ソ・イングクのファンへの想いが詰まったコンサートの熱気...「月刊彼氏」「明日も出勤!」などが控える俳優活動とはまた違う、"アーティスト"としての一面
2025.12.2(火)
BLACKPINKのジスと共演するNetflixシリーズ「月刊彼氏」や、「財閥家の末息子」(2022年)でブレイクしたパク・ジヒョンと共演する「明日も出勤!」といった、楽しみなロマンスドラマが控えているソ・イングク。彼の俳優としての地位は不動のものとなっているが、ファンが同時に待ち望んでいるのは、もう一つの顔である"アーティスト"の姿だ。
今年11月には、東京・大阪の2都市でコンサート「2025 SEO IN GUK CONCERT TOUR IN JAPAN [SIGNAL]」も開催されたばかり。ソ・イングク自身が全体プロデュースを手掛けたSpecial Mini Album「IRO」の収録曲はもちろん、彼が参加した数々のドラマOST、日本の名曲カバーに至るまで多彩なナンバーをステージで披露。優れた音楽的才能をより深く感じられるオールバンド編成のライブで、会場を熱狂させた(東京公演の模様が2026年2月に衛星劇場にてTV初放送)。
(C)THE STAR E&M
そのちょうど1年前に開催され、ファンとの交流に沸いた「ソ・イングク JAPAN FAN CONCERT TOUR 2024[Heart UTOPIA]」の神戸公演(2024年11月5日開催・神戸国際会館こくさいホール)の模様が、12月7日(日)に衛星劇場にてTV初放送される。
2024年9月にミニアルバム「SIGnature」をリリースしたイングクが、歌はもちろん、様々なゲームに挑戦するなどアットホームな雰囲気で進行した[Heart UTOPIA]。
オープニングはミニアルバム収録曲「Right Now」を歌いながら登場し、その瞬間、彼を歓迎するように揺れるペンライトで会場が一体感に包まれる。客席から「(日本デビュー)11周年おめでとう!」とお祝いの言葉が投げかけられると、「ありがとうございます!」と笑みを浮かべ、「振り返ってみると本当に早かったなと思います」と心境を語った。
(C)THE STAR E&M
"ファンコンサート"というだけあって、この公演の魅力は何と言っても、ファンとの距離の近さだ。
イングクにやってもらいたいアクションをファン投票で決める「HEART VOTE」のコーナーでは、その場でチョイスしたアクションを即興で披露。セクシーな表情や愛嬌、ダンス、出演作のセリフ...などを繰り出すも、本気で照れるイングクの様子に会場も沸き立つ。9つのパネルに隠されたクイズやミッションに挑む「HEART BINGO」のコーナーでは、回答に悩むイングクに客席から思い思いのジェスチャーでヒントを送り、見事正解するという抜群のチームワークも...。イングクとファンが共に場を作り上げていく一体感が随所に感じられれた。
後半は、イングクの歌の魅力をたっぷりお届けするステージへ。赤いブレスレットを手首につけて歌った「運命の糸」を皮切りに、大人の色気が漂うアップチューン「Out of time」、伸びやかな歌声が響く「空のかおり」をパフォーマンス。楽曲ごとに異なる声色や表情で魅了し、客席の視線を支配するイングクから目が離せない。本編ラストの「君という花」は、温かみのある歌声で美しい日本語の歌詞を熱唱。ステージを降りる瞬間まで大きな拍手が送られていた。
(C)THE STAR E&M
[Heart UTOPIA]には、ソ・イングクと"HEARTRIDER(ファン)"が同じ空間・時間・感情を共有し、理想的な世界(ユートピア)を共に作っていきたいという想いが込められている。「僕にとってのユートピアは、皆さんがいる"ここ"です」――MC中に語られた彼自身の真摯な言葉からも、その想いがヒシヒシと伝わってくることだろう。
アーティストとしての才能はもちろん、誠実な人柄やファンを深く想う気持ちが溢れたひと時に、心がじんわりと温かくなる違いない。
文=川倉由起子
放送情報
ソ・イングクJAPAN FAN CONCERT TOUR 2024[Heart UTOPIA]<神戸公演>
放送日時:2025年12月7日(日)20:00~
チャンネル:衛星劇場(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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