞いていました。あと、スカッピーとタマの距離感が面白くて、ちょっと2人には仲良くなってほしいなって思います」

――撮影の様子はいかがでしたか?
「距離感が難しかったですね。タマとは何回か会ったことがあって、パウルを通してなのか分からないんですけど、私の方がスカッピーより気を許してくれている感じはあったんです。だからずっとこっちに視線が向いていて、だんだん近づいてきて......『タマだな』って思いました」
――撮影では、スカパー!が2026年に30周年を迎えることについての質問もありましたが、中村さんご自身は何か節目を意識されていますか?
「そうですね。今、声優になって経歴が7年なので、私が意識しているのは、あと3年で10年になるという節目です。最近よく考えることが多くて、『自分にしかできない表現』みたいなものを、あと3年で確立させたいなっていう、真面目な感じで意識しています」
――7年間声優を続けてこられる上でのモチベーションや、乗り越えてきた壁などはありますか?
「声優の仕事は、ずっとオーディションを受け続ける世界で、何百人って受けている中で1位にならないとお仕事がもらえないんです。だからモチベーションの保ち方を常に模索しないと、だんだんタマみたいに心が揺いでしまう。目の前の仕事をコツコツ楽しんでやること、どこかに面白さを見出すこと。そうすれば、聞いている側も制作サイドも『この人、楽しんでやってるな』という印象を持ってもらえると思います。それが私らしさかなと思って、とにかく目の前のことを楽しむことを第一に頑張っています」
――最後に、この中編アニメの魅力と、作品のファンに向けたメッセージをお願いします
「今までは数十秒で終わる内容が続いていた『教育番組』ですが、今回はしっかりとしたストーリーになっていて、いつもとは違う雰囲気になっています。これまで登場してきたキャラクターもたくさん出てきますし、それぞれの深掘りが改めてされているなと、中編アニメですごく感じました。さらに、『これから教育番組はどうなっていくんだろう』という含みも感じられる内容になっているので、今後の『教育番組』が期待されるようなつながりになっていると思います。これからも『教育番組』の応援、よろしくお願いします」
文=HOMINIS編集部
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