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「JIN−仁−」でも共演...大沢たかおと中谷美紀のロマコメならでは掛け合いが絶妙なクリスマスムービー「7月24日通りのクリスマス」

2025.12.12(金)

「7月24日通りのクリスマス」 (C)2006「7月24日通りのクリスマス」製作委員会
「7月24日通りのクリスマス」 (C)2006「7月24日通りのクリスマス」製作委員会

再現度の高さで原作ファンからも高い評価を得た「キングダム」シリーズでの王騎や、「沈黙の艦隊」シリーズの主人公・海江田四郎など、厳格なキャラクターを持ち前のオーラを活かして堂々と演じ、存在感を示している大沢たかお。そんな彼の出演作の中でも、2009年と2011年に2シーズンにわたって放送されたドラマ「JIN−仁−」シリーズは未だに根強い人気を誇っている。

2000年代当時、映画へと軸足を移していた大沢が「昔の男」以来8年ぶりにテレビドラマに復帰した「JIN−仁−」は、江戸時代にタイムスリップしてしまう医師・南方仁の奮闘を描き、韓国でもドラマ化されるほどのヒットを記録。中谷美紀が演じる花魁・野風(現代での仁の恋人・友永未来との2役)との関係も注目を集めた。

そんな大沢と中谷が「JIN−仁−」以前となる2006年に共演を果たしていたのが、12月23日(火)にWOWOWシネマで放送される映画「7月24日通りのクリスマス」だ。

■内気なヒロインの恋の行方を描く中谷美紀×大沢たかおのラブコメディ

芥川賞作家・吉田修一が故郷の長崎を舞台に描いた恋愛小説「7月24日通り」を映画化した本作。坂が多く、路面電車が走る長崎をポルトガルに実在する"7月24日通り"と重ねながら、ロマンティックな恋の妄想に耽る内気なヒロインの恋の行方を、中谷と大沢のダブル主演で描いたラブコメディだ。

長崎の市役所に勤める内気で平凡なサユリ(中谷)は、妄想の中で長崎の街をポルトガルのリスボンに置き換え、ロマンティックな恋愛を夢見ていた。クリスマスをひと月後に控えたある日、大学のOB会に出席したサユリは、東京で成功した先輩・聡史(大沢)と再会。思いがけずデートに誘われ、舞い上がるが...。

■中谷がコミカルな演技でも地味なキャラクター像を表現

映画の公開当時、「電車男」(2005年)のエルメス役での洗練された美女っぷりでも人気を集めていた中谷。村上正典監督&金子ありさ脚本という「電車男」のコンビが手がけた「7月24日通りのクリスマス」で演じたのは、華やかなエルメスとは真逆とも言える様な地味な女性だ。ボサボサの髪の毛に太縁のメガネ、ダークカラーのニット&ロングスカートとビジュアルから地味なスタイルを披露している。

朴訥とした喋り方やテンパリっぷりなどコミカルな演技でもキャラクター像を表現し、不釣り合いでは...と悩む妄想と現実の狭間で揺れ動く恋心や、徐々に垢抜けていくと同時に心も明るくなる変化も体現する。

■"永遠の王子様"を演じた大沢の爽やかな雰囲気と抜群の説得力

一方、相手役となる大沢はサユリが脳内で付けている妄想ランキング1位を独走する"永遠の王子様"という役どころ。持ち前の爽やかな雰囲気を存分に活かし、今をときめくライティングデザイナーという成功者を演じた。サユリと同級生ならではの砕けた掛け合いなど、コミカルな恋模様を繰り広げていく。

主演の2人のほかにも佐藤隆太、上野樹里など豪華キャストが揃い、さらに眼鏡橋、グラバー園といった名所をはじめ異国情緒に満ちた街並みなど、長崎の美しい風景も目を惹く「7月24日通りのクリスマス」。クリスマスシーズンは、本作でロマンティックな気分を味わいたい。

文=HOMINIS編集部

放送情報

7月24日通りのクリスマス
放送日時:2025年12月23日(火)21:00~
チャンネル:WOWOWシネマ(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合があります